第1話:俺死んだの?
皆様初めまして。七八零と申します
初投稿になります
拙い文章だと思いますが最後まで読んで頂けたら嬉しいです
ピッ
あぁもうすぐ死ぬんだな……
ピッ
俺の名前は神崎悠。昨日18歳になったばかりだ
現在俺は病院のベッドの上で寝ている
病気だ
病名は癌
色々な所に転移して手の施しようがないらしい
もうほとんど意識もはっきりしない
ただ周りの人達が俺を見て泣いてるのが分かる
ピッ
まぁしゃーない
短い人生だったけど最後に大好きな人達に囲まれて死ぬんだから幸せなほうだろう
ただ両親に迷惑だけかけて恩返しができなかったのが心残りかな
ピッ
父さん、母さん、先に死んでごめん
姉ちゃん、彼氏と仲良くな
弟よ、パソコンの『例の中身』は好きにしてくれ!
幼馴染のゆかりちゃん大好きだよ。
だからパソコン中身は弟の許可をもらってから見ておくれ
えぇっとイトコの……
同級生の……
親戚の……
近所……
それから……
多いな!病室ってこんなに入れたっけ!?
ピー
そんなツッコミを最後に俺の意識は遠くなっていった……
ガラガラガラガラ
(ん…………)
(なんか運ばれてる感じがするな)
「前の人、早くしてください!もうすぐ形ができて覚醒しちゃいます。
そんな事になったら面倒です!」
(面倒ってもしかして俺の事!?なんかイラっとするな)
「あぁ……形ができちゃいました!早く!早く!
こうなったらこのまま突っ込んでしまいましょう!」
ぱち
(見慣れた天井だ……
っていうかここ病院!?俺って死んだじゃないの!?
なんかストレッチャーで運ばれてるし……
こんな看護師さん、病院にいたっけ?
でも俺のいた病院の看護師さんはピンクじゃなくて
白のナース服だったような……そんなのはどうでもいいや
でも生きてたってんなら親とかがいないのはなぜ?
あれ?
あれ?)
目の前には明らかに落胆した看護師がいた
「はぁ……目覚めてしまいましたか……しょうがないですね……
気持ちを切り替えましょう」
「ようこそ神ギルドへ。まだ目覚めたばかりで混乱していることでしょう。
ご説明致しますのでこのまま運びすね」
「おいっ!
なんか面倒だとかしょうがないとか言ってたろ!?」
「はい???」
(この女!!)
「ちょっと何を言ってるのか分かりませんがとりあえず黙ってて下さい」
こうしてよく分からない(納得)いかないまま俺は運び込まれるのだった
誤字脱字などがありましたら優しく指摘して下さい
ガラスのハートという呪いにかかっているもので(笑)
お褒めの言葉ならガンガン受け付けます
多分喜び駆け回ります