表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
LOVEファイト!  作者: mimuka
26/66

会えない寂しさ

「はぁ…」


ケータイの待ち受けを見ては、ため息ばかり。


夜、わたしは自分の部屋でぼ~としていた。


つい三十分前、正義くんとあんなに話してたのに…。


話せば話すほど、寂しくなる。


待ち受けには、安らかな寝顔の正義くん。


彼も今頃、わたしと同じように待ち受けを見ながらため息をついているんだろうか?


またため息をつくと、いきなりケータイが鳴った。


この着信音は…。


「正義くん?」


慌てて通話ボタンを押した。


「どっどうしたの?」


「ひなさん…。ゴメン、窓の外見てくれる?」


「えっ?」


わたしは慌ててカーテンを引いて、外を見てみる。


すると道路に正義くんが…いた。


「えっ、えっ。どうしたの?」


「ゴメン、どうしても会いたくて…。今、どうしてもダメかな?」


正義くんが泣きそうな顔で、こっちを見ている。


「…ちょっと待ってて」


そう言ってケータイを切った。


父さんがいない時なら、お母さんに言えば外には出られる。


けれど今は、父さんがいる。


…しかも玄関を通る時に必ず通る、リビングに。


ちょっと考えた後、わたしはケータイを見た。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ