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青みがかった黄色いピンク  作者: 高嶋ともつぐ
特別章 川城界人
81/110

#81 北海道は北海道、ギャルはギャル

そういえばさ、スミちゃんは直角お辞儀が得意なんだよね、漫画喫茶的な場所でも直角お辞儀してたもんね、『7』っていう数字ほど斜めでも『フ』っていうカタカナみたいな感じでもなく、『L』をひっくり返した感じの真の直角お辞儀だったよね、スミちゃん?


はい。


ていうかさ、私たちにこんなに時間取っちゃって大丈夫なの?もしかしてカワちゃんの独断と偏見でこんなことになってるわけ?少し変なタイトルのオリジナルの小説の文庫本のカバーを作って、それを付けた他の有名な小説を電車内で読んで、それでそのカバーを世に見せびらかしたいような、そんな私たちだけど面白いのかな。


二人だから二人分の時間取ってくれたんでしょ?カワちゃん本当にありがとうね、ってスミちゃん?今のお辞儀『L』の反対っていうより『7』に近かったよ、本当に綺麗な7だったよ、あのさ、それでさ、言っておくけど、私たちはオジサンと恋人とかじゃなくて友達だからね、恋人だった人にしらみ潰しにインタビュー的なことしてるんでしょ?私たちは違うけど。


ていうか、私たちの個人的なことばかり話しちゃってるんだけどウケる、でもなに喋ってもいいってさっきカワちゃんが言ってたような気がしたからいいよね、私ね、タブレットに表示されるデジタル時計の数字の7を見る度に、7の角度は何度なんだろうっていつも考えちゃうんだよね、あのよく見る『7』って角度何度なんだろうね。


私の中で『7』っていうシルエットが激熱な訳よ、もうかなりの温度な訳よ、私にとって熱いものといえばお風呂のお湯の42度だから、それよりも熱いと思ってる『7』は50度近くあると思うんだけどどうかな?温度的にも角度的にも『50度』はあるでしょ?究極なこと言うけど、温度も角度も度数的には同じじゃない?


『7』に6をかけると私が入ってる風呂の温度の42になるけど、『私』に42度のお湯をかけると『無』になるよね、あっ

今のは忘れて、絶対に書かないでよ、蝶が猛スピードで顔面辺りに飛んできて思わずのけぞって【弾丸蝶々マトリックス】してしまったことが私にはあったけど、そんな感じでスルーしてもらって構わないからね。


漫画喫茶だか、ネットカフェだかにオジサンとスミちゃんと私で行ったときの話に戻るけど、漁師もののBLマンガを私が読んでいるときにさ、全く合わせてないんだよ、全くの偶然でさ、スミちゃんが漁師もののサスペンス映画を見てたみたいで、マジで気が合うよね。


マジで馬が合うなって思ったよね、えっ、いやいや、そっちじゃなくてさ、漁師ものの作品に馬は合わないよ、馬は港っていうより草原とかそういう場所のイメージだから、漁師ものっていったら猫が合うでしょ、それかカモメが合うでしょうよ。


『そうだね、カモメが合うかもめ!』じゃないよ、ダジャレは私が世界で一番『微妙に嫌いの類いにピッタリ当てはまるもの』なんだから、たまに使ったりはしちゃうけど、もめ事が起こるかもめ事が起こらないかでいったらもめ事が起こらない方がいいから怒らないけどさ、あっ、ちなみに、ちなんではないんだけど、青海と間違えて『青梅』行っちゃう人が『多め』らしいよ。


それで、そこでそういう漁師系の漫画読んでたら北の方へ旅に出たくなっちゃったんだよね!長い旅に行きたくなっちゃったんだよね、それでスミちゃんと一緒に北海道とか行っちゃったわけよ、【『最高』っていう言葉をバンバン使う世の中だから本当の一番の時のために『最最高』っていう言葉があった方がいいよね?】みたいに言ってみたり、【有名な作品のタイトルを助詞だけを変えて新たな作品のタイトルとして使用するみたいなのが多いけど、どうなの?】みたいに何も考えずに言っちゃうタイプだから、北海道にも何も考えずに行っちゃったよね。


それがきっかけでオジサンと会わなくなっちゃったんだよね、えっ、はっ?それじゃないし、【有名な作品のタイトルを助詞だけを変えて新たな作品のタイトルとして使用するみたいなのが多いけど、どうなの?】みたいに何も考えずに言っちゃうタイプだったことがきっかけでオジサンと会わなくなった訳じゃないし、北海道の方だし。


行ったんだけど、結局は二日で帰ってきたよね、ずっとのはずだったんだけどね、えっ、いやっ、違うよ、そっちじゃないよ、行ってきたのは【有名な作品のタイトルを助詞だけを変えて新たな作品のタイトルとして使用するみたいなのが多いけど、どうなの?】みたいなことをテレビ局とか出版社とかを回って言いまくる旅じゃなくて、北海道の方ね。


私たち二人のインタビューだけで一冊の本になっちゃうくらい喋ったよね、もう喋らなくていいわけ?まだ喋ってないこともあるかもしれないからちょっと待ってね、あれは言ったっけ?あっぷあっぷっていう言葉をWIN-WIN的な意味で使ってたことがあるみたいなこととか、お互いの利益がUPUPみたいな感じで使っちゃってたこととか。


あの話はした?スーパーマーケットで探し物してて、ハリウッド俳優似のムキムキ店員に私が『アーモンドスライスねえか?』って聞いてしまったことがあってね、そのムキムキ店員が似てるハリウッド俳優の名前が『アーモンドスライスねえか?』って言葉を濁しながら発した時の音にそっくりな名前で、本当にそう聞こえるような名前でね、アッてなったよね。


カワちゃん、ちょっとまばたき多すぎじゃない?急にどうしたの?瞼が包丁だったら今、一分間で一枚のトンカツに見合うくらいのキャベツの千切りが出来てるよ、それにさ、瞼がもしアーモンドをスライスする道具だったら、一日分のお菓子作りに必要なアーモンドスライスまかなえる量は出来てるよ。


もしかして、【もう私の話聞きたくない】の合図だったりして、それか私の話に飽きて個人的に【高速まばたき選手権】を勝手に始めちゃったとかかな、私あれなんだよね、『じゃあ、まあね』が口癖のママが一人いるんだけど、その口癖が『邪魔ね!』に毎回聞こえて、その度にビクッてなるんだよね、そう、意外と周りの発言とか動きに敏感なタイプなの。


じゃあ、最後に【オジサンとは・・・・・・】みたいな感じで語ればいいのかな?あっ、ゴメンゴメン、ちょっと密着系のテレビ番組の見すぎだよね、あれ系の番組って最後に【○○とは】って聞きがちだもんね、じゃあ今日言ったことをまとめるね。


今日の総括ね、【女性の寿命は男性よりも長いが、女性アイドルの寿命は男性アイドルよりも短い】、ってそんなこと今日一言も言ってなかったよね私、とにかくオジサンのお陰で私たち今、とってもとってもとってもとってもとってもとってもとっても幸せだから、ねっ、スミちゃん?


はい。


スミちゃんは私がオジサン化してるって言うんだよ、私も少しはそんなところもあるのかなって思ってるけど、正直分からなくて、カワちゃんはどう思う?いやっ、オジサンって全てのオジサンを指してるんじゃなくて、あのオジサンのことね、はっ?誰がオヤジギャルだよ、まあ、いいや、カワちゃん、今日はありがとう、今日はこういう機会があって本当に良かったよね、スミちゃん?


はい。

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