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予知者  作者: たちかぜ
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占依存症1

「おはよう」

声をかけて、古びた占いの館に入る。

数人いる占師は、ご機嫌斜めだ。

女性だけの占師が集まっていると、だいたいこんな感じだ。

あからさまな感情が、私に向けられる。

ただ、2級取得者がいれば、少し事情も違う。

技術の差というか、1級と2級の差はどんなものか

見極めようとする必死さを感じる。

 

1級、2級の差もそうだけど、

2級、3級の差もまた広い。

この村の占師は3級取得者のみ。

第1級の人――つまり私――が来ると

占いする場所の一番良い場所を譲らないといけない。

客も取られる。

本当は1級占師が来たと、宣伝もしないといけないのだけど、

そこはもうないも同然の規則。

私もあまり来られてもイヤだから、黙認する。

こんな違反は他にもやっている人多いから別にいいんだけど。

 

普段はこの占の館の責任者であり、私が今使っている部屋の

――ナミって言ったかな。彼女がお客を連れてきた。

「こちらが第1級資格の占師です。――どうぞ」

 


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