キャメリア②
コウイチ様がこの国に来られて一週間がたったころから。コウイチ様が16時以降と休日に冒険者ギルドに行かれるようになった。お父さんも王国兵ではあったがコウイチ様と同じように休日は冒険者ギルドに行ってお金を稼いでいるし、その時にたまにお肉を持って帰ってくれた。お父さんは私に少しでもいい物をと休日も働いてくれていた。コウイチ様も稼いで夜町にでも行かれるのかと思っていました。
「昨日の狩で捕ってきた魔物の肉と市場で買った卵、調味料も買ってきたし調理に使って。」
「え・・・・?」
「食材の持込は駄目なの?」
「ご自分で準備されてた食材です。文句を言われることはないと思いますが、そのよろしいので?」
「なにが?」
コウイチ様の準備した食材が一日で使っていい値段ではなかったからだ。卵一個が鉄板3枚(300円)もする。肉も安くないです。調味料の砂糖は分かるが他のやつは見たこともない。それにコウイチ様の分だけでない私も食べさせてもらっています。
「朝食と昼食は私の分もこの食材で作ってよろしいのでしゅうか?どれを今回使えばいいのか教えてもらえないでしょうか?こんな高価な食材勝手に使うわけにはいかないと思うのですが・・」
勇者様達の食事はメニューが決まっている。使う食材は前日に分かっていて商人の人が食材を運んでくれてます。
「キャメリアの作りたい料理を作ってもらえばいいよ。もちろん二人分!これから毎日食材持ってくるから宜しく」
「いいんですか?私の分まで・・・」
「いいよ!」
なんかもう喜んでいいのか分かりません。いきなりすぎて気持ちが追いつかないです。
「余った食材はキャメリア持って帰っていいよ!」
「駄目です。無理です。頂けません!売ってお金にしてください。」
そう売ればそれなりのお金になるのだ。
「狩をしてある程度は売るけど。狩の目的は。食事をおいしくするためだよ!」
「ですから、余った食材は売ってください。」
「鮮度が落ちやつ売れる?」
狩をしてすぐ売ればそれなりの値段で売れるが、鮮度が落ちた食材は捨て値で買われてしまう。
「では、その日食べる分以外は売ってください。」
「言っていることは分かるが、キャメリアがどの食材でどの料理を作るかが俺はわからない。それに食材は種類が多いほうがいろんな料理を食べれるだろう。時間凍結の道具袋はほしいけど、まあすぐにほしいわけでもない。今日狩して食材集めたけど、結構楽しかったし。こう食材が増えるといろいろなおいしい料理を食べれそうで、狩の意欲がわく。」
「いえ、ですから。その食材はご自分で使ってください。」
「もちろん自分で食べるように捕ってきたのだから、この世界のいろいろな食材を食べてみたいと思っている。牛角とか豚牙とか」
「おいしらしいですね、豚牙は誕生日のときに食べたことありますが、おいしかったです。」
「ここ海も近いし、魚介類も獲ってこようと思うし。食べたくないか?」
「魚介類は食べたことないです。」
「食べたくないか?」
「食べたいです。」
「牛角うまいらしいぞ。食べたくないか?」
「食べたいです。」
牛角はレベル18とそれほど高いわけではないが、臆病で物音とかですごい速さで逃げてしまう。捕獲が難しいのだ。
「キャメリアは俺との分作って食べられるよな?じゃキャメリアの親は?そのおいしいの食べさせてやりたいと思わないか?」
「・・・・・はい」
その通りだった。私は食べれるでもお父さん・お母さん・おばちゃんは食べれないのだ。
「でも、ほんとうにいいのですか?しつこいようですが、売ればそれないのお金になります。それをただで貰ってもいいのですか?」
「いい。これからキャメリアにいろいろ世話になるわけだし。知り合ったのも何かの縁だ。別に俺も見ず知らずのやつにやるほど人はできてない。キャメリアは俺の担当メイドだ。しっかり仕事もしてくれている。だからだよ」
「それに俺が獲ってきただけだし、人件費だけだ。買ってお金を使っているわけじゃない。卵・調味料は別だが。卵はそのうち自分で獲れるようにしたいけど、俺が獲ってきた食材は余ったら自由にしていいぞ。特に日持ちのしないやつ。」
「ほんとうにいいのですね?」
私はこの質問何回目だってなぐらい聞いてしまった。
「俺の獲って来た食材で余ったやつはキャメリアが好きにしていい。」
「有難うございます。本当に有難うございます。」
あまりの感激に、お礼をいいながら頭を下げてたから、涙が止まらなかった。
「キャメリアあの・・・泣かれると非常に困る。」
私が泣いているのを見て、コウイチ様がおろおろしだした。
「申し訳ありません。コウイチ様が私の家族のことまで考えて頂いたことが嬉しくて」
「まあその・・・。俺も元の世界に両親いるから、別に結婚しているわけでもなく、彼女も好きな子もいないけど、やっぱり、元の世界には返りたい。親っていなくなってから有り難味が分かったから。心配してると思うと帰りたくなって。それに、将来的に結婚したいし俺の子供の顔を親に見せてやりたいから。」
「コウイチ様はおやさしい方なのですね」
「そんなじゃないよ。俺はこの世界で自分の命が一番大事だよ。危なくなったら逃げる。でもできる範囲でやれることをやりたいだけだよ。」
「分かりました。では余った食材は頂きます。」
「おう!遠慮なくどうぞ。持って行くときは一言だけ言ってくれよ。そしたらなんでも持ってていいよ。」
「はい!」
その日に食材で鶏肉が半分余ったのでコウイチ様に言って、さっそく家に持ち帰ることにした。それが、家族で大問題になるとは予想もしていませんでした。
私は家に帰って、上機嫌で料理の準備をしていた。コウイチ様から貰った鶏肉料理で家族が喜んでくれると思うと、すごく嬉しい気分になった。
お母さんが仕事から帰ってきて、私の作っている料理を見て大激怒した。
「キャメリアこの肉はどうしたの?働いたお金でこの肉を買ったんじゃないだろね?」
私が働いたお金はすべてお母さんに渡していた。だからだろう。どうしてお金をほとんど持ってもいない私が肉を手に入れることができたのか。
「この肉は前話した。メイドで担当になった人が、自分で食べる分を獲って来たんだけど食べきれない分を貰ったんだって」
「うそおっしゃい。肉をくれる人がいるわけないでしょ」
私もコウイチ様が食材をくれると言われたときは信じれなかった。この世界ではそんなことは有り得なかった。みんな自分のとこ生活で精一杯だったからだ。
「ほんとだって。私が嘘言ったことある?」
「あるじゃない。”友達と遊びに行ってきます”とか言って出て行ったと思ったら、草原で豆食べにいってたり。あのときはお父さんが見つけてくれたからよかったようなものの、魔物に襲われたらどうするの。ほかにもあったよね?」
すいません。嘘ついたことあります。ちょっとお腹すいたなと草原に豆を食べに行ってお父さん見つかりすぐに家に連れ帰られ。お父さん・お母さんにものすごく怒られました。そりゃもうお漏らしするぐらいに。
「うっ・・」
「まさかキャメリア王宮の食材をごまかして持ってきたんじゃないだろうね?」
「そんなことは絶対しないもん!」
お母さんのあまりの発言に私も頭に来てしまった。
そこからはお母さんと私とで。”肉を貰った”と”信じれません。肉をどうしたのか?”の言い合いになってしまった。お母さんは何を言っても信じてもらえなかった。
私とお母さんが言い合いをしているところにお父さんが帰ってきて。何とか仲裁にはいり一旦落ち着きました。お父さんに事情を説明して、それで今日だけでなく、これから余った食材を持って帰っていいと言われたことも説明した。
「お母さんの言っていることも分かるよ。今日貰った肉ばかりでなく今後も余った食材とはいえ貰えるとは到底信じがたい。だからと言ってキャメリアがこのことで嘘を言っているとは思えない。ではどうだろう今度その方をうちの夕食に招待をするのは?」
「ほんと?お父さん。信じてくれる?」
「ああ!親が子の言うこと信じなくてどうする。それにキャメリアが嘘を言っているようには見えない。
キャメリアその方は、うちの夕食に招待したら着てもらえそうかい?」
「たぶん着て頂けると思うけど、前にも話したけど朝食と昼食をコウイチ様と一緒に食べさせて貰ってるし。大丈夫だと思う」
私は嬉しかった。お母さんが何を言っても信じてくれなかったのでお父さんが信じてると言ってくれて、すごく嬉しかった。
「お母さんもこの内容ならいいだろ?これから食材を貰えると言うなら、会ってできる限りのお礼をしたい。それに本人から直接聞いたほうが納得できるだろう。」
「そうね。でも、こんな所に着て頂けるのかしら?」
「大丈夫だと思う。あんまりそこらへん気にしてなかった。」
むしろ一般の人達の家がどうなっているか、気にしていたぐらいだ。
「明日、コウイチ様に聞いてみる。」
それで一旦落ち着いて食事をすませた。次の日コウイチ様に聞くと、二つ返事了承してもらえた。日程はその週の休日にすることに決まった。コウイチ様は嬉しそうに”その日に向けて狩りをそねば”と意気込んでいた。私がうちが招待しているのでと言っているのだが聞いてもらえず、食材を持っていくからと意気込んでいた。止めても聞きそうにないので諦める事にした。
当日はコウイチ様から王都広場で14時と早い段階で待ち合わせることになった。夕食の準備もあるのでもっと後にとお願いしたのだが食材を持っていくからと、その時間でと言われた。そして・・・・
「コウイチ様その、大荷物どうされたのですか?」
「もちろん、今日の夕食会で食べる為の食材だ。待ってる間に行商かと思われて何回か声かけられたけどな」
大荷物を抱えたコウイチ様が待っていた。その荷物はすべて食材だ。野菜・肉・お酒・魚介類とその他にもありそうだ。見た目は行商の人です。
「あのー・・・前にも言いましたが、今回は私の家族がコウイチ様を招待したのであって、コウイチ様に私達家族が招待されたわけではありません。言っても無駄かと思いますが、今からその食材をお金に換えてください。うちの家族がそんな高価な食材を受け取れません。」
「この食材は俺が夕食会で食べたいから持ってきたわけで、キャメリア一家に受け取ってもらおうと思っていないから問題ない。」
「あー言えば、こー言うですよね・・・」
もう説得するのをあきらめ家に案内することにしました。食材をどうするかは両親の判断にまかせようと思います。お父さんは別の意味で勘違いしそうだけど・・・
今回の夕食会の料理はコウイチ様が食材を早めに持ってこられると言われたので足りない分を買いに行く予定だった。まさか私もコウイチ様がこんなに食材を持ってくるなど思っても見なかった。
家に案内して、両親とおばあちゃんは予想通りの反応を示した。
「「「・・・・・」」」
コウイチ様を見られてまず絶句!そした
「キャ キャ キャ キャメリアはまだ嫁に出すには早すぎる!」
やっばり・・・・。お父さんは見事に誤解した。
「はぁ?始めまして佐藤幸一です。キャメリア結婚するのか?おめでとう。8才で早いな。」
はあ・・・・夕食会が始まる前から疲れてしまいます。
その後、まずお父さんに結婚なんてするわけないと納得して、両親がコウイチ様の持ってこられた食材を受け取れないと言ったが、これも先程と同じくコウイチ様が夕食会で食べたいから持って来たと言って聞かず。きりがないので私が仲裁に入り。夕食会で使い切れない食材はコウイチ様に判断をまかせることに。
「ほんとうによろしいのですか?」
お父さんが前の私と同じように念押しで聞いていた。
「いいですって、せっかく大人数で食べるんだし、おいしいものを楽しく食べたいじゃないですか。」
「キャメリアが言っていたことは本当だったのね。疑ってごめんね。」
肉を貰ってきたことでお母さんと散々もめた事を誤ってくれた。
私はまだやらなきゃ行けないことをやっていないことに気づきました。
「遅くなってすいません。お父さん・お母さん・お婆ちゃんです。」
お父さんもあまりのことで忘れていたようで
「紹介が遅くなってすいません。キャメリアの父ナルシス・ムッカです。」
「母のムーランです。」
「祖母のクレーです。」
その後は、夕食の準備を始めた。そこで驚くことをコウイチ様が言ってきた。『俺も料理を作る』家族も驚きの連続です。コウイチ様の世界では男女共に料理を作るらしいのだ。この世界ではありえないことです。結局お母さん・私・コウイチ様で料理をすることに。またコウイチ様の作る料理は食べたこともない料理ばかりでした。調味料作りから始まりケチャップ・マヨネーズ・トリガラスープ・ダシ作りなどから始まり、料理でも鳥のから揚げ・スプタ・ヤキソバ・鮭のムニエル・鮭の包みヤキなどさまざまな料理ができあたった。しかも一品一品がかなりの量だ。もう私は涎が止まりません。隠れて一口食べましたが”おいしいーー!!”と天にも昇る思いでした。
お父さんはせめてとお酒を買いに出掛けて行きました。
おばあちゃんは夕食会場の準備をしてくれています。
あまりのいい匂いに近所の人々がうちを覗き見するありさまでした。
「おかあさんこれ5人で食べきれるかな?」
「そうね・・・」
ずらっとならんだ料理があるのにまだコウイチ様は料理を作り続けている。見かねたおかあさんが
「コウイチ様もうこれ以上の料理を作られましても食べ切れません。もうそろそろよろしいのではないでしょか?」
「おっとそんあに作った?」
コウイチ様も久しぶりの料理だったらしく料理に夢中だったようだ。
「牛角の焼肉は食べたいしな。って周り見られてますけど?」
そう料理のあまりのいい匂いに、ご近所のみんなから注目されてしまったのだ。
「コウイチ様の料理があまりにもいい匂いだったので、みんな気になったのだと思います。」
「どうせですし、ご近所さんも呼んでみんなで食べませんか?10人15人増えても問題なそうだし。」
コウイチ様がとんでもないことを言ってきた。
「ですが、さすがにそんなわけには・・・」
ちょうどお父さんが帰ってきました。お父さんもあまりのいい匂いと近所から注目されていることにびっくりしています。コウイチ様からの提案を話しました。
「もうこのさい。コウイチ様がいいと言うなら。ご近所の方も呼んで一緒に食べるか。」
「ただ、俺がキャメリアに食材をあげていることは内緒にと今回のことは他の方に言わないでほしいと
伝えてもらえますか。料理を食べてもらう変わりに、口止めしたいってことですね。」
「分かりました。」
そこからご近所さんも混ざっての大宴会に発展しました。ご近所さんはうちに来てみんな”ほんとうにいいのですか?”みんな食べたいけどいいのかなーという状況です。お父さん・お母さんが王宮からこられたコウイチ様が一緒に食べてもいいと言われていると説明し。大急ぎで会場を大人数で食べれるように変更です。ご近所の人もせめてとお酒を持って集まってきた。
そしてご近所さんまじえての大宴会が始まった。みんな料理を食べだして言う言葉は”おいしい”その言葉しか出てきません。おばあちゃんはあまりの感激に涙を流しながらコウイチ様にお礼を言っていた。ちょっと恥ずかしかったです。
お父さんさん達は食事もそうだが、お酒もかなりの量を飲んでいた。近所の人・お父さんが買ってきたお酒はすぐになくなりコウイチ様が持ってきたお酒を飲むことになりました。しかも一樽だけかと思ったら、道具袋にもう一樽入っていたんです。
「コウイチ様ーーヒック。いいのですか?こんなに食材を用意してもらったのにお酒までみんなで飲んでしまってーーヒック。」
お父さんご近所のお父さん方それに・・・
「いいに決まってるじゃないですか!!こんなに楽しい酒はひさしぶりです。元いた世界でもほとんどなかった。こんな楽しい酒なのに、酒がないわけじゃなく、あるんだから飲めばいいんですよーー!それともみなさんもうお酒はいいのですかなーー?」
「何をおっしゃいますか。このムッカまだまだいけますぞ。みなもいけますな?」
「「「もちろんです。」」」
コウイチ様もいい気分で盛り上げっていた。
お母さん達も井戸端会議みたいに食事をつまみながら会話に花をさかせています。
子供達はお腹がふくれてしばらくは遊んでいたが、眠くなったのだろう家に帰っていきます。
コウイチ様とお父さん達は酔っ払いのおじさん会話になっています。
「しかしキャメロンちゃんもいい婿さんもらったねーー!」
「だから、カシューさん。ヒック 違うんだって!」
「てっきりこんな豪勢に食事するもんだからてっきりねー」
そうこの国では結婚するときにお嫁さんの実家に挨拶するときに豪勢な食材をもって挨拶に行く。これは婿さんの財力を示すと共に結婚後は娘さんを食の不自由なく暮らしていきます。という意味を込めてそういうことをするのです。
「でもコウイチ様ならねーーーいいです!」
「ちょっとお父さん!」
「いやいやさすがにキャメロンはないですよ。だって8才ですよ。」
「キャメロンがかわいくないって!」
もう本人達もいろいろ言いながら気にしていなかった。それから、続いたが最後はコウイチ様とお父さんだけになっていた。
「しかしどれもおいし料理ばかりで満足ですね。有難うございます。コウイチ様」
「いやー。こう楽しい気分ですと、次に行きたい気分になりますな♪」
「ほう、コウイチ様次と言われますと”あれ”ですかな?」
「そう”あれ”ですよムッカさん」
私は”次”とか”あれ”では分かりませんでした。
「ですが、私は所帯持ち。昔ならいざ知らず、今は無理なんですよ。」
お父さんが悲しい表情で話している。何だろう?
「何をいいますか!こんな楽しいお酒を飲ましてもらったのです。自分が持ちます!」
「ほんとうでございますか!どこまでも着いていきます。コウイチ様」
お父さんとコウイチ様が熱く見つめ合って、互いに鼻の下を伸ばした。するとその場がひんやりして来ます。
「あなたこんな時間からどこに行くのかしら?もしも女子が居るところに行くおつもりであれば二度と家には入れませんよ?それとコウイチ様、本日はお食事有難うございました。ご近所の人達も満足していました。ただ、夜町に行かれるのでしたら、お・ひ・と・りで行ってください。」
「「はい・・・」」
ああそういうこと。お父さんもコウイチ様もいい大人が・・・
そうして宴会がやっと終わった。料理はほんとおいしかったです。
それ以後はコウイチ様に料理を教わったり、もらった食材を持って帰ったり、うちでも食べれないものは近所にくばったりしながら暮らしています。
ほんとコウイチ様がこられてから家族もそうだが、ご近所との繋がりが良くなり明るい家庭になった。
おいしい食べ物を毎日食べれて、家に帰れば家族の笑い声で楽しい生活。
コウイチ様がこの世界にこられてもう4ヶ月が経つ、楽しい時間はあっという間に過ぎていった。
ほんとうに異世界からコウイチ様をこの世界に連れてきてくれたことに感謝している。
今の私は幸せです!!!