第3話:フローレンスさんの黒いギルド説明回
本日三話目です
「では付いてきて下さい」
病室(個室らしい)を出てフローレンスの後に付いていく
(病院みたいなのはここだけで他はきっと酒場があって冒険者が沢山いるいわゆるお約束みたいな感じだろう)
ガヤガヤと声が聞こえてきた
そして目にした光景は
「受付番号N-216番の方。3番窓口にお越しください」
「やっぱり病院じゃねーか」
受付と思われる所には黒髪ポニテのフローレンスみたいな人達がいっぱいいた
「違います。病死ギルドです。見た目が同じなのは創造神様の手抜きです」
「て、手抜きなんだ……なんかごめんなさい」
「同情するなら今すぐ転生してください」
「しねーよ!
っで隣の受付は?フローレンスさんとの違いが金髪ってくらいの人達がいるけど」
「そっちは事故死ギルドですね。事故死した人達のギルドです」
続々と覚醒した人達が事故死ギルドに運ばれている
中には
「テンプレキターーーーーー!」
とか
「チート無双だぜっ!」
とか
「ハーレムヒャッハー!」
と叫んでるのがいる
「…………」
「ホントにめんどくさい」
ボソッとフローレンスさんがつぶやく
何も言えません
「あんなの異世界の神様達が仕事をめんどくさがって押し付けてるただの社畜のくせに……」
「思っててもそんな事を口にだすな!!」
危ない(?)会話をしつつ外に出る
まず最初に目に入ったのはでかい城だ
「あの城に創造神様とかいろんな神様達がいるの?」
「いえ。あそこは、その他ギルドです」
「その他!?」
「はい。その他ギルドは病死、事故死以外の魂を管理してる所です
あまりに数が多いのであのように大きい建物になっております
忙しすぎて脱走神まででる始末ですが、その他神からは逃げられないってやつですね。必ず捕らえられます
まぁ、創造神様に毎日、陳情をだし人数を増やしてるみたいですが私には関係ありません」
「お前ブレねーな」
「ホメても何もありませんよ?」
「ホメてねーよ」
「冗談はさておき、創造神様はその他ギルドのもっと奥にある大神殿にいらっしゃいます。多分……」
「多分って……」
「何分自由な方ですので……
ある時は異世界に遊びに行ったり、またある時は私達のお風呂に変化して覗きをしたりしています。まぁその後はみんなにボッコボコされるのですが……」
「ろくな神様じゃねーな」
「困ったお方です」
そんな事を話しながら目的の場所と思われるとこに到着
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