初めてのお漏らし
◆楓視点
「エルちゃん~そろそろお姉ちゃんとお寝んねしましょうね~♪」
「――――――。」
「あらあら、もう寝ちゃいそうだね。うふふっ......葵お姉ちゃんは今お風呂に入ってるから、先にお姉ちゃんと一緒に横になろっか♪」
「――――――?」
現在の時刻は22時13分、私とエルちゃんはもう寝る準備は万端です! 後は葵ちゃんを待つだけなのですが、どうやらエルちゃんの方が先に限界が来ちゃったようですね。
「んみゅ......」
「よしよし♡ お姉ちゃんの腕の中で先にお寝んねしても良いんだよ♪」
はぅ♡ 目をゴシゴシと擦りながらエルちゃんが私の方を見ています♪ エルちゃんを見ているだけで全てが満たされる様なそんな気持ちです♡ こんなにも穏やかで愛おしい幸せな時間が続いてしまったら......私は理性を失った魔物と化してエルちゃんを欲望のままにぺろぺろしてしまうかもしれない。
「うふふ♡ デュフフ♡」
「ふにゅ......?」
私はウトウトしているエルちゃんを抱っこして、寝室へと連れて行ってあげました。
「エルちゃん、寝室に着いたよ~」
「すぅ......すぅ......んにゅ」
「あらあら、もう寝ちゃったかぁ。エルちゃんも今日は色々あって疲れちゃったよね」
私はベッドの真ん中にエルちゃんをそっと横に寝かせて、肌触りの良いタオルケットを掛けてあげました。エルちゃんは警戒心ゼロの無防備な状態で、気持ち良さそうにスヤスヤと眠っております。
「お姉ちゃん! エルちゃん! お待たせ~♪」
「葵ちゃん、しーっだよ♪」
「ありゃま、エルちゃんもう寝ちゃったんだ。起こさないようにしなくちゃね」
そして私と葵ちゃんも一つのベッドに入って、エルちゃんの横に寝転がりました。エルちゃんを真ん中にして、左に私で右に葵ちゃんです♪ 川の字で妹達と同じベッドに寝る。楽園はどうやらここにあったようです♡
「ねぇ、お姉ちゃん」
「ん? どうしたの?」
「お姉ちゃん今は休みだからまだ良いけど、仕事始まったらエルちゃんの面倒見れないよね」
「そうね......お姉ちゃんもエルちゃんが心配だけど仕事を休む訳には行かないし......」
そこは私もどうしようか考えて居た所でした。最終手段として保育所とかお金を払えば面倒見てるくれるような場所に一時的に預けようとも考えましたが、それはそれで心配だったので結局はNGです。葵ちゃんに面倒を見てくれるようにお願いしようかとも考えてみましたが......
「お姉ちゃん、私しばらく配信や活動お休みするよ。お姉ちゃんが仕事で居ない間は、エルちゃんの事は私が面倒見るよ」
「葵ちゃん、本当に良いの? 葵ちゃんの事を待ってる人が沢山居るのに......」
「うん! 元々は趣味で始めた様なものだからね。それに完全に辞める訳では無いから。今ある企業案件が終わったらしばらく休止するよ」
「葵ちゃん......ありがとね」
私は葵ちゃんの優しさに少し涙が出そうでした。これで仕事中は安心が出来ると言うものです。
「――――――。」
「「なっ!?」」
私と葵ちゃんは口を開けて唖然としていました。何と、エルちゃんが今寝言でお姉たんと言ったのです! たまたまそういう風に聞こえただけかもしれませんが、凄まじい可愛いさと尊さの破壊力......何でしょうか。この胸のドキドキは......はっ!? もしかして、これが恋と言う物なのでしょうか!?
「もう♡ 甘えん坊さんなエルちゃん♡ お姉ちゃん見てよ! エルちゃんが私に抱き着いてきたよ~♪」
「あ、葵ちゃんだけずるいよ! 私もエルちゃん抱いて寝たい!」
「へへ♪ 抱き心地が最高♡ え? お姉ちゃんちょっと苦しいんだけど!?」
「お姉ちゃんの特権発動♡ 2人とも抱いて寝れば全て解決♡」
くんくん......あら? 葵ちゃんもしかしてコンディショナー変えたのかな? 髪の毛の艶が一段と磨きが掛かって洗練されているわね。
「葵ちゃん、コンディショナー変えた?」
「うん、良く分かったね。少し値段は高かったけど、前から少し気になってたんだ♪」
うふふ......そら、毎日葵ちゃんの頭を撫で撫でしたり、匂いを嗅いだりもしてるからね♪ 妹の事を把握して置くのも姉の責務よ♡ べ、べつに変態ではありませんからね!?
「匂いもめっちゃ良いね〜」
「お姉ちゃんも使って良いよ♪ むしろ私よりもお姉ちゃんの方が髪も長いし、使ったら更に髪の毛もサラサラになると思うよ♪」
「おおぉ〜ありがとう♡ 明日お風呂入る時に使って見ようかな♡」
私は他愛無い話しを葵ちゃんとしながら、優しく葵ちゃんの頭を撫で撫でしました。葵ちゃんは目を細めながら気持ち良さそうにご満悦の様子です♪
「お姉ちゃん、もっと撫で撫でして」
「はいはい♪ 葵ちゃんもエルちゃんと同じ甘えん坊さんだね〜♡」
「他のみんなには、絶対にこの事言わないでよね」
「うふふ♡ 内緒にするから大丈夫だよ♪」
「本当に? お姉ちゃんたまにポロッと言うから心配なのよね」
まあ、別に私が言わなくても葵ちゃんのお友達のみんなは知っているからね〜葵ちゃんがお姉ちゃん子で甘えん坊だと言う事♡
「んん〜むにゃむにゃ」
「あら? エルちゃんのえっち♡ お姉ちゃんのお胸ちゅぱちゅぱしても何も出ませんよ〜♡」
まあまあ♡ 夢の中でご飯食べてるのかしら? 私の胸を気に入ってくれたのかなぁ?
「本当、お姉ちゃん胸大きいよね.....何食べたらそんな大きくなるのやら。お姉ちゃんの胸メロンよりも大きいし」
「葵ちゃんも十分大きいよ♡ 葵ちゃんもお姉ちゃんの胸ちゅぱちゅぱする?」
「はぁい? そんな事する訳無いじゃん......やれやれ」
何だか葵ちゃんが可哀想な者を見るような目でじっーと見ています。葵ちゃんのジト目......これはこれで、何か新しい扉が開いてしまいそうだわ♡
「さて、そろそろ寝よっか。私も眠くなって来たよ」
「うんうん♪ 葵ちゃんおやすみ〜」
そして楓と葵はエルちゃんの小さな身体に、ピトッとくっ付いて3人は仲良くスヤスヤっ......と気持ち良さそうに寝るのでした。
一方その頃――エルちゃんは涎を垂らしながら、夢の中で沢山のクリームパンを食べている幸せな夢を見ているのであった。
◆エルちゃん視点
「んぅ......ふぅ......んにゅ?」
僕は誰かに抱きしめられているような温もりを感じながら目を覚ましました。大きな欠伸をした後にゆっくりと身体を起こそうとしたのですが、何故か身体が動きません。
「ふぁっ!?」
僕は驚いて思わず声を上げてしまいました。何と僕の身体に、お姉さん2人が抱き着いて気持ち良さそうに寝ていたのです!
僕の右側には昨日一緒にお風呂に入った、髪の長い綺麗なお姉さんが......そして左側にはボブカットヘアーの愛らしいお姉さんが寝ております。僕は首を横に振って、2人のお姉さんの顔をじっくりと見ていました。
(髪の長いお姉さんは、目の下に小さなホクロがあって大人の色気と妖艶な魔女のような雰囲気だ。唇から漏れる吐息が物凄く刺激的だ。ボブカットヘアーのお姉さんもこちらもまた違う方向での美人さんだよ)
そして、僕はお姉さん達の胸に無意識の内に視線が......僕は女性経験が全く持って皆無だったので内心凄くドキドキしています。更にはお姉さんから物凄く良い匂いがするのだ......ずっと嗅ぎたくなるような清潔感溢れる甘い香り♪
(ご、ごくり......2人とも服がはだけていて、物凄く大きなお胸が......はっ!? 僕は一体何を考えているのだ!? 貴族のお姉さん達をそんないやらしい目で見ちゃ駄目だ! お、落ち着くんだ僕......冷静になるんだ)
でも僕の精神は男である。僕も年頃の男の子なので女の子の身体に物凄く興味があった。今は僕も可愛い女の子の身体になってしまったけど、自分の身体もまだじっくりと見ていないのだ。
(少しくらいなら、お姉さんの胸触っても大丈夫だよね? だって、今の僕は女の子なんだ。女の子同士なら問題無いはず......)
僕はお姉さんの大きな胸を見ながら己の欲望と戦っていた。
「――――――。」
「っ!? び、びっくりした......寝言かな? ひゃあっ!?」
何とお姉さんは寝ながら僕の長い耳をお口でぱくりと咥えて来たのです! 僕は自分の耳がこんなにも敏感だとは思ってもおらず、未知の快感に戸惑っていました。
「お、お姉さん! そ、そこはだめ!」
「すう......すう......」
僕の耳にお姉さんの寝息が......僕は全身にイナズマが走ったような感覚を覚えます。そして今の僕にはもう1つの問題がありました。
「おしっこしたい......でもその前にお姉さん達起こさないと身動きが取れない」
僕はモゾモゾと動いて脱出しようと試みるが、それは失敗に終わってしまいました。お姉さん達はまだ気持ち良さそうに寝ていて、全く起きる気配が無いです。
(ど、どうしよう!? ここで漏らしたら今度こそ僕は......うぅ......)
僕は内心とても焦りました。尿意を感じ始めてから僕は漏らさないように下半身に力を入れました。トイレの場所は昨日お姉さんに教えて貰って把握はしている。最初はこの身体でおしっこするのに凄い苦労しましたけど。
「――――――。」
「えっ!? 待って! お姉さん!?」
髪の長いお姉さんは僕の服の中に手を突っ込み、お姉さんの指先が僕の肌の上に......もう! 何時まで僕の耳はむはむしてるんですか!?
(本当に寝てるのですか!? やばい、漏れそう。)
そしてお姉さん達の指先が次第にエスカレートして行き、僕はおしっこを漏らさないようにと必死でした。
「女の子の身体は、こんなにも敏感なのか......」
頭の中が真っ白になりそうだ。もうこれは、拷問に等しいのでは......でも何だろう......この未知の快感は。
「あ、あぁ......思わず声が」
まだ漏らしては無いけど、これは時間の問題です。
(も、もう駄目だ......我慢出来な......あっ、あぁ......)
そして僕は盛大におしっこを漏らしてしまい、ベッドを濡らしてしまいました。身体が痙攣を起こしたかのようにぴくぴくとしていて、下半身は何だか解放感が......
◆楓視点
「エルちゃん......元気出して、ね? お姉ちゃん達は全く気にしてないから、エルちゃんの歳の頃なんて葵ちゃんも私も良くお漏らししちゃったからさ。誰でも通る道何だよ~」
「うぅっ......ぐすんっ......ふぇええええんっ!!」
「よしよし、エルちゃん良い子良い子♡」
私や葵ちゃんが目を覚ました時に、エルちゃんが泣いていたのでとても焦りました。そして、布団が湿っていることに気が付いてから私と葵ちゃんは思わず笑みを浮かべてしまいました。そして葵ちゃんはシーツを洗濯するため現在洗ってくれております。
「あ、そうだ! エルちゃん、お菓子あるんだけど食べる?」
「ぐすんっ......んぅ?」
私はエルちゃんを抱っこしながら台所へと向かいました。確か戸棚の方にうめぇ棒が沢山残ってた筈です。
「エルちゃんほ~ら! うめぇ棒沢山あるよ! どの味が良いかなぁ?」
「――――――??」
「あるのは、チョコ味、トマト味、明太子味、コーンポタージュ味、サラダ味、うなぎのタレ味、バナナ味、どれが良いかな?」
「――――――。」
エルちゃんは賢い子です。言葉が通じなくても、何となくの動作で伝わるのです。そしてエルちゃんはさっきまで泣いてたのが嘘のように、今はうめぇ棒に興味津々です。これでひとまずは安心です。
「――――――?」
「これは王道のチョコ味だね♪ じゃあ私はサラダ味食べようかな~向こうのソファに座って食べよっか」
エルちゃんは初めて見るうめぇ棒を恐る恐る受け取り、じーっとチョコ味を見つめて少し怯えていました。私はその様子を見て思わずクスクスと笑ってしまいました。
「エルちゃん、大丈夫だよ~変な物は入ってないから。ちゃんと食べれるよ~」
「――――――。」
そして、私はエルちゃんを抱っこしながらリビングへと向かいました。




