表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/113

23.調査です!

 あれから二人で協力して資料片付けが終わらせたので、今日は許可を取ったらノワールの調査だ。


「ごめんねレンちゃん」

「いえ、マードリア様のお役に立てて嬉しいです」


昨日カロン先輩に


『そうだマードリア、調査するなら誰でもいいから一人つけろよ』


と、言われたのだ。


「ありがとう。とりあえずエンス先生のところに行こう」

「そうですね。それとマードリア様、教員室はこちらですよ」

「え? あ、ごめんありがとう。教員室って中々行く機会ないからさ」

「そうですよね」


 こうして教員室についた私達はエンス先生を呼び出した。


「そういう事ならいいぞ。ちゃんと会長にも許可取れよ」

「ありがとうございます」


エンス先生は許可証を発行してサインをすると、私とレンちゃんに渡した。


「次はビケット王子様だね」

「はい」


 ビケット王子様は生徒組織室にいた。


「カロンから話は聞いてる。用意してあるから少し待ってくれ。レンさんのも今作る」


ビケット王子様は許可証を一枚私に渡すと、レンちゃんの許可証を作り始めた。


「お仕事はどうですか、フーリン様?」

「中々に重要な仕事ですが、やりがいを感じますよ。マードリアこそ、早速一人で仕事をしているから凄いですよ。ストルさんも、関係ないのにマードリアに付き合って下さってありがとうございます。お優しいんですね」

「い、いえ、マードリア様はいつも私を助けてくださいますから、こんな時ぐらいは私もマードリア様のお役に立ちたいのです」


なんていい子なんだ。私、レンちゃんのペアでいいのかな? なんか私が駄目人間に思えてきた。


「ストルさんみたいな方がペアでマードリアは幸せ者ですね」

「はい、ペアがレンちゃんで良かったと思います」


レンちゃんは二人から褒められて、照れ臭そうに顔を赤くして俯いた。


「待たせてごめん。これ、レンさんの許可証。二人とも本当に悪いな。あとマードリア」

「なんでしょうか?」

「カロンは言わないと仕事をゆっくりしたり、後回ししたりするから、先輩だからと遠慮せずにしっかり言えよ。

昨日二人でやった資料の片付けも、本来はマードリアはやらなくて済んだんだ。

カロンにマードリアが来るまでにやっておけって言ってたからな。だから、しっかり頼むぞマードリア」

「は、はい」


あの性格ならなんとなく納得してしまう私がいる。


「それじゃあ二人とも、よろしく」

「「はい、失礼します」」


私達は一礼した後部屋を出て行った。


「あっ」

「どうしたのレンちゃん?」

「ビケット第一王子様がメモもくださいました」


レンちゃんから受け取ったメモを読むと、訪ねるべき場所をいくつか記してくれていた。


「さすがビケット王子様」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ