一章 「逃」 其の一 〜野外授業〜
始めての作品です。誤字があったら、教えてほしいです。次回読みたくなるような小説を目指してます。
其の一 ~屋外授業の日~
今日は年に一度ある屋外授業の日。バスに乗って、「白南」という山で特別授業をする。この山は電波が圏外。建物は特別に建てられた校舎しかない。そこに一泊二日過ごすことになる。
「灰宮くんも、人狼ゲームする?」
「僕はいいよ。」
僕の名前は灰宮。人狼ゲームに誘ってくれたのはクラス委員長の真河さん。
「灰宮くん、この特別な校舎って、去年行方不明者が五、六人いたらしくて、あまり一人にはならないでね。」
「あ、うん。」
委員長はいい人。優しい人だ。本当にいいひとで、僕のたった一人の友達。人付き合いが苦手な僕に話しかけてくれるのは委員長だけだ。そしてバスが特別校舎に着いた。さっそく外での授業が始まった。
僕らが授業を受ける場所は校舎の中ではなく、外にある木の机と椅子で、太陽にあたりながら授業を受ける。先生の一人は、並んである机の前にある教卓とホワイトボードの前で話し、もう一人は、後ろで座っている。先生は二人だけだ。生徒は40人。横八列に、縦が五。僕は右すみの真ん中。僕は外を見ていた。授業を聞かずにぼーっとしていた。あれ?校舎が燃えている?突然の火事?あれ?みんな気づいていないのか?
「ニャー、ニャー。」
燃えている。この猫、燃えているのに生きているのか?猫が近づいてきた。周りのを囲んでいた森の木々も燃えている。燃えているカラスもたくさん飛んでいる。
「どうなっているんだ。」
僕は訳のわからない状況で止まっていた。いくらみんなを見ても、この異常な状態を見ても、みんな気づいていない様子だ。幻なのか?ずしん。ずしん。そして、森の中から大きい木と同じくらいの生物か近づいてくる。
「はぁ、はぁ、はぁ。」
なんなんだ。猿?熊?巨大な、獣毛な、白眼な、人のような口。そいつは、ボールを持っている。黒いボール。
「はぁ、はぁ、はぁ。」
僕はみんなのほうを見た。みんなまだ気づいていないのか?これは、夢なのか。
「はっ!」
みんなはすでに誰もいなかった。自分だけおいてかれた。みんな先に逃げていた。どうなっているんだ。僕は巨大な化け物が怖すぎて、そこて足がすくんでしまった。
「わきゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぅぅうううう!!!!!」
巨大な化け物がたくさん集まってきた。こっちをみてる。見た目はいろいろ。全身黒いやつや、茶色いやつもいる。どうすればいいんだ。それよりも、逃げたい。早く動け!まず化け物よりも火で燃えそうだ。みんなはどこに行ったのだ?そして、爆発した音が聞こえた。見たら少し遠くの場所で爆発したようだ。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
いろんな叫び声。爆発した方から聞こえてくる。そして、みんなが戻ってきた。
「灰宮ーー!!早くっ、逃げろーー!!」
「わきゃぁぁぅ、うきゃうきゃぁぁぁぁ!」
化け物が、僕らに向かって叫んだ。僕に「逃げろ」と言った、星野くんが、化け物に潰された。
「星、、野。」
死んだ。星野が死んだ。僕は星野の飛び散った血を見て理解した。この化け物は俺たち、人間を殺してくる。僕は恐怖が溜まりすぎて、
「うあああああああああああああああああああ!!!!!」
「灰宮くん、しっかりして!!あのボールにあたったら、死んじゃうよ!」
委員長。僕はムリだ。死にたくないんだ。逃げたい。
「うきゃぁ!」
その瞬間、化け物は、委員長に向かってボールを投げて、委員長は爆発した。嘘だろ。嘘だろ。嘘だろ。委員長も、殺されるなんで。もうやだ。死にたくないよ。誰か、誰か助けて。助けて。助けて。怖い。死にたくない。死にたくない。死にたくない。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「うきゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「手を出すな!殺すぞ!」
女の人。銃を持っている。化け物の動きが止まった。女の人は、化け物に向かって銃をむけている。
「少年。死にたくないなら、そこで座ってないで、早く立ち上がって、自分の手を銃の形にしろ!」
僕は、女の人に言われるがまま、右手の形を銃の形にした。その時、化け物がめちゃくちゃ早いスピードで、僕の右手を噛みちぎった。
「いってぇぇぇぇぇぇ!!!!」
めちゃくちゃ痛てえ。化け物、早すぎるだろ。女の人は、僕の手を食べた化け物にむかって銃を向け、
「少年。あたったらごめんね。
アサルトライフル オン ハク 419!!」
女の人の持っていたハンドガンが、形を変形して、白いアサルトライフルに変わった。凄い。まるで近未来映画を見てるようだ。
「きーーーっっ!」
「きぃぃやあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
凄いスピードで化け物が倒れてい、、、く、、、、。…………
━━━━僕は、気を失ってたのか。目がさめてから、女の人は、僕に言った。
「君の右手。それは治らない。それでも君は戦わなければならない。あんな猿は、この世にはいない。存在しない。あれは、人間だ。改造された君のクラスメイトだよ。」
其の二に続く。
其の一を読んでくれて、ありがとうございます。其の一は、どうでしたか?ちなみに、委員長は女子です。
其の二では、アサルトライフルを使った女の人がいろいろ話しますよ!
Coming soon!!