表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LOVEファイト!  作者: mimuka
6/66

3

―数十分後。


「はっ!」


彼は現実に帰ってきた。


「おかえり」


わたしは苦笑した。


「ごっゴメン! ぼ~っとしてて…!」


「気にしないで。わたしもぼ~とあなたを見てたから」


「えっ…えぇ?」


真っ赤になる彼の手を、今度は引っ張った。


「もうすぐショーがはじまるの。アシカとかイルカとか芸達者なのよ。見に行きましょ?」


「うっうん」


ショーを見た後、売店でおみやげを買った。


二人とも、お揃いのイルカのケータイストラップ。


水色ガラスのイルカに、青と水色のビーズがキレイで可愛いんだけど…。


「良いの? 可愛過ぎない? お友達に何か言われるんじゃ…」


「良いよ、言われても」


そう言って、彼は穏やかな表情でケータイにストラップを付ける。


「言われたら、ちゃんと言い返す。『彼女とお揃いなんだ』って」


少し頬を染めながら言ってくれた彼を見て、胸があったかくなるのを感じた。


コレは…ヤバイ。


本気になりそう…。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ