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デート終わり
その後、広場で話をして、デートはオシマイ。
駅近くに家があるので、彼にはそこまで送ってもらった。
そして家に帰ると―。
「おかえり~、ひな。お父さん、来てるわよ」
とても40近くには見えない若い女性こと、わたしのお母さんが出迎えてくれた。
「げっ。…何でよりにもよって、今日なのよ」
思わず顔が険しくなる。
せっかく良い気分で帰って来たのに…。
「今日は日曜日だからね。ひなのこと、ずっと待ってたわよ」
ヘタすれば20代に見えるお母さんは、ニコニコ笑顔。
「う~」
うなるけど、逃げられないのは分かっている。
しかめっつらのままリビングに行くと、…本当に父さんが来ていた。
「父さん、何の用よ?」
「おお! ひな、帰ったか!」
50近くの父さんは、輝いた笑顔で抱きついてきた。
「んもー父さん、さみしかったんだぞ?」
「お母さんと二人っきりで、どこがさみしいのよ!」
「そこに子供のお前がいなきゃ、さみしいじゃないか。家族と言えないだろ?」
「夫婦でガマンしなさいよ!」
結婚して20年目でもラブラブのクセに!
…まあ子供としては、嬉しいケド。わたしを可愛がってくれるし。
「…とりあえず、座りましょうよ。わたし、疲れてるの」
「おお、そうだな」




