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ホラーシナリオのバラマキ(登場人物目線)

作者: 雪島

 これは六月三十日にて筆者が実際に見た夢の終始である。あまりにもカオスの化身のような夢だったのでここに記したいと思う。ギャグっぽく思ってくれて構わない


睡眠時間11:30〜13:40

執筆開始13:50〜


 幼い頃から昼寝が好きであったが、年々、自由な時間が減っていきそういう習慣は無くなっていった。

 私は母に洗濯物を畳むのを手伝うように言われたが、なにかとケチつけてのらりくらりとしていた。そして私は狸寝入りを決め込んでいたのだが、結局本気で寝てしまったのだ。

 イヤホンの中のラジオの音がゆっくりと遠のいて静寂に包まれた。


 夢の始まりは静かだった。予め描かれたシナリオをなぞるように私はそこに配置されていたのだろう。私の仲間は私を含めて三人ほどでビルかなにかの一室に立っていた。

 ビルの外は驚くほど暗く、あたりに光は一つしか見えなかった。月明かりでも見えていたらまた違ったのだろうが、雲か、そもそも無いのかで私は不安を覚えた。仲間たちはその扉から差し込む光の方へと向かい、私もそれに続いた。

 驚くことにホテルのようで、しかも高価そうな感じで、私たちはその空間へと足を踏み入れた。

 恐る恐る(な感じで)と抜き足差し足でエレベーターへと向かい、私はボタンを押した。

 しかし、何度押しても全く来る感じがしないので私たちはその階で階段か隠し通路かを探すとにした。

 ここで私たちは新しく一人、仲間を加えた。あいにく夢の中なので他の二人と同じく相貌は認識できていない(もしくは忘れた)。

 そして階段を見つけて降りることにした。

 結構な数の段数があってドバイタワーかよ、とか思いながら下っていった。私は神戸市住みなので五十階なんかの高層ビルを見たことがない。

 しかし、二階ほど降りると行き止まりになっていて、またフロアに出ざるをえなくなった。

 エレベーターに乗ろうとするとここで初めてモンスターらしきものに出会った。なんか女の人の裸像みたいでとても美しく神々しかったが、右手に杭のようなものが見えたので逃げようと決意した。

 現実であれば私は腰が抜けて歩くことすらままならないが、怖いというより美しいといった印象を受けたからかとても軽く走り去ることができた。仲間たちは私が走り出した時にはすでにいなかった。仲間の不親切さに嘆いた。

 息も切れることもなく、そのまま女神裸像(勝手に命名)を振り切った。

 どこに行っていたかはさっぱり不明だが気にすることなくエレベーターへと乗って下った。

 私はとてつもなく腹が減っていたのか、仲間にその旨を伝えるとn階に飲食スペースがあると言われたが、そもそも何階から乗ったのか分からないのでどれくらい離れているのかがわからなかった。文字盤もなにかオシャレで見慣れないものだった。

 そしてふと扉の方を向くと扉が開いていたのだ。驚いた。

 そしてデパートのようなフロアで仲間たちが手を差し出してくれたが間に合わず、そのまま下の階へと連れていかれた。

 エレベーターが止まったので私はゆっくりと足を踏み出したが、明るく広いのに対して全く人はいなかった。底抜けに明るいBGMが聞こえた。

 カレーのような匂いを感じ、地図も見ずに上の階を目指そうとしたが、長い廊下の飲食店らしきものが並ぶのを見つけた。仲間たちがガラスの向こうがわで美味そうにカツカレーを食っていた。だが一人いなかった。

 だが気にせず階段を探し回り、ついに見つけたがなんと飲食店フロアには到達できないという仕様だった。かならずエレベーターに乗らなければたどり着けないようであった。仕方ないのでエレベーターに乗って戻ろうとした。

 ゆっくりと開くエレベーターに乗り込もうとすると、先ほどの女神裸像が載っており、慄いたがまだそんなに恐怖感はなかったので私はそのままボタンを押した。相変わらず何階かわからなかった。

 触らぬ神に祟りなし、とは本当で私は静かに出ていった。

 登りすぎたようで飲食店フロアには全く到着できなかったが、階段へ向かおうとすると、縄がなにかで縛られた仲間が猛スピードで走ってきた。

 うおっ、と飛びのくと彼(彼女)の後ろから人民服の爺さんがそれに負けず劣らずの速さで迫ってきた。

 鬼の形相で追っかけてくる爺さんから逃げるため私は階段を飛び降りた。

 一回の跳躍で踊り場に到達できたが相変わらず階段は長かった。

 仲間はほとんど常に私の跳ぶ階段より一つ先のところにいたのでなにか安心できた。実際、爺さんに全く追いつかれることもなかったので余裕綽々だったのだが、途中で荒い柵がついて、階段も急になった。

 なむさーん!と飛び込んでみると身体は柵をすり抜けるように避けた。

 さすが夢だ、何ともないぜ!

そして折り返しを何度も繰り返しているうちに爺さんはすぐ後ろにいた。

 驚いて、焦ってなぜかピョーンと横に飛んでしまうと爺さんが腕に掴みかかってきたが手を離したら律儀に走ってきた。慌てて手すりにつかまって登り直した。

 なにかわめきながら逃げる仲間に爺さんは目標を変更したらしくそちらへと向かっていった。

 そのあと一際大きな悲鳴が聞こえて、爆発じみた音が聞こえた。

 そして私の手にも感触が加わった。

 見上げると先ほどの爺さんが手を置いていた。吃驚してそこから飛び降りると今度はゴロゴロと転がって、身体を強く鉄の地面に打ち付けた。

 痛みに抗いながら寝返りを打つとそこには非常口があり、そこを出ようとして手をかけた。背後から近づく足音は気にせずそれを開いた。光に包まれて、私の意識は現世へと帰ってきた。

 さしずめクリアーということだろう。私がゲームクリエイターならそうする。


 〜〜目がさめるとそこにはいつもと変わらない日常があった〜〜などとオサレポエムが流れそうだが、残念ながら現実なのでそんなことはない。畳の上で雑魚寝していたので身体中が痛んだが、首を何回か回したらそれも和らいだ。なにか柔らかい感触を腕に感じた。それをみると母が畳んで揃えておいてくれた洗濯物であった。ぺしゃんこだった。

 エアコンの風が直接当たっていたらしくのどが非常に渇いた。あとは腹が減っていたので、遅めの昼食だがお好み焼きと焼きそばを食べた。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!忘れないうちに、と急いで書いたものなので滅茶苦茶だと思います。すみません。


注意書き


この作品(?)は作者の夢の中の話です。小説というよりはシナリオのあらすじみたいなものですので自由に転用していただいて結構です。ただ、そこから生まれる物語を見てみたいのでできれば連絡をお願いします。

一応、この作品のリンクも貼っておいてください。たのんます。感想、シナリオの再考なども感想欄にでもよろしくお願いします。楽しみに待っています。

ではさようなら〜。

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