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LOVEファイト!  作者: mimuka
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7

暖かな午後の陽差しと柔らかな風、そして満腹のせいで彼の眼が次第に閉じていった。


やがて寝息まで聞こえてくる。


わたしは笑顔で彼の寝顔を見つめた。


…可愛いな、やっぱり。


男の子とまともに付き合ったのは、コレがはじめて。


彼のことは、まだお母さんにしか言っていない。


父さんは…いろいろな意味で危険だから、しばらくは黙っていよう。


服やお弁当の中身のことは、今日までうんと悩んだ。


けれど楽しかった。


彼の喜んでくれる顔を思い浮かべるだけで、わたしも嬉しくなる。


自覚し始めている。


…彼を好きになっていることを。


けれどわたしの抱えている秘密を知れば、彼はきっと去ってしまう。


そのことを考えれば…あまり深入りしない方が良い。


傷付く事を覚悟で告白を受け入れたけど、まさかこんなに気持ちが溢れるなんて…。


「…完璧に予想外」


ふと呟き、ため息一つ。


だけど今だけは、彼の穏やかな寝顔を見ていられる。


そう…今だけは。


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