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異世界少年~ロリエルフにTS♀して日本に転生! 言葉は分からないけど、過保護で美人なお姉さんに拾われて何とか生きています!  作者: 二宮まーや
第1章

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世話焼きな葵お姉ちゃん





(あおい)視点





「んん〜やっと、一区切りついたわね」


 エルちゃんがテレビを見ている間に家事や洗濯等、全て終わらせました。換気扇の掃除まで出来たから今日は上出来と見て良いかな♪


「本当は他の部屋の掃除もしたいけど、この家デカすぎるのよね……家族はエルちゃん、お姉ちゃん、タマちゃんと私で4人だけなのに」


 庭も広いので、固定資産税やら色々と掛かっちゃうからね。最近は物価高や増税ばかりで、日本の経済はどんどんと衰退して貧困国家へと進んでいます。五公五民から六公四民になろうとしてるし。検討の加速ばかりされてもねぇ……しかも増税案と売国政策。


「あら? こんな所にクリームパンの袋が落ちてる……しかもこれ、私が食べようと思ってた1つ358円もする高級クリームパンじゃん」


 ふむふむ、私のクリームパンをこっそり食べた犯人は1人しかおりませんね。タマちゃんは猫ちゃんだから食べれないし、そもそも袋からクリームパンを取り出すのは不可能。


「エルちゃん〜ちょっとこっち向いてくれるかなぁ?」

「んぅ?」

「あはは、やっぱりか......」


 エルちゃん気付いてないかもしれないけど、お口周りにカスタードのクリームがべっとりと付いてるね。良し、このクリームパンの袋をエルちゃんに見せてみよう。


「エルちゃん、もしかして葵お姉ちゃんのクリームパン......食べた?」

「――――――!?」

「あ、エルちゃん大丈夫!?」


 エルちゃんはクリームパンの袋を見た瞬間、酷く動揺したと思えば、椅子と一緒に後ろへとひっくり返えってしまいました。


「ううっ......ぐすんっ」

「そんな動揺しなくても良いんだよ? 別に怒って無いからさ。ほら、こっちにおいで♪」

「…………」



 ふぅ......良かった。怪我は無いみたいね。それにしてもエルちゃんは本当に食いしん坊さんだね〜あればあるだけ食べてしまいそうな勢いだもん。これは家に買い溜めして置いとくのはちと危険かもしれないね。食べ過ぎは良くないから......


「エルちゃん、お口周り汚れてるから拭き拭きするよ」

「んん!?」

「こらこら、暴れたら危ないよ? 大人しくしないと葵お姉ちゃんがぺろぺろして拭き取っちゃうぞ〜?」


 やれやれ、本当に世話の掛かる妹♡ 私はエルちゃんのお口周りのクリームを綺麗にティッシュで拭ってあげました。


「あら? エルちゃん、爪伸びて来たね」

「――――――?」

「葵お姉ちゃんが爪切ってあげるね。ちょっと待ってて」


 爪切りを持って来るとエルちゃんは首を傾げながら、興味津々と言った様子で見ています。


「――――――?」

「これは爪切りと言って、伸びた爪を切るアイテムなの」

「――――――!?」

「あ、エルちゃん何処行くの!?」


 エルちゃんの前で、爪を切る動作を手の動きで見せてあげた途端、エルちゃんは体を震えさせながら机の下へと潜り込んで逃げてしまいました。そんなに怖い物では無いのだけど......



「――――――! ――――――!?」

「エルちゃん落ち着いて、ね? 爪切るだけだから、直ぐに終わるよ♪」

「ぐすんっ、――――――?」

「怖がらなくても大丈夫だよ〜ほら、葵お姉ちゃんの膝の上においで♪」


 お? エルちゃん出て来るかな?


「…………」

「うふふ♡ 怖くないよ♪」


 う〜ん、どうしたものだろうか。あ、ここは餌で釣ってみようか♪ 楓お姉ちゃんのポテトチップスが戸棚に確か眠っていたわね。


「――――――?」

「エルちゃん、ちょっと待っててね」

「にゃ〜ん♪」

「あらあら、タマちゃんどちたの? あ、タマちゃんも爪伸びてるね〜」


 この際お姉ちゃんとして、エルちゃんとタマちゃんの爪を切ってあげよう。タマちゃんは素直に言う事をいつも聞いてくれるので問題無いとして……


「まあ、ポテトチップス見たら近寄って来るでしょう」


 我が家の小さなお姫様の捕獲方法は、餌(お菓子)で釣る。食いしん坊さんだから喜んで飛びついてくる筈。エルちゃんが来たら、用意した抱っこ紐でエルちゃんの身体を私の体に縛り付ければ完璧。うふふ♡


 葵はニヤニヤしながら、台所にある楓のポテトチップスを戸棚から取り出して再びリビングへと戻るのであった。


「ああ! こんな所にめっちゃ美味しいお菓子があるよ! チラッ......」

「…………?」


 お、エルちゃんが机の下から上目遣いでこちらを見ていますね。後は私がポテチを食べたら完璧ね♪


「んん! おいひい〜♪ 何と言う美味しさ!」

「··········!」


 新発売のネギ塩牛タン味……やば、マジで美味しい。私も今度コンビニ行ったら買おうかな。中途半端に残すよりもいっその事全部食べちゃおうかな......お姉ちゃんには悪いけど。


「――――――?」

「ん? エルちゃんも食べたいの?」

「――――――!」

「ほら、こっちに来てくれたら食べさせてあげるよ♪」

「にゃーん」

「あ、タマちゃんは食べたら駄目だよ? タマちゃんには後で猫ちゃん用のおやつあげるね♡」


 てか、エルちゃんが可愛過ぎる! トコトコとこちらへ近寄って来てまんまと罠に掛かったわね♪


「――――――!?」

「はい、捕まえたよ〜♡ ちょっとおてて見せてね〜」

「――――――!!」

「ほほう、暴れると言うなら……こちょこちょの刑だよぉ♪」

「――――――! ――――――!?」


 エルちゃんの弱点は、お耳、脇の下、首やお腹で弱点だらけです♪ 楓お姉ちゃんがエルちゃんをこちょこちょして遊んでるのをたまに目撃するけど、今ならお姉ちゃんの気持ちが良く分かる。これは堪らないね♡


「――――――!」

「ほら、タマちゃんが見てるよ? ここはエルちゃんがタマちゃんに爪の切り方のお手本を見せてあげないとね♪」

「にゃう!」

「――――――!?」


 良し今なら行ける! 


「ぐすんっ、―――――――――!!」

「大丈夫、怖くないからね♪ 葵お姉ちゃんを信じて♪」

「ふぅぇぇえええええええんんんんん!!!」

「あちゃあ......よしよし♡ ほら、エルちゃんポテチだよ。あ〜んして♪」


 これは苦労しそうですね......トホホ。でも、お姉ちゃんとして色々とエルちゃんに教えてあげるのも立派な務め! 楓お姉ちゃんは甘いけど、私はしっかりとエルちゃんの事を教育してあげるからね!







 ―――30分後―――








「はぁ……はぁ……疲れた」

「んみゅ......ぐすん」

「エルちゃん良い子良い子♪ 良く頑張ったね♡」


 エルちゃんは私の膝の上で泣き疲れたのかグッタリとしています。何だか寝ちゃいそうだね。


「――――――」

「ん? エルちゃんお眠かな?」


 まあ、まだお昼前だけど少しエルちゃんを寝かしつけようかな。エルちゃんが寝ている間にトイレ掃除とお昼ご飯の準備をしよう。


「エルちゃん、葵お姉ちゃんと少しお寝んねしよっか」

「ふわぁああ......んんっ」

「うふふ♡ 可愛らしい欠伸だね〜」


 ソファでエルちゃんがお寝んねするまで、私も横でぴったんこしてあげよう。エルちゃんは寂しがり屋さんだからね♪ 


「あおいねーたん......ん!」

「葵お姉ちゃんが一緒に寝んねしてあげるからね♪」

「ふにゅ......」



 あ、クッションが無い。まあいいや、私が腕枕してあげよう♡


「あらあら♡ 私の腕枕より、おっぱい枕の方が良いのね♪ ほら、こっちおいで♡」

「――――――」


 エルちゃんが、私の胸を枕にして横になって数分後......小さな寝息がすぅ……すぅ……と聞こえて来ました。


「エルちゃんの小さいおてて♡ むにむに♡」

「んん……」

「頬っぺたもつんつんしちゃお♪」


 このまま私も一眠りしようかな。どの道動けないし......


「にゃ〜ん」

「タマちゃんも一緒にお寝んねする?」


 何だか尊い光景ね♪ エルちゃんの直ぐ真横にタマちゃんが寄り添いながらくっ付いてる。


「エルちゃんが起きたら少し遊んであげよう♪」


 私はエルちゃんを優しく抱きしめながら、夢の中へと次第に堕ちて行くのでした。


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