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青みがかった黄色いピンク  作者: 高嶋ともつぐ
特別章 川城界人
84/110

#84 魔法を使っても愛は永遠に消えない訳で

久慈さんとはずっと会っていた訳ではなくて、会わない期間も結構長かったんですよ、啓ちゃんを紹介してからも久慈さんと会わない日が続きました、ちなみにテレビから流れてきたハイヤーのニュースに意識操作されて、座った瞬間に『ハイヤー』というため息を吐いていたことがあるんですけど、久慈さんと会わなかった期間には『クジュー』という息が度々漏れ出してましたね。


そして啓ちゃんを紹介してから、しばらくたって久し振りに久慈さんから連絡が来て会うことになったんですよ、しばらくとしか言いようがないです、計算しないと正確な期間は割り出せませんし、その計算もしばらく掛かりそうなので、しばらく振りに会ったとしか言えませんね。


どのくらい会ってなかったを調べる計算がどれくらい掛かるかの計算の期間も正確に計算するのには、時間が結構掛かるんですよね、あっ、ゴメンなさい、『啓ちゃん』という私の友達の名前を口に出している期間中に、紛らわしい『計算』という言葉を度々出してしまいましたね、『計算』を『計算』ではなく『啓さん』だと勘違いする人もいますもんね、それでなんで急に『ちゃん付け』から『さん付け』になったんだ?って思う人もいますもんね。


あの、今思い出したんですけど、久慈さんって辛いものが少し苦手みたいなんですよ、正確な情報ではないんですけどね、ちなみに啓ちゃんは辛いのが結構好きみたいで、辛いスパイスが効いているアメリカ料理みたいなものを好んで食べているらしいですよ、啓ちゃんはケイジャン料理を好んで食べていたらしいですよ、あっ、なんかすみません。


久慈さんと久し振りに会うことになったキッカケというのが少し変わっていて、『私の同僚の田中さんと田畑さんの仲良しコンビをバドミントンのペア風の呼び方で表すと七月七日の行事のような名前になってしまう』ということに久慈さんが気付いたことがきっかけで、久し振りにまた会うことになったんです。


10年くらいずっと欲しいと思っていたスーパーマーケットの駐車場の見にくい出入り口のミラーが、最近ようやく出来て舞い上がってる状態なんですけど、久慈さんと会えると決まったときも、それと同じ状態になりました、10年くらいずっと欲しいと思っていたスーパーマーケットの駐車場の見にくい出入り口のミラーが、最近ようやく出来て舞い上がってる状態なので、今、目の前で起きている多少の貧乏揺すりも全然気になっていませんよ。


キジさんと久し振りに再会したときには、魔法がかかっていない本来の姿に戻っていました、顔も性格的なものも、その他諸々が元に戻っていたんですよ、でも久慈さんの全印象を頭に叩き込んで分析して割り出しても、その再会が最下位とはならず、トップ5には入るものでしたよ。


【歌詞】【音程バー】【友達の顔色】などなど、カラオケでは歌唱しているときに見なくてはイケないものが沢山あるのに、そこには本人映像というサービスが存在していて、歌っている人はそんな暇無いだろうし、たぶん聞いている人向けだろうと思っているんですよね、あの、私、それと同じで暇がなかったので言いませんでしたけど、先程、久慈さんのことをキジさんって噛んでしまいました、まあ鳥のキジみたいな一面もありますから、間違いではないですけどね。


私は普段から変な名言みたいなものをよく言っていたのですが、特に久慈さんには大量の名言を送った記憶があります、ちなみに私の知人には『芽衣ちゃん』と『源くん』っていう二人の子供を持つ人がいます『芽衣・源』です。


私が久慈さんに言った名言の中で一番気に入っているのは、『地球がひとつで良かった』ですかね、漬け込む液体に【出汁忘れた】としたら薄くなるけど、漬け込む液体から【出し忘れた】としたら濃くなるという世界ですから、僅かな性格の違いで感じ方も変わってきますからね、どう感じられても別にいいですけど。


私は、普通より少し【変】に近いですけど、変にも完全に踏み込んでなくて、片足の爪先からカカトの始まり辺りまでが【変】に突っ込んでいるみたいな性格で、度々久慈さんに迷惑をかけていたかもしれません、私には他の人と少し違うことが少しありまして、蚊が顔の半径10センチ以内に近づいた時につい【ブヒッ】と口で言ってしまう癖があるんです。


あと、土曜日の夜はサバでないとダメなんです、サバを食べないと何かダメなんですよ、あと、【鯖】という漢字の右側の【青】の上の部分の横線を一本たまにサバ読んでしまうことがあるですよね、【鯖】という漢字の青の部分は、縦線の倍も横線があるんですよ、仕方ないですよね。


私は特に炭水化物が好きでして、特に粉ものが好きでして、特に麺系が好きでして、特にラーメンが好きなんです、なので久慈さんと会うときはラーメン屋とかラーメン関連が多かったですかね、ラーメン屋をハシゴしたり、ハシゴしたりハシゴしたりハシゴしたり、久慈さんとはしてましたね。


ラーメンは子供の頃から好きで、親にラーメンを止められても、夜に部屋から出ることを禁止されても、家の向かいのラーメン屋に行きたくて行きたくて、部屋は二階だったので、窓から【ハシゴ】してましたよ、あっ、すみません、【ハシゴしてました】というのは、【ハシゴを使って脱出してました】という意味ですよ。


ハシゴと言っても【縄バシゴ】ですけどね、そのハシゴに私はニックネームを付けていました、そのニックネームというのは【縄バシゴ】から取った【バシゴちゃん】でした、可愛いですよね、【私が使っていた縄バシゴの名はバシゴ】でした。


昔、運転免許の講習で狭い部屋に15人通されたんですけど、後ろの端の方に通されてしまって、講習ビデオからは一番離れている場所だったので、前の人の頭などでほとんどビデオが見られなくて、ビデオを首を動かしたりして見ながら、【全員が画面を全て目で捉えられる席の配置】について考えたことはありましたけど、計算高い方ではないんですよ私。


私に武道館を埋めることは出来なくて、ブドウのシロップ漬けが入っていた空き缶を土に埋めることくらいしか出来ないのですが、どちらも【ぶどうかんをうめた】ことには変わりない、というような考え方をしてから、久慈さんとの距離はどんどん縮まっていった気がします、私という名の武道館は常に久慈さんという観客で埋め尽くされていましたけどね。

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