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トランスマイグレーションチャンス  作者: 七八零
神ギルド
8/21

第8話:少女救出

 スライム千匹無双をした後は順調に進んでいった


「カマイタチ!」


 スライムが横に真っ二つにきれる


「大分落ち着いて倒せるようになってきましたね」


「まあ、最初の数がおかしかっただけで、この程度なら余裕だな」


「そうですね。このまま何ご……」


「その先はぜってー言わせないからな!!」


「冗談はさておき、そろそろスライムエリアを抜けますね」


「スライムエリア?」


「その名の通りスライムしかでないエリアです

 初心者でも簡単に倒せて自信をつけさせる安心・安全・親切設計です

 まあ、ユウさんはいきなりレアパターンを引くというおもしろ……じゃなくて、大変な事になりましたが」


「前から思ってたけど、人の苦労を楽しんでない?」


「そんな事ありませんよ。常にハラハラドキドキして見守ってます」


「そのハラハラドキドキは、心配とかじゃなくて楽しんでる方にベクトルおいてない?」


 フローレンスはそっと目をそらしながら


「……そんな事ありませんよ?」


「こっちを見ろ!俺の目を見ながら言えっ!」


「えぇっと~……」

 

フローレンスはなんとか誤魔化せないかと周りをキョロキョロし、遠くの方に何かを発見した


「ユウさん!ほら!人がいますよ!よく見ると事故死ギルドの職員が応援してる姿が見えるからきっと戦ってる人がいますね!」


 言われた方向をみるとフローレンスに似た金髪の人が応援している。そしてその先に


「い~や~っ!!助けて~!」


 地面に倒れ、全身をスライムに張り付かれて大変な事になってる少女が助けを求めている姿があった


「ほーら!そんなんじゃこの先やっていけないよ!

 気合で何とかしなさい!」


「無理ですよ~!いったい何匹いるんですか!?キリがないないです~!」


「何言ってんの。たかがスライム千匹無双にあたったくらいで弱音はいてんじゃないよ!

 それに残り312匹なんだから大丈夫!」


「そんなに!?

 無理です~!」


「言い忘れてたけど、スライムに張り付かれたままでいるとちょっとずつ服が溶けていくテンプレ的な事になってるから早くどうにかしないと大変な事になるぞー!」


「い~や~!テンプレって何ですか!?

 もうリタイアしていいですか!?」


「リタイアは許さん!私の評価に響く!

 それにこの世界は死ぬ心配はない!

 リタイアするくらいなら素っ裸で魔王を倒しに行け!」


「何バカな事言ってるんですか~!?」


「とにかく気合いだー!気合で何とかなるもんだ!」


 アニマル的なあの人みたいな事を言う人と全身スライムまみれの少女のやり取りを見て


「なあ、あれは助けた方がいいのか?それともあのアホな応援をしている人にツッコんだ方がいいのか?」


「個人的には後者ですけどこのまま見守っときましょう。面倒ですし」


「最後に本音がでたな」


「それにこのまま見ていればあの少女のあられもない姿が見れるかもしれませんよ?」


 何という誘惑!?

 思わずゴクリと唾をのみ込む

 確かにこれはあの子の試練だ。これは俺が余計な事しない方がいいのでは?

 そんな事を思っていると


「そこの人~。助けてください~」


 俺たちの姿を見つけ助けを求められてしまった


「これは君の試練じゃないのかい?そこに俺が助けに入るっていうのも……」


 これは決してあられもない姿を見たい為に言ってる訳じゃない!

 あくまでもこの試練をあの子が自力で切り抜けられるように心を鬼にしていってるのだ!


「試練なんてどうでもいいですから助けてください~

 あぁ~!服が!服が!

 早く助けてくれないとミチコさんが言ってたみたいに素っ裸になっちゃいます~」


 それは是非見てみたい……じゃなくて、この状態の少女を見捨てるというのも……

 しかしこれはあの子の試練……

 いやでも……


 そんな葛藤していると


「もういいです~!

 リタイアします~!

 ミチコさんリタイアします~!」


「ダメだ!私の評価に響くと言っただろ!認めん!」


「確か強く念じればいいんですよね!?」

 

 スライムまみれの少女が強く念じようと始め、ミチコと呼ばれている女性が慌てて止めようと声をかける


「やめるんだ!分かった話し合おう!」


「話し合ってる間に裸になっちゃいます~!!」


 ここで見捨てたらなんか気分がよくないだろうし、ギルドの方で顔を合わせたらなんとなく気まずいだろう

 しゃーない助けに行きますか!


「棒突き!」


「ユウさんダメです!」


 技を出したか出さないかくらいのタイミングでフローレンスが慌てて止めようとしたがその静止は間に合わなかった。しかし、少女に張り付いてたスライムを吹っ飛ばす事ができた

 

「ありがとうございます~!

 危うく大事な何かを失うとこでした~」


「礼なら後だ!残りのスライム達を倒してしま……お……う?」


 一度は言ってみたい台詞を言ってる途中で少女の後ろの方に何かが視界に入った


「?どうしたんですか~?」


「いや、なんか向こうの方からこっちに向かってくる土煙がみえるんだが……」

 

「えっ!?」


 少女が振り向く凄い勢いでこっちに向かってくるスライムの軍団が見えた


「だからダメですって言ったのに……

 スライム千匹無双が終わらない内に乱入するとさらに追加でスライム千匹無双に突入になります」


「なんで!?」


「確か創造神様が……『無双はあくまでも一人でするもの。そこに邪魔をするのはは無粋というもの。もしも邪魔する奴が現れたら追加じゃ』と、訳の分からない事を言ってましたね」


「……ということは?」


「頑張ってください!」


 今日一番の笑顔でフローレンスが無情な事を言い二度目のスライム千匹+α無双に突入



 中途半端なとこで終わってしまいすいません

 予定してた所まで書くとかなり長くなってしまうのでここで一旦区切ります

 もっと自分に文才が欲しい……


 誤字脱字などがありましたら優しく指摘して下さい

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