表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LOVEファイト!  作者: mimuka
42/66

2

「やめろっ! 白虎っ!」


「っ!」


…聞きたい声が、耳に飛び込んでいた。


倉庫内に手下を引き連れて、彼が…正義くんが来た。


「正義、くん…」


来てくれたことに、心の底から安堵した。


…本当は期待していた。


来てくれることに。


でも来てくれないことも、願った。


彼が傷付く姿は、絶対に見たくなかったから。


思わず体の力がゆるんで、泣きそうになる。


「おっと。フラつくほど、驚いたか?」


揺らいだ体を、白雨が後ろから抱き締めた。


「離れろ! 白虎っ! オレに用事があるんじゃなかったのか!」


「ああ、そうそう。白虎、俺は平和主義者なんだ」


「ふざけたことを抜かすな! ひなさんを人質にしてっ…! ぜってー許さねぇからな!」


「おーおー。彼女が絡むと、また人が変わるなぁ」


…それは同感。


「夜上クン、どうしてここへ…」


「夜上さん、てっきり帰ったのかと…」


翠麻と芙蓉が呆然と正義くんを見た。


「手下の1人が、白虎が他校の女子生徒を学校内に連れて来たって聞いて、まさかと思って戻って来てみたらっ…! くそっ、2人とも、後で落とし前はつけてもらうぞ!」


「…分かってますよ」


「承知しました」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ