#58 しゃくれ外道の奮闘
カラートークの続きをしましょうか?青信号は何で青くなくて緑に似た色をしているのに青信号と呼ばれているのか、青汁は何で青くなくて緑に似た色をしているのに青汁と呼ばれているのかについて、もっと詳しく話しましょうか?
じゃあピンクが大好きでいつもピンクの服ばっかり着ている緑という名前の私の友達が何で青ピーと呼ばれているかについて話しましょうか?そうです、緑ちゃんの名字が青山なんです、じゃあ東京ディズニーランドを何で東京に無いのに東京ディズニーランドと呼ぶんですか?
久慈氏の話に戻りましょうか、あの時期は久慈氏のことを信用しすぎて、『ティラミスとミルクレープどっちを頼んだ方がラッキーですか?』とかことあるごとに聞いてましたし、『今すぐ見た方がいいホラー映画を占ってください』ってお願いもしましたね、あとは『交通整理のおじさんが野球の試合でサインを出すみたな感じで耳を掻いていたんですけど、神様がおじさんを通じて私に何か告げていたんですか?』とかも聞いたことありましたね。
まだ言ってませんでしたけど、初めて久慈氏に占ってもらったときに『あなたは僕と結婚する運命です』って言われて、嘘でしょ?本当ですか?ホントのホントの本当ですか?ねえマジなんですか?マジのマジのマジなんですか?みたいに思ってしまい、結局、それを信じて私から告白しましたね。
そこから占い人生が始まりましたよ、あと『万引きはみんなのものを盗んで悲しみが生まれるけど、サンタクロースはみんなにモノを与えて喜びが生まれるから、万引きの対義語はサンタクロースだろうね』って久慈氏に言われたことがあって、そこから対義語検索人生が始まりましたね。
そして、なんやかんやで、そこから久慈氏との恋人生活が始まりましたね、久慈氏を好きだったかどうかは正直分からないですし、久慈氏の対義語も正直分からないですけど、正直の対義語は確か『嘘つき』で合っていたと思います。
久慈氏とは何となく付き合っていた感じで、最近よく街で流れている『人生 WE GO WE GO』みたいな曲を聞くみたいな感じで、本当に真剣にとかそういう感じではなく、さらっとなんとなく付き合っていた感じですね。
勤務していた店が潰れたり、勤務していた会社の上司にいじめられたり、少し頭がおかしい社長をぶん殴ったり、ちょっとどころではないくらいエロい店長を張り倒したりと、何も悪いことをしていないのに何度も職を失ってきた過去がありまして、記者さんと出会った今も、久慈氏と出会った時も、私はプロアルバイターです。
私は苦労してるんですよ、ちなみに『シャレてる人』に苦労の【苦】という文字が加わると『シャレてる人』から『シャクレてる人』になってしまうんですよね、私は洒落ている人ではなかったので、苦労してもアゴが前に出て来ることはありませんでしたけどね。
今の話とは何にも関係ないんですけど、略語のような今までに聞いたことがない文字の並びをした言葉と、パとかビとかダなどの濁音半濁音のような少し特殊な言葉の相性って抜群だと思ってまして、インパクトとかを与えたいのならば会社名とか商品名に『パビプポ』みたいな言葉を使えばいいと、今は頭の片隅で思ったりしています。
久慈氏と付き合っていたときに就職活動をしていたら面接練習をしてくれたこともあって、久慈氏の言う通りにして正社員で採用されたこともあったので本当に感謝してるんですけど、『就職活動の対義語は退職活動』で『【付き合っていたとき】の対義語は【別れてしまった今】』で『【本当に感謝してる】の対義語は【嘘だけど感謝してる】』で良かったですよね?
久慈氏の言う通りにして正社員で採用されて、月並みで人並みで世間並みに仕事をこなしてたんですけど、回転寿司屋で『まだこない』と言っている客がいたら『まだ来ない』かもしれないし『真タコ無い』かもしれないのと同じで、私が仕事に飽きてやめたかもしれないし、他の理由でやめたかもしれないし、そこはご想像にお任せしますけれど、とにかくもうなんか嫌になってやめましたね。
ちなみに真ダコの類義語はヤリイカ辺りでしょうかね、タコとイカは類義ではないのか、種類が全然違うか、足の数からして違うから全く違うものかタコとイカって、えっ、いやっ、私、真ダコの類義語探しも、この取材のようなインタビューのようなやつも『投げやりでいいか!』なんて1メートルも思ってませんからね、『まだこのまま真剣に続けていきましょう!』みたいに思ってますからね。
昔は自転車のサドルの実演販売のバイトをしたり、真っ暗な倉庫で大量の札束をひたすら数えるバイトをしたり、靴2足しか持っていない自慢を一時間聞くバイトなどをやりましたけど、正直な話、今している取材もアルバイトのようなもので、たんまりとしたお礼が私に支払われるんですよね?
あっ、ごめんなさい、久慈氏と付き合ったのはもう何年も前の話なんですけど久慈氏の影響でお金に汚い女になってしまったんですよ、今のは無かったことにしてください。
私の経歴を簡単に説明しますね、私は採用率99パーセントと書いてあったアルバイトに落ちた【1パーセントの女】で、時給が安いのに実力があって、安くて実力がある100円ショップの商品みたいだからみんなに『100円おんな』と呼ばれていた時期があって、明るくて元気な方という募集に無理すれば明るく元気に振る舞えるので応募したことがあります。
ホラー映画のDVDを見すぎて少しの物音でもビックリするようになったことがあって、コーヒーカップを落として割るなんてしょっちゅうでした、久慈氏の前でもです、ちなみにコーヒーカップの類義語は遊園地くくりでいうとメリーゴーランドかもしれませんね、まあ正式にはメリーゴーラウンドと呼ぶみたいですけどね。
大切な陶器の小物入れとガラスの小物を割ったり、お皿を割ったり、紙飛行機で曇り空を割ったり、ウオッカをオレンジジュースで割ったり、結構、久慈氏の前で色々なものを割ってしまっていた気がします。
私のお兄ちゃんも久慈氏とは結構関わり合っていて、ボウリング好きのニートのお兄ちゃんと久慈氏はまあ普通の仲みたいな感じでしたかね、『このTシャツダサいですか?』とプリントされたTシャツを兄から貰ったみたいな話も聞きましたし、この求人が俺に合っているか占ってよとかも久慈氏に言っていた気がしますね。
あっ、あの、ずっと言い忘れていたことがあるんですけど言ってもいいですか?実は私、対義語だけじゃなくて類義語にもハマっているんです、どうしよう、こんなこと言い忘れるなんて恥ずかしくて【穴があったらハイリターン】みたいな心境ですよ。
お兄ちゃんは『大物司会者はほとんど俺と同じ身長なんだぜ』とかも言ってましたけど、これだけはどうでもいい情報なので、あの窓から投げ捨てて雨にざあざあと流してしまいたいと思います。
久慈氏には私から別れを告げました、優しすぎるから別れましょう!ってなんとなく言いました、別れるとどうなるかを久慈氏に占ってもらうことはしませんでしたけど、今はとても幸せです、もちろんなんとなくですが。
久慈氏と出会った日から今に至るまで段々と私の性格が久慈氏に似てきて、久慈氏の類義語がわたしになりかけてますよ、昔は久慈氏の対義語に近かった私が今は久慈氏の類義語ですよ、久慈氏に少なからず影響されているのは事実ですね。
ちなみにですけど、久慈氏繋がりで聞きたいことがあるんですよ、市町村の方の久慈市って海女をテーマにした朝ドラのロケ地とかになってなかったでしたっけ?海女をテーマにした朝ドラのロケ地になったところですよね?




