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クレープ屋の前で会った女子学生
その後、公園の前を通った。
かなり広い公園で、中には屋台が並んでいたりする。
その中で、珍しい光景を目にして、わたしは思わず立ち止まった。
美夜の女子学生がいる。
黒いセーラー服は、高等部の証。
彼女はおかっぱの黒い髪がとてもキレイで、顔立ちもキレイだ。
しかし…挙動不審。
さっきからクレープ屋の周囲をウロウロ、行ったり来たり。
クレープ屋の近くにいる女の子達は、妙な顔をしている。
あのクレープ屋は美味しいと評判。
多分…食べたいんだろうな。
けれど恥ずかしいのか、中々並べないでいるみたい。
そのうち、並んでいる女の子達がヒソヒソ話はじめた。
「美夜の女の子…」
「たかりに来た?」
ヒソヒソ話のつもりだろうが、ちゃんとわたしや彼女の耳に届いていた。
彼女は耳まで顔を真っ赤にして、俯いてしまった。
「はあ…」
今日は厄日だろうか?
正義くんとは会えないのに、美夜との学生にはよく会う。
しかもトラブル真っ只中で。
わたしは歩き出した。
そして彼女の腕を掴んだ。
「えっ…」




