一章『逃』 其の二 ~白夜陽子~
その日、僕らは特別な授業を受けるために、山にいった。
そこでまっていたのは、巨大な化け物。
化け物は、クラスメイトを潰し、委員長を爆発させた。
主人公の灰宮は、この化け物とどうたちむかうのか!!
灰宮を助けた謎の女の人は、誰なのか?
猿ごっこは、始まったのかい?
まさに、地獄!
怖がってたら死ぬだけだ。
其の二 ~白夜陽子~
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!いてぇぇぇぇ!」
痛い。痛すぎる。生で右手が無くなるなんて。化け物に食われた右手が、無くなったところが死ぬほど痛い。だから、痛すぎて意識を失ったんだろう。まだ、血も出てる。女の人が近づいてきた。そして、持っていた火を、僕の右手の切れ目に、火で焼いてきた。
「ほら、我慢しろよ。」
「あぁぁぁぁぁぁ!!!」
この人なにしてくれちゃってんだよ。めちゃくちゃ痛いとめちゃくちゃ熱いで叫ばずにはいられなかった。血は止まった。傷口を焼いて固めるとか、まるで鋼の錬金術師のロイ・マスタングじゃねーかよ。少し痛いけどなれてきた。
僕を助けてくれた女の人。女の人というより女性の方が適切だろう。身軽そうな戦闘系の迷彩柄の服。化け物たちとの戦いのためだろうか。ポニーテールで、見た目は二十代かな。とりあえず化け物がいなくなって、そのいなくなったのは彼女のおかげか。とりあえずお礼だ。そして、ここから帰るんだ。
「助けてくれてありがとうございました。できれば、救助を呼んで、帰りたいのですが、」
「助けた覚えはないけど、どういたしまして。ここからは帰れないよ。しょうがないから、私の作った家についてきてもいいよ。許可する。」
帰れない?救助はこんな山だから、電波もつながらないからいいとしても、山をおりればかえれるんじゃないのか。僕は帰れない理由を聞かずに、彼女に家についていくことを伝えて、案内してくれた。森のなかを歩いて。
「私の名前は白夜陽子。私はね、この改造された、猿っぽい人間をモンキーとよんでいる。私はモンキーについてならほとんど教えられるよ。」
「白、、白夜さん。白夜さんは、何者なんですか?帰れないのはどうしてですか?」
白夜さんは、少しにやついて僕に教えてくれた。
「私はね、散歩してたら君がたまたまいただけだよ。帰れないって言うのは、、、君には見えないのかい?体の炎が。」
体の炎。、、、っっ。右手の切れ目から炎が!いや!熱くない。熱くないのに炎が。白夜さんにも、右足に炎がある。この炎って、猫やカラスにあった炎か。同じようにみんなあった。
「その炎が、もうこのゲームといっていいのか、縛り、結界、監獄、みたいなもの、この白南に閉じ込められたってわけだ。」
「どうゆうことですか?夢でもあるまいし。あの猿がこの炎に関わってるわけですか?どうすれば炎が無くなるんですか?助けてください。お願いします!!」
「しつこい。私は君を助けないよ。力を貸す。知識を貸すだけだよ。教えてあげる。まず君の学校、国星高等学校、二年A組、君のクラスには人間が五人しかいない。」
僕はとても驚いた。頭がおかしくなりそうなくらい。人間がクラスに五人しかいなかったのか。この人は、わけのわからないことをいうひとだと思っていたが、そのとおりだったようだ。めちゃくちゃ頭が悪いらしい。この炎だって嘘だよな。おかしいよ。みんなのところに戻らないと。先生が心配してるよな。いや、あの机で寝てて、これは夢なのか?
「白夜さん、ドッキリにしては、手がこんでいますね!この炎だって、なんかの、なんかの油で、なん、かの、、、!!!!」
そうだよ。そうだ。右手が無いんだよ。炎は、なんかの油で熱くないようになっているとしても、右手のある感覚がない。
「君のクラスの人間は、まず君。灰宮 天和くん。二人目の小梅雨 花さん。三人目の星野 骸くん。四人目の空道 嵐くん。五人目の、、、」
「言うな!」
「おっと、」
「わかってるよ、わかってんだよ!僕以外、みんなあの猿に殺されたんだろ。死んだんだよな!星野は、目の前で潰されて、真河さんは、ボールをあてられて爆発して。そんな事、しんじたいわけないだろ!もう、俺も死にたいよ。」
「そうか。死にたいか。死ねばいい。でも、真河といったか。その真河 水無世は、人間じゃない。そいつは、AIロボットだったかな?」
「はぁ、はぁ、はぁ、、!!!!」
委員長が、AI、、。
「それと、君のクラスメイトの十人くらいがモンキーだよ。モンキーは、改造された人間だからね。そういう意味で改造されてないのは五人。君の眼があるのに、そんな事もできなかったのかい。天和くん。」
其の三に続く。
猿ごっこ 一章 其の二をみてくれてありがとうございます。内容はどんどん進みますよ。モンキーは人間だ!もし本当にモンキーになれたら、なりますか?僕はなりたくないですよ!もちろん。その理由は今後わかってきますよ。