双子の姉が好きすぎます。
まだ俺と小鳥が幼い子供だったとき、近所の人達によく言われた。
『小鳥ちゃんと心くんは似てないね。』
って。この言葉に対して俺は大して何も思わなかったけど小鳥は違ったみたいで、いつも顔を真っ赤にして言ってきた大人達に怒っていた。
『みんなことりとこころはにてないっていう。こころはことりのおとうとだよね?』
2人で遊んでいた公園の砂場で、泣きながら告げられた小鳥の言葉に、目を丸くし、そして初めてそのとき周りの大人達に怒りを覚えた。
でも、小さい自分に何かできる訳なんてないから、ただ幼い小鳥を幼い自分の手で抱きしめる事しか出来なかった。
けれど、俺はその時に誓った。
誰が何と言おうと自分は小鳥の弟であろうと。
…そう誓った筈なのに、気が付けば小鳥が姉として見れなくなっていたんだ。
自分以外の男に笑いかけないで欲しい。
ずっと一緒にいて欲しい。
いつも自分のことを考えていて欲しい。
誰よりも幸せになって欲しい。
ーーーーーどうして自分は小鳥と姉弟なんだろう。
小鳥への想いを確信したのは、小学生のとき。
小鳥のクラスのいじめっ子が小鳥に対してちっぽけなからかいをするようになった。
小鳥は嫌われている。って言っていたけど、あれは明らか小学生特有の好きな奴に対する態度だった。
それだけでもイライラしていたのに、俺といつまでも一緒にいるのがムカツくだの何だと言って小鳥を突き飛ばしたあいつに、俺の何かが切れた。
ぼこぼこに殴り合って結局向こうが謝っていったけど、それでも腹の虫が収まらなかった自分は、二度と小鳥に近づくなといって小鳥と2人で家に帰った。
「心は強いね。でもやり過ぎだ。」って言って笑った小鳥に、俺はこの人が好きだと気付いた。
そして、余計小鳥と一緒にいるのが辛くなった。
油断すると言いそうになる。
『好きだよ。異性として、好きだった。』
どんだけ思っても言葉として口から出てくることはなくて、言ってしまったら最後、自分は小鳥が望んでいた弟では無くなってしまう。
最初から、ずっと最初から弟じゃなかったら、俺はこの人に気持ちを伝えることが出来たのだろうか。
そんな想いを抱えながら、中学生にあがって、小鳥はますます可愛くなっていった。
想いを伝えることが出来ないならせめて、弟として何か小鳥のためにしてあげたい。そう思い始めて、俺の中学生活は小鳥のために尽くした。
1日の始まりは小鳥を起こすことから始まり、その後寝ぼけ顔の小鳥を洗面台に座らせて、髪をくくる。
毎日毎日、小鳥に似合う髪型にするのが楽しくて仕方がなかった。
そして、朝ごはんを2人で食べ、2人で学校まで行く。
双子だから同じクラスになったことは小学生のときから一度も無かったけど、それでも帰りは必ず一緒に帰った。
そんな風に毎日を過ごして、いつの間にかお互い中学3年生になったとき。
まだ冬の寒さが抜け切れてない春の日に、小鳥は年下の男に告白された。
困った顔で小鳥は『申し訳ないけど、断るしかないからなぁ』て言っていたけど、俺は気が気じゃ無かった。
それに、気持ちを伝えれるあの男が純粋に羨ましかったんだ。
けれど、小鳥が告白を断ってから何日か経ったある日、俺はやらかしてしまった。
「小鳥、どうゆうこと?あいつ告白してきたやつだよね。何で一緒にいたの?」
「心を待ってるときにね、親切に傘を貸してくれたんだ。」
「小鳥は俺の傘に入るつもりじゃないの?」
「そうだけど、向こうは折り畳み傘があるっていうから、どうせ使うなら1人ずつ使って下さい。って。」
何も分からずにキョトンとしている小鳥にどうしようもなくイライラした。
とりあえず強引に小鳥の腕を掴むと、それに応えるように小鳥がにっこりと笑う。
「心ちゃんってば、大丈夫だよ。あの子凄い優しいしね、結構助けてもらうことあるんだ。それに向こうが『先輩が嫌なようなら止めます。』って。良い子だよね。」
小鳥は俺を弟扱いするとき、いつも俺のことをちゃん付けで呼ぶ。
そのまま楽しそうに他の男の話をする小鳥に俺は、脳天がぶち抜かれたような辛さで、ただ小鳥の腕を今以上にどこにもいかないように強く握りしめているだけだった。
だけど、小鳥は気付かない。
「大体、心ちゃんはちょっと過保護すぎるよ!私たち双子だからって幾らなんでもいっしょに居過ぎじゃないかな。それに、心ちゃんもよく女の子にお誘い受けてるでしょう?」
「小鳥は俺と一緒に居たくない?」
「いや、そういうわけじゃないけど、これからもずっと一緒に居られるってわけでは「やめろよ!!!!」
…しまった。
ついカッとなって、怒鳴ってしまった。
何やってんだ、俺。
見ろよ小鳥を、ビビってるだろ。
でも、止まらない。
胸の中の何かどろどろした汚い自分が理性を無くさせる。
小鳥に話しかける声が怒りで震える。
「…ごめんっ。」
怯えきった小鳥を見れなくて、走って家まで帰った。
怖い。
あのまま勢いで言ってしまうかと思った。
好きだと。
何も言えない。
俺は言えない。
言ったらダメだ。
好きだ。
好きだよ。ことり。
「…っ、」
皆んなが恋をする中、
俺は自分の姉に恋をした。
ただその違いだけが全てを狂わしていく。
「俺は弟にも恋人にもなれない…。」
小鳥に愛を伝えたところで小鳥は?
引くかもしれない。
蔑むかもしれない。
縁を切られるかもしれない。
俺は、どうしたらいい?
行き当たりの無い感情がただただ自分の心を喰い尽くしているだけの時間が過ぎていく。
心が壊れるかと思った。
***
あの日以来、俺は徹底的に小鳥を避けた。
自分の気持ちに見切りをつけたいっていうのもあったけど、何よりも1番は小鳥にいつか本当に気持ちを伝えてしまいそうだったから。
それが怖くて、俺は自分勝手に小鳥と距離を置いた。
距離を置いても、どんどん魅力的になって、色っぽさが増していく小鳥と一緒に暮らすのが辛くなっていった。
パジャマの上からでも分かるふっくらとした2つの丘に触れたくなる。
濡れた唇を触って、愛したい。
いっそのこと…。
なんて思う前に必ず思い出す。
『こころはことりのおとうとだよね?』
そうだよ。俺は弟だ。
小鳥のたった1人の弟だ。
だから、そろそろ覚悟を決めるよ。
中学3年の冬、小鳥を避け始め数ヶ月が経ったころ、家を出ていくと家族に告げた。
小鳥の顔は怖くて見れない。
もし、何ともない顔をしていたら気が狂いそうだから。
部屋に戻ったら小鳥が来たけど、相変わらず鈍臭い発言に余計イライラさせられる。
ほら…なんとも思ってないんだよ。
小鳥は“姉”としてここに来ただけだ。
酷いことを言った気がしたけど、何も考えられない。
いっそのこと、俺を嫌っていてくれたらいい。
「…父さん、ごめん。」
小鳥が確実に眠ったであろう時間帯の深夜、リビングに降りる。
必ず降りてくると思っていたのか父親は、テレビから顔を移し、電源を切り、静かにこっちを振り返った。
小鳥によく似たまん丸の目をしわを寄せながら細める。
「こころ、理由を聞いてもいいか?」
俺は出ていくと同時に小鳥への想いは捨てる。
高校の3年間で小鳥の望む弟になると決めたから。
「……。」
「言いたくないか?」
「…父さんはさ、怒るかもしれない。俺のこと…気持ち悪いって殴るかもしれない。でも、これが最期だからさ、俺は父さんや母さんに嘘付いて生きたくないから、言うよ。」
父さんはずっと俺を見ていてた。
昔から変わらない優しい目つきで。
「俺、小鳥が好きだ。姉としてじゃなくて、異性として好きだった。ずっと。けど、小鳥にとって俺は弟で、男じゃないから。このままじゃ、小鳥の望む弟で居られなくなるのは俺も嫌だからさ。…安心して。こんな息子気持ち悪いだろうから家を出ていくつもりだし、本当に好きで結婚したくなる人見つけたらまた戻ってくるつもりだから…。もう、帰ってきてほしくないかもしれないけど…。」
立ち上がった父に俺は殴られると思った。
けど、待っていたのは頬に伝わる激痛でもなく、軽蔑された言葉でもなく、頭に乗っかかった父の手のひらだった。
「心、でかくなったな。」
「…は?」
「自分で覚悟を決めたんだろ、小鳥のために、母さんや父さんのためにも。」
「…少し大事な話がある。」
父さんの親友に美山 一という人が居た。
高校からの同級生で、本当に大切な友人だったそうだ。
何かの偶然か宿命か、同じ年にお互い結婚して、子供が出来た。けれど、美山さん夫妻が待望の第一子である男の子を抱えて、やっと退院できた産婦人科から自宅へと帰る途中に、美山さんの車は事故にあった。
夫妻は正面衝突で即死だった。
そのとき、美山さんよりも早いこと産まれていた娘をあやしていた父さんは、家にかかってきた電話を出て、美山さんが事故にあったことを知らされた。
…親友であったはずの遺体の前で父は涙した。
戻ってこない、一瞬の出来事。
本当に大事な人だった。
途方に暮れる父の横で、とある声が聞こえてきた。
『こんな子供どうするの?』
『どうって…うちでは無理だしなぁ。』
『まだ首も座ってない、赤ん坊じゃないか。』
『けど、この子不気味だなぁ。親が亡くなったのに泣きもしやしない。』
誰1人と子供のことを考えた発言はしない。
しけた老人たちの真ん中にいたのは、本当に産まれて間もない、可愛い可愛い男の子だった。
事故にあったあの時、赤ん坊は生きていた。
『私が引き取ります。親友の子供です。大事に育てますよ。幸い、家には同い年の娘がいますから、賑やかになるでしょう。…誠実で心の綺麗な子に育てます。』
そう言って、初めて“心”を抱いた時、赤ん坊は大声をあげて泣き出した。
「…心が大きくなったら、いずれは言うつもりだったが…。その判断が心を長いこと、苦しませたな。すまなかった。」
長年苦しませた弟という肩書き。
その重荷が肩からゆっくりと落ち、やっと息ができたみたいだった。
「…謝らないで、俺最低だから、今だって本当に喜んでる。小鳥にやっと正面から愛を伝えれるって。本当に泣きそうなぐらいっ、嬉しいんだ…。」
「…そうか。」
「ありがとう、父さん。教えてくれて。でも、俺はやっぱし家を出るよ。」
父さんも薄々感づいていたのか、ゆっくりと頷いてくれる。
「家を出て、小鳥と弟の関係をリセットさせる。今想いを伝えても、小鳥には“可愛い弟の姉弟愛”にしか思ってくれないだろうからね。」
「はは、お前も大変だなぁ。小鳥は鈍感だからなぁ。でも、父さんも、それに母さんもお前のことを応援してるよ。大事な息子だからな。…それになぁ、小鳥はああ見えてお前のこと大好きだから、すぐに一緒に入れるようになるさ。」
『俺たちが育てた自慢の息子には、安心して娘を送り出せれるしなぁ』そう言って、父さんは皺々の目元をいつものくせで人差し指でかく。
その仕草は父さんが茶目っ気てる時のくせだった。
***
「こーこーろ!今日、マートの靴一緒にみにいこうよ!」
「行かない。」
「うそ!この前、みきにジュース奢らしたでしょ!その時にやくそくしたじゃん?!」
「記憶にない。ごめんね。」
「だめだめだめ!新しく出来たイタリアンのお店も行くって言ったー!!クーポン券今日までなんだよお!」
目の前に居る、いかにもな感じのケバい女は多知川 美希。前からつきまとわれてて、ウンザリしてたけど、今年の流行りのアクセサリーとか、最近どこどこの店がオープンしたとか小鳥にあげるものの情報が増えるから追い払わないで居る。
裏では、女子達が、俺は多知川のことが好きだから振り払わない。みたいな勝手な噂流されてて困ってるし、それに否定しない多知川にも苛立つけど、小鳥の為に全部我慢している。
今日もこいつの為に放課後の時間割くのも嫌だけど、イタリアンの店は興味があるから、行くことにした。
「あ、見て見て!!これ絶対、こころに似合うよ〜!」
「似合わないし、早く帰りたいからもう帰っていい?」
「なんか買ってあげようか〜?ほら、このブレスお揃いにしてさぁ…。」
こいつ耳ついてるのか?
あからさまに溜息ついても、気付いてないのかそのままスルー。もしくは、気付いていてもいつものこと過ぎて、分かってくれないか。
「ほらあっちも〜。」
そう言って、とうとう多知川が腕を組んでき出した時に、遠くのメンズ店で俺の天使を見つけた。
「どいて。」
存外に多知川の体ごと弾き飛ばした俺は、天使がいる店に急いだ。
後ろで多知川が追いかけてくる音が聞こえたけど、絶対止まらない。
小鳥まであと数メートルのところで、俺は自分の心が煮えたぎる様なあの感覚がした。
小鳥が男と喋っている。
何かを指差ししながら、可愛い笑顔をそいつに向けてる時点で俺はもう自分を止められる気がしなかった。
「小鳥!!!!」
滅多に出さないでかい声で、小鳥を呼ぶと、キョトンとした顔でこっちを見て、俺を見てから驚きの表情に変わった。
その様子を見て、俺は更に目の奥が熱くなった。
そのまま小鳥のとこまで歩き、腕を掴んで店から連れ出す。
とりあえず人通りの少ない路地に入って、小鳥の腕を離した。
どろどろした醜い嫉妬心を抱えながら、小鳥を振り向くと、小鳥がかつてない程泣きそうな顔をしていて、俺は自分の嫉妬とか何もかもがどうでも良くなった。
「こ、小鳥?ごめんっ。痛かった?急に怖かった?…ごめん!泣かないで。」
「うう…。心、さっき見たことは忘れて!」
「え?」
グサリと本当にナイフを入れられた気がした。
俺はもう結構な勢いで死ねる。
やっぱり、見られたく無かったことがあったってこと…?
「お願いだから…!忘れて…。」
益々涙が溢れそうになっている小鳥を、とりあえず抱き締めて制服のセーターの袖で拭ってやる。
「分かったから、小鳥。何で忘れなきゃいけないかだけ教えてよ。」
俺の腕の中で思いつめた表情をしている小鳥は、小さく震えている。
自分の心臓か小鳥のか分からないけど、多分自分の心臓がどくどくしている音が分かる。
「………こころにサプライズプレゼントしようと思ってたんだ。今まで心の気持ちに気付けず、弟として扱ってしまってたことに対してごめんなさいの意味と、あと…その…えっと、」
「えっと?」
「こ、これから、恋人としてよろしくの意味のプレーーーぶふっ!」
腕の中で小鳥の潰れた声が聞こえてきたけど、ごめん。
気にすることできないよ。
だってこんなにも小鳥が可愛いくて、嬉しくて堪んないんだ。
「あぁ…!小鳥!」
堪らず、小鳥の可愛い唇を奪おうとした時に、邪魔が入った。
息を切らした、多知川が小鳥を睨んでいて、無意識に小鳥を更に腕の中へと隠した。
「ちょっと!こころ!みきをほおっていかないでよ!!ていうか、だれ?その子!!」
「誰って俺の愛しい恋人だけど。」
「え?」
別に取り繕う必要もないから、思う存分小鳥を恋人と言っていいことにどうしようもなく涙が出そうになる。
ちっぽけなことかもしれない。
でも、弟じゃない。
姉じゃないんだ。
「心、恋人居たの?」
「居たね。」
「え…だって、心はみきのことが…。」
「好きだって?それ妄想だよね。俺が多知川と一緒に居たのって、俺の恋人に贈るプレゼントの情報取得のためだから。」
「え?」
「心、ちょっと…。」
さっきまで泣きそうになってた小鳥と入れ違いに、今度は多知川が泣きそうになっている様子に居たたまれなくなったのか、小鳥が俺を咎める。
けれど、俺はいい迷惑してたし、世界の中心が自分だと思っているこいつに痛い目合わせたかった。
小鳥の頬を撫でて、『しぃー』と指を当てると、小鳥が思わず困惑顔になった。
余りに可愛すぎて、軽くリップ音を立ててキスをすると、耳まで真っ赤になる。
それと同時にやっと本当のことだと気付いたのか、多知川がとうとう泣き出し、走り去っていった。
「あ!心、どうするの?!あの子心のこと好きだったんだよ!追いかけなくていいの?!!」
本当に怒っているようで、珍しく眉を寄せて難しい顔をしている小鳥を他所に、俺は気持ちが晴れやかじゃ無かった。
「小鳥は嫉妬しないの?俺、あの子と一緒に出掛けてたんだよ。」
小鳥がまたキョトンとした顔になる。
本当にコロコロ変わる表情が堪らなく可愛い。
…でも、小鳥のことだから何も思ってないんだよ。
今だってそう、悩む仕草なんかしてさ…。
なんも考えてなかったから、どう返事しようか悩んでるんだろ?
「…嫉妬しないって言ったら嘘になるよ。でも、嫉妬したのは一瞬で、私、すぐに思ったんだ。心は絶対私のこと1番大事に思ってて、その、あの、す、すすすす、好きだっておみょってるってことも…。……噛んだ。」
「ふっ。あはははははは。」
昔から小鳥はよく噛む。滑舌が悪い訳じゃないけど、肝心の所でいつも噛みまくる。
…そうゆうとこも全部ひっくるめて俺は昔から貴女が好きなんだよ。
「小鳥、キスしていい?」
「え?!えっ…んっ。」
ちゅうと少しだけ長いキス。
お互いの愛を確かめ合うには、物足りなさすぎるキス。
「小鳥、愛してる。これからも、ずっと。」
「ひゃあ、んんっ、あ、ん、ふぁ、〜〜〜!!」
小鳥がぎゅうと目を瞑ってるのを確認しながら、舌を絡ませ合う。
最後に名残惜しく、唇に小さくキスを落とすのは、離れたくないからだって…。
小鳥は悟れるわけないよね?
「俺、本当に幸せなんだよ。今まで、ずっと小鳥に言いたかったからさ、『愛してる』って…。だから、今までの分補うくらい、愛を伝えるから、覚悟しておいてね。」
さっきのキスによって息を荒くした小鳥は、恥ずかしそうに顔を赤くしている。
いつも鈍臭い小鳥のこんな姿を見れるのは恋人の特権だと思う。
それがただただ嬉しい。
だから、もう一度言わせて…
「愛してるよ、小鳥。」
…もっといちゃいちゃが書きたいよ!!
ってことで、次頑張ります。
双子はこれで完結です。
ご愛読ありがとうございました。