六章で登場した主な人物
(´・ω・`)名前だけ出てきた人についても解説しております。
六章で登場した主な登場人物。
カイヴォン/仁志田吉城
六章にて解放者ナオの一行に加わり、少しはパーティープレイという物を学んだ模様。
本来の面倒見の良さと、身内への甘さを存分に発揮し、ナオの強化に協力した。
だが、その行動は常に裏を考えた打算を含んだ物でもあった。
それでも、自分を選んでくれた彼に本当の意味で心を許し、無事『味方』と認定した。
故郷に似た町で十二分に羽を休ませた為、現在かなりやる気に満ちあふれている。
また、レイスを狙った襲撃者の命を奪った事がキーだったのか、職業が【奪剣士】から【奪命騎士】に成長し、ステータス全般の上昇に加え、固有アビリティを取得した。
最初に覚えた[サクリファイス]は、自分を生贄にし対象に絶対的な加護を与える物。
自由気ままに過ごす彼への皮肉のような効果だった。
偶然による産物ではあるが、特殊な能力を持った物品を破壊しても[悪食]の効果と[簒奪]の効果が発動し、アビリティを取得出来る事を知った彼は、もはや自重を忘れて自己強化に励む。
変わり種のアビリティ[晶化]や[再起]も手に入れホクホクなご様子。
魔王様が楽しそうで何よりです。
リュエ・セミエール/Ryue
六章で一番活躍したと言っても過言ではない、我らががっかりエルフさん――いや、もはやがっかりの汚名は返上したか。
戦士としての責任、身内の為に心を殺す冷徹さ、躊躇なく魔導を放つ大胆さを遺憾なく発揮した。
レイスに甘えながらも、自分が守らねばという意識をしっかりと持ち、かつての自分の在り方である『仲間を守り切る』を実践する。
そしてカイヴォンの期待に応え、彼女は町を守るために最大最強の魔導を発動した。
かつて龍神を封印していたその魔導は、ただの『自然現象程度』でどうこう出来る物でなく、本当の意味で彼女が規格外、人の身で敵う相手ではないと知らしめる。
……じゃあその氷を粉砕したあの人はなんなんですかね。
町を守った事により住人たちに女神と崇められ、また持ち前の人懐っこさも後押しし、すっかり町の人気者に。
毎日家庭の味を堪能した彼女は、そろそろ野菜以外の物が食べたいと思っていたので、チキン南蛮に内心誰よりも喜んでいた。
最近少しだけ料理のレパートリーを増やそうと画策中。打倒レイスを目標に、今日も彼女はゆで卵を潰す。
光野ひかるさんからリュエのイラストを頂きました。
タイトルは『リュエの旅立ち』です
レイス・レスト/Raith
六章に入ってから徐々にはっちゃけ始めた肉食系(二つの意味で)お姉さん。
リュエと共に依頼を受け、報酬を交渉の末に上げたり、存在する資源を隅々まで根こそぎ奪い取ったりと、中々に肝っ玉お母さんな一面も。
意外にも接近戦もこなし、体術も修めている。また射撃の腕も今章では発揮され、カイヴォンの撃ち漏らしを全て撃ちぬくなどと、非凡な一面を垣間見せる。
母親を自認していただけはあり、料理の腕も自信があったのだが、何故か自分以上に場馴れしているカイヴォンに密かに危機感を抱いている。
長年の商売で身についた観察眼は、人の嘘や内心の苦悩を見破り、そしてそれを悟らせずに振る舞うという事も可能とさせる。
カイヴォンへの逃げ道、リュエの気持ちを汲む気がつかないふりもまた、その経験がなせる技だったのかもしれない。
また、最近ではカイヴォンやリュエとの心の距離も近づき、徐々に商売上の強がり、虚勢を見せないようになってきた。
その為、褒められれば照れるし、少々子供っぽい一面も見せるように。
最近では自分が食べる量が人よりも多い事に気が付き、密かな悩みだったりする。
結局大量にあったチキン南蛮も、ナオよりも彼女の胃の中に収まった量の方が多いくらいだ。
光野ひかるさんよりレイスのイラストを頂きました。
ナオ/藍堂那央
一七歳の元『男子』高校生。
一五○センチ未満の身長に華奢な身体、そして長い黒髪のポニーテールに童顔と、生まれてくる性別を間違えたかのような青年(?)
趣味である採掘を行うため為、近くにある鉱山施設へと向かう最中に『セカンダリア大陸』の『王都ガルデウス』に召喚された。
好戦的な性格でもなく、また元々スポーツが得意という訳でもなかった為その力は低く、あまり期待されていなかった。
しかし、魔物の勢力の衰えているセミフィナル大陸ならばと、修行のため王都有数の実力者二人を仲間に旅立った。
見た目よりも軽い二振りの片手剣を巧みに使い、まるで忍者のように立ちまわる軽戦士と化けた彼は、さらにカイヴォンから教わった剣術を独自に発展させ、必殺の一撃まで昇華させた。
また、彼はカイヴォンが龍神を倒した後に召喚された解放者故に、直接神から使命を受けていた。
その内容は『魔王の討伐』
だが、彼は共に過ごしたカイヴォンが魔王だと知り衝撃を受けるも、神の指示よりも自分で感じた気持ちを第一にし、使命に背いた。
見た目や性格とは裏腹に揚げ物が大好きで、唐揚げ(ザンギ)に天ぷら、チキン南蛮とガッツリ系の食事を好む。
また、どういう新陳代謝をしているのか太ったりもせず、第二次性徴をスキップしたかのような体型を維持している。
胸に脂肪がつかなくてよかったね、危なく色々な方面から危機が迫るところでしたよ。
光野ひかるさんからイラストを頂きました。
あらかわいい。
スティリア・シェザード
年齢22歳の人間の女性。
王都ガルデウスの近衛騎士の一人だったが、召喚されたナオに一目惚れし、無理を言って仲間に加わった積極的なクセに奥手なお姉さん。
【堅牢騎士】という職業に相応しい規律を重んじる固い性格だったが、ナオやマッケンジー、そしてカイヴォンの影響で徐々に態度を軟化させていった。
『王国の守護神』とまで言われた彼女の実力は、防御に徹すればレイスの攻撃を凌ぎきるほどだが、さすがに何処ぞのエルフさんには勝てない模様。
だがそれでも、人の身で到達するには十分すぎる実力を有し、ナオをあらゆる困難から守り抜いてきた。
今後とも是非、彼の貞操と純粋な心を守り切ってもらいたい所である。
なお、彼女自身が彼を汚してしまう可能性が微粒子レベルで存在する模様。
このショタコンめが!
光野ひかるさんよりイラストを頂きました。
ショタコンお姉さん。
フォレスト・マッケンジー
年齢260歳を超えるハーフエルフの男性。
生まれは不明だが、長年セカンダリア大陸の森に住み、国の行く末を見守ってきた長老。
王都ガルデウスに所属した後は長年に渡り国を守り、多くの弟子を輩出し、長らく国の為に働いてきた。
魔導の粋を極め、また環境次第では単独で一軍を壊滅させる程の実力を持つが、悲しいくらい下半身の欲望に忠実な為、彼のありがたさは日々下落の一途を辿っている。
カイヴォンとは良き酒飲み仲間となり、よく晩酌を交わしながら男のロマンについて語り合っていた。
ナニとは言わないが、彼は上半身より下半身、記号で現すならBよりHに魅力を感じるとかなんとか。知らんがな。
また非常に情に厚く、カイヴォンが一人火山に残る際、誰よりも心を痛め涙を流した優しいお爺ちゃんでもある。
光野ひかるさんよりイラストを頂きました。
こんな姿ですがエロ爺さんなんです。
イグゾウ・ヨシダ/吉田伊久造
召喚時の年齢38歳、享年109歳の農家のおじさん。
故郷の村の田舎加減にうんざりし、一旗上げようと上京しようとした際にセミフィナル大陸に召喚された。
農家で鍛えあげられた筋力に、どんな辛い仕事でも耐えぬく忍耐力、そして何も無い場所でも死力を尽くすハングリー精神を武器に七星を解放した農家の星。
自分の故郷以上に何もない場所へ来たことにより、魂に根付いたフロンティアスピリッツが燃え上がり、セミフィナル大陸を一躍農業大陸へと発展させた。
その熱は隣エンドレシアにまで及び、一部の土地を七星の影響をも跳ね返して豊かにした、ある意味本物のチート持ち。
全盛期のイグゾウさん伝説。
クワ一振りで岩盤を砕いた。アギダルの温泉を最初に掘り出したその一撃はあまりにも有名。
彼がグっと土を掘り返しただけで傷一つつけず大量のサツマイモを掘り起こす。同時に湧き水を見つけ出した。
バっと彼が特製の肥料を撒いただけで、僅か一年で枯れた土地が豊かな畑に。七星を解放する前にも関わらず食料自給率を一○%も上げた。
ネコグルマを開発し、その後の農家の発展に多大な影響を与えた。また彼がねこぐるまを押したままダンジョンを踏破したのは今でも伝説に。
七星を封じていた魔神をグンテ・ナックルで殴り飛ばし、その後一緒に鍋を囲んで和解した。
このように、イグゾウ・ヨシダは最初に七星を解放した偉大なる人物として、今もなおセミフィナルで崇められている。
なお、カイヴォンと同郷の模様。
光野ひかるさんがまさかのイラスト化。
何故書いたし『最強の農家イグゾウ』
オインク/Oink
豚。
(´・ω・`)農家ってすげえ!




