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【2】響く足音
薄暗い中、一歩づつ…慎重に、前に進む。
自分がどんな靴をはいているのかはわからないが、ぼんやりとつま先っぽいものを確認することはできる。パタ、パタと…小さな足音がするから、おそらく、建物の中と思われる。
もしや、俺は…知らぬ間に、どこぞの組織に捕まってしまったのだろうか?
一体いつ、どんな理由で、なぜ…俺が。
ぼんやりした頭の回転速度をあげつつ前に進むと、だんだん明るさが増してきた。
突き当りが壁になっていて、ギリギリ手の届くくらいの高さでろうそくの火が揺れている。
……左右に、通路が続いているようだ。
右方向は、ろうそくの薄明かりが続いた先に…人影?のようなものが見える。左方向には、ろうそくの明かりだけが続いている。
~選択してください~
声をかけるために右に曲がる →→→ 【5】コンタクト
逃げるために左に曲がる →→→ 【4】君子危うきに近寄らず
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