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「ちゃんと芸能人だったね」
烏龍茶を飲みながらカットが言った。
「芸能人部分は、後半すっげぇグダグダだったけどな」
ソウが笑った。
「あれか、クールフロックスの監督の言葉は」
トウジがソノタの目を見詰めて言った。
「なんでクールフロックス行かなかったの?あれじゃすぐ採ってくれるよ?」
カツトの言葉にトウジが続けた。
「見た限り、即戦力だものな」
「そうそう」
腕を組んだソウが頷く。
「あの、いや、マズイところが発覚して……」
うつむいてソノタが口を開いた。
「何?」
トウジが卓袱台に身を乗り出してたずねた。
顔をあげたソノタが、何も無い空間でしばらく視線をおよがせていたが、一度まぶたを閉じてから目を開き行った。
「クールフロックスに入部に行って、レクチャーうけてわかったんだ」
「だから、何がだよ」
トウジがきいた。
「電撃に弱いんだ」
「「「はぁぁ!?」」」
ソノタの答えに、三人の声が揃った。




