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LOVEファイト!  作者: mimuka
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3

「それじゃあ、一つだけ、約束してくれる?」


「はいっ! 何でも!」


「わたしのことを、深く知ろうとしないで」


「…えっ?」


彼の笑顔が固まった。


「わたしが言うこと以上のことを、知ろうとしないでほしいの。えっと、ホラ。詮索しないでほしいってことよ」


束縛を嫌う女の子が使う言葉だ。


説得力があるはず。


「そっそれならOKです! オレも知られたくないことがありますから!」


…ハッキリ言ったな。この子。


思いっきり自分が怪しいってことを。


「それでも良いなら、付き合ってくださるんですよね?」


「まあ…良いケド」


「いっ…」


あっ、ヤバイ!


わたしはとっさに耳を塞いで彼から離れた。


「ヤッター!」


ビリビリッと鼓膜が震えた。


「うっ…」


…予想通りの展開。


彼…正義は満面の笑顔で、素直に喜んでいた。


その様子を見て、まいっかなんて思ってしまった。




…お互いにとんでもない秘密を抱えていることを知らずに。


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