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LOVEファイト!  作者: mimuka
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2

そしてお母さんに電話した。


「あら、どうしたの?」


「あっあのね!」


簡単に事情を説明すると、お母さんはゆっくりと答えた。


「分かったわ。お父さんはこっちで引き止めておくから、行ってらっしゃい」


「ありがと!」


わたしはすぐに下におりた。


すると廊下にお母さんがいて、笑顔でリビングに入っていく。


―今のうちだ!


父さんはお母さんにベタ惚れだから、意識がお母さんに向いているうちに、玄関を出る。


「正義くん!」


「ひなさん!」


道路に出ると、すぐに正義くんが駆けつけてくれた。


だから思いっきり彼に抱きついた。


「ゴメンなさい! …ホントはずっと会いたかったの」


「オレも…ゴメン。ひなさんを困らせるって分かってて、来ちゃった」


「でもよくウチが分かったわね」


「あっ、ゴメン。実は…ひなさんをつけてたんだ」


「…尾行したってこと?」


「ホント、ゴメン! でも一回だけだから!」


彼の顔が暗闇でも分かるぐらい、真っ赤に染まった。


…ヤレヤレ。


尾行には気をつけていたつもりだったんだけどな。


知っている人だと、気もゆるんでしまうのかな。


それが…正義くんだと、特に。



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