僕は女女しい
「えっ?」
彼女は驚いていた。
「僕、何だかわかんないけど、あなたが居ないとダメな気がして...」
「河内さん?」
「あっ!すいません、こんな事いきなり言われても困りますよね。キモイですよね...」
「あの...」
彼女は、下を向き僕言った。
「あの、もう1回お食事一緒させてもらってもよろしいですか?」
僕は、舞い上がった。
彼女が、僕とご飯食べてくれるなんて夢にも思わなかったからだ。
あんな事言った後だ。
絶対ないと思ってた。
だから、嬉しかった。
僕は、すぐ答えた。嬉しい気持ちを隠せずに。
「こちらこそ!お願いいたします!!」
「ふふ、やっぱり面白い方なんですね。」
彼女は笑いながら、言った。
そして、僕らは
また、さっきのカフェとは別のカフェで食事をした。
短い間だったけど、彼女ととっても幸せな時間が過ごせた。
もっと続けばいいのにって、思ったが、
もう会えないだろう、ここでわかれて終わりだろう。
あれが許されたのは、今回だけだったんだ。
と思うようにした。
そして、食事が終わり2人でカフェを出る。
ここで、終わりなんだ。
僕は、そう思った。
もう、会えないのか。
なんで、僕はそう思うのか...
僕は、彼女の何になれたのだろうか。
こんな短い間で、ここまで考える僕は異常だな。
そう、自分でも思った。
カフェを出て、僕はずっと黙ったまま時間が過ぎていく。
「さよなら」なんて、言いたくない。
自分は、なんて女々しい奴なんだ。
僕はそう思った。
すると、彼女が。
「河内さん?」
僕は、ハッとした。
「もう、遅いですし私はこれで。今日はありがとうございました。」
そう、彼女が言ったので僕も。
「あっ、こちらこそ今日は、ご迷惑をおかけして、すいませんでした。」
「いえ、そんなぁ。」
彼女は、手を横に振る。
「あっ、それでは。私は、これで失礼します。」
そういい、彼女は家がある方向だろうか、
そっちの方に歩いて言った。
あっ、終わったんだ。
明日から、また同じ生活なんだ。
僕は、そう思いながら家へと帰って行った。
帰り道、ネットの友人からメールがきた。
メールを見ようと、携帯をポケットから出す拍子に何が落ちた。
拾ってみると、さっきのカフェの紙ナフキンだった。
広げて見ようとした時。
「あの!」
後ろから女性の声がした。