僕と彼女
僕は、やっとの思いして約束のカフェに着いた。
着いたのはいいが、ネット上でしか彼女を知らないのだ。カフェに入っても誰が彼女かわからないと思った。
まず、あー返信してくれたものの来てないかもしれない。
そんなことを考えながら僕はカフェに入った。
カフェの1番奥の席。
小柄な、茶髪のショートの女性がいた。
見るからに活発で、元気のある女性に見えた。
だが、同類(自殺志願者)だからだろうか。
そんな彼女を取り巻く、オーラが外見と真逆だ。
焦り、恐怖、そして... 死。
それが入り交じったオーラ。
それが、彼女の第一印象だ。
僕は勇気を出して声をかけた。
「あなたが、名亡しさんですか?」
すると
「......はい。では、あなたが?」
「はい。社会のクズです。本名は、河内です。」
「はじめまして。私は、幹谷といいます。」
僕ら自己紹介をして、数分無言の状態だった。
その中、彼女が話を切り出した。
「河内さん、お座りにならないんですか?」
声をかけられて気付いた。
自分は、彼女に見とれて席に座って無かった事に。
「あっ、はい。ありがとうございます。」
そっから、まだ無言の状態。
そして、数分たったか、お互い話を切り出した。
『あの、あ、お先にどうぞ!!!』
お互い相手に譲ろうとする。
「いや。ここはあなたからで。」
僕がそういうと。彼女が話始めた。
「ありがとうございます。では、1つ質問していいですか?」
「ええ。どうぞ」
僕がそう答えると、彼女は大きく息を吸った。
そして、
「なぜ、会いたいだなんて?」
僕は、ビクッとした。
彼女に会いたいと思ったのは、友達になってもらう為でもなく、sex目的でもない。
本当に、はっきりとした理由がないからだ。
ただ、彼女(彼女の書き込み)を見て
守りたいと思ったからだ。
だか、そんな事をどう説明すれば良いのか。
僕は、下を向いたままわからず数分たった。
「河内さん?」
彼女は、僕の顔をのぞき込んできた。
僕は、意をけしていった。
「僕は、あなたに死んでほしくない!」
僕の言葉に、彼女だけではなく、店全体が一瞬止まった。
彼女は、唇を噛み締め、テーブルにお代を置き、僕の手を引き、店を出た。
どれくらい走っただろうか。
気付けば、目の前には海が広がっていた。
彼女は息を切らしながらいった。
「あんなことあんなとこで言わないでくださいよ。」
「すいません...でも!」
「でも?あなたに私の何がわかるんですか?」
僕は、何も答えられなかった。
「それに、今日初めてあったんですよ?」
僕は言葉を迷った。




