状態変化
私は部活には入っていない。そのおかげであの拷問室にいなければならない時間を大幅に短縮することができている。初めはこの高校という場所に期待を抱いていた。
(もしかしたら、友達が出来るかも...)
という淡い期待を持っていたのだが、それは期待しても意味のない、まさしく「夢」なのだと知った。小学校から友達は殆どおらず、その数少ない友達からも突然無視されるなんて事は、ザラにあった。幼い私にはその理由が理解できなかった。その理由に気付いたのは、高学年になった頃だった。
それは私が「醜い」からというだけだった。
今日も後ろ指を指された。クスクスと冷笑が聞こえた。
教室に入ると一瞬教室内の時間が止まる。教室内を歩けば周りの人が距離を取る。机と椅子をこれみようがしに私から遠ざける音が心臓の鼓動を早めさせ、圧迫した。
肉体的ではないことが余計に痛い。どこにも消化されることのない痛み、周りには見えない傷が私を苦しませたのだ。
帰宅途中私は信号待ちの時、いつも 今日あったことを思い出し、嗚咽る。辛い。苦しい。痛い。でも死んでやるつもりはない。自分よりも馬鹿なやつらのために死んでやるもんか。生き抜いてやるんだ...。信号は青になり私は一歩踏み出した。
そんな誓いをしてもただの人間、況してや根暗で虐めの対象の私では居眠り運転のトラックには太刀打ちできなかった。私の身体がただの肉塊になる音は絶命する寸前まで聞こえたていた。
この日私は望まぬ『死』というものを迎えた。
初の連載モノです。さらに経験もないのに初の恋愛モノです。今後の展開などを考えるのは難しいですね。何よりタイトルを考えるのに時間がかかりました。もっとスッとアイディアが浮かんでくれたら、かっこいいのになと思います。
そんなことより、こんな拙い文章を読んで頂き本当にありがとうございました。次回もよろしくお願いします。




