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勇者の相棒は森のクマさん  作者: タローラモ
第1章 クマと少年
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07 運命4 ナナイ

ストック終わりです

 にいちゃんと一緒に父ちゃんのお墓にお祈りした。

 昨日まで元気だったのに、おうち帰ったら父ちゃん血だらけだった。アタマ撫でてくれたのにもう起きてくれない。ずっと起きてくれないってにいちゃん言った。父ちゃんとさよならするんだよって。やだよぅ。

 綺麗なお兄ちゃんがおいでって言ってくれた。にいちゃんと一緒だったらどこでも良い。みんなで新しいおうちに行くことになった。

 ナナイ達が住んでたおうちの中のものも持っていってくれるって綺麗なお兄ちゃんが言った。そしたらぱっておうち空っぽになった。なんで消えたのって聞いたら魔法だよって教えてもらった。ナナイもやりたいな。

 綺麗なにいちゃんはヴィレントって言った。うまく言えなかったらウィルでいいよって言ってくれた。

 ウィルにいちゃんと森の中に入った。ナバルにいちゃんはビックリしてた。怖い怪獣がイッパイって言ってたのに一回も出てこなかったよ?

 ウィルにいちゃんに聞いたら

「私が怖いんだよ」


 って笑いながら言ってた。ウィルにいちゃんやさしいよ?



 森の中にはおうちがあっておばあちゃんが出てきた。その隣に…服着たクマのお人形さんがいた!モコモコで可愛かったな。

 ウィルにいちゃんはおばあちゃんとお話終わったら森の奥に入った。ナナイやナバルにいちゃんを抱えて。すごい速かった。

 そしたらおっきな門が見えた。壁もすごく高かった。横にトカゲの兵隊さんがいた。ちょっと怖かった。

 門のなかに入ったらおっきな町だった。いろんな人がいた。ナバルにいちゃんは

「魔物の国だ…」

 って言ってた。ビックリしてた。

 ウィルにいちゃんは一番大きなお城に入った。

お城?

 中には強そうな魔物の兵隊さんがたくさんいた。広い部屋に入るとすごい強そうな狼の兵隊さんがウィルにいちゃんに近づいて言った。


「おかえりなさいませ。魔王陛下」

「ファーーーーー!!」


 ナバルにいちゃんは叫んだあと固まった。

まおーってなあに?





ここまで読んでくださりありがとうございました。続き頑張ります

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