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三百七十九話

(´・ω・`)お待たせしました

それと告知となりますが、単行本九巻の発売は7月の末となります。

 作戦行動において、事前の避難勧告などは基本存在しない。

『外部に漏れる、気取られる可能性がある』からと、至極真っ当な理由ではあるのだが。

 非人道的ともとられるかもしれないが、それが戦争というものであり、本来であれば危険性のある地域の住人は、作戦の有無に関わらずもっと前に安全な場所へと非難させるのが鉄則だった。


 しかし――そんな人民の命を優先するような下準備などないがしろにしたまま、これまで長い間戦争を続けていた両国は、既に感覚が麻痺してしまっているのかような、そんな無謀とも、無慈悲ともとれる行動を繰り返していた。

 皆が皆ではない。その危険性、被害を考慮して作戦に口を出す者もいれば、個人的なコネを使い、近隣の住人を事前に逃がそうと動く者も確かに存在していた。

 それは、例えばガルデウス王国の副騎士団長スティリア・シェザードのような人間であったり、メイルラント帝国の姫メリア・メイルラントと名乗るカイヴォンのかつての仲間、エルであったり。

 だがそれでも、この戦争というある種巨大な流れを停滞させるには、たった二つの関ではあまりにも頼りなく、その流れに押し流されてしまっていた。


――しかし、もしもその流れそのものを消し去るような、巨大な力があればどうなる。






 ガルデウス王国から南西120キロ程の地点にある、隣国メイルラント帝国の国境。

 昔は人の出入りも多く、両国の物品の流れを管理する関も配置されていたその場所だが、両国の関係が悪化してからは互いに不可侵の地とし、農村が多く点在する関係もあり、例え戦争中とはいえ、ここを戦場にはしない、というのが両国内の暗黙の了解だった。

 だが、今この部隊を率いるガルデウス王国騎士団の分隊長は、そんなモノは関係ないと言わんばかりに、戦線を押し上げながら、メイルラント帝国の領土へと向けて進軍していた。


「やはり、最初からこうすべきだったのだ。農民の命と我が国の歴史、国民、大義。どちらが大事なのか、上の人間はまるでわかっていない」

「その通りです! 弱腰な国王も、小僧っこの御遊びに付き従い負傷した副騎士団長もまるで役に立ちません、やはり、ここは我らが真の忠誠、真の騎士の在り方を見せる必要があるでしょう」

「うむ。義勇軍の残りはどのくらいだ。術師は温存せよという命令であったが、可能ならば義勇軍と共に先兵として、メイルラントの村々を焼き払うように命ずるのだ」


 大義は我にあり。そう盲目的に、倫理観を失った指示を飛ばす指揮官も、それに付き従う補佐官、そして大半の騎士もまた、それに異を唱えようとはしていなかった。

 それは、この戦争とういう空気に毒されただけ……と言うには、あまりにも異常な光景であり、もしも他の人間がその様子を見れば、間違いなく眉を顰めるような行動の数々。

 道中の村での徴収という名の略奪や、慰安という名の暴行。指揮の頂点にもしもスティリアがいれば、確実に許さない、それどころか即座に首をはねられるよな行動を繰り返す騎士団。

 何かが、そう、何かが狂い始めていた。


「それで、連中の戦線はどうなっている」

「はい。現在メイルラント軍は戦線を後退させ、南の海岸に続く関に閉じこもっています」

「……禁断の地か。あそこはさすがに回り込めない、か」

「……はい。危険すぎます。あの海岸に住む連中だけはさすがに……」

「こざかしい。仕方があるまい、関の正面から向かうぞ。関を落とす」

「は! ただちに行軍再開の指示を出します」


 そして、狂気ともとれる死の行進が再開する。

 農村地帯が、もはや焼け野原と瓦礫が列挙する荒野と化す。

 そんな通る道全てを破壊するような死の行進は、付き従う者の心と体を徐々に蝕み、脱落者を生み出していく。

 それすらも構わないと突き進む狂気の集団は、やがて目的の関まで残り一〇キロという地点へと差し掛かる。

 だが――


「偵察隊より伝令! 関と我が軍の中間、ここから三キロ程の地点の上空に……人の影があると!」

「なに? 魔物か? ハーピィの類ならばすぐに撃ち落とせ」

「それが……どうやら違うらしく、こちらの術を全て防ぎ、何か恐ろし気な声で話していると」

「……メイルラントの秘密兵器か。どこぞの魔導師でも味方につけたか……」


 そして、その現れた人影を排除しようと、動き出したのであった――








『無駄だ。我にそのような児戯、届くと思うてか。悪い事は言わぬ。其方達を束ねる者をここに連れて参れ』


 いつもの魔王モードと微妙に毛色の違う、若干厳かな、凶悪さ三割減でお送りしております。

 なお、今回ばかりは作戦として、衣装は魔王モードではありますが、アクセサリが違います。


『エルドカプリコーン』→『創造神の天輪』

『ペインズペルソナ』 →『見せられないよ! 謎の光』

『エルダーウィング』 →『天空の翼(クリスマス限定Ver白)』


 絶対俺に似合わないだろっていうアクセサリ三種をいつものアクセと交換してつけています。

 顔が後光で見えない、天使様と化した魔王様。やだ、絶対身内に見せたくないんだけど。


 絶賛進軍中のガルデウス軍に止まるようにお願い、そして指揮官を呼べとお願いしているのですが、返って来るのは大量の矢と魔法ばかりでございます。

 ちょっとはメイルラント軍を見習って、どうぞ。

 まぁ向こうはもと離れているし、絶賛撤退中なので大人しくするしかないとは思いますが。

 そんな押し問答と呼ぶには若干一方的すぎるやり取りの最中、魔術師や弓兵部隊の遥か後方、本隊から二体の魔物に騎乗した騎士がこちらへとやって来た。

 が、よくよく観察してみれば、後方の本隊も何やら動き出す準備をしているように見える。

 ……まぁ仕方ないか。


「貴様は何者だ! 我が正義の歩みを邪魔だてする者は、何人たりとも容赦はしないぞ!」


 そして、こちらの近くまで現れた、他の人間よりも幾分豪華な鎧を身に付けた男が、拡声の魔導具を使いこちらに声をかけてくる。

 問答無用で攻撃もせず、こうして一応だが交渉に応じるつもりがあるのが救いともとれるが――どうやら気を反らす為の作戦だったようだ。

 すぐさまこちらに殺到する、先程とは比べるまでもない大量の魔法と矢を片手で全て薙ぎ払う。


「んな!?」

『話しを聞くつもりは、まだないのか?』

「……全隊に攻撃を停止するように伝えろ」


 なぜ、こちらは反撃をしないのか。それは俺が今回――


『聞け。我は偉大なる七星の使いなり。我が主が、まもなく再びこの地に降り立つ。そこに無用な血を流させる訳にはいかぬ!』


 そうです。今回は魔王でなく、七星の使いという事になっています。

 正直いつもの姿では無理があるとは思うんです。ただほら、こういう天使っぽい姿なら、ありがたがって戦いを止めてくれるかなぁと……結果効果は薄いようですが。


「七星の使いだと? 何を馬鹿な」

『信じる信じないは今更問答しようとは思わぬ。だが、こうして我はこの場所に無用な争いを止める為に現れた。その事実は揺るがない。戦いを止め、七星降臨の準備を進めるが良い』

「……まさか、遠征軍が本当に七星を……だが……解放したのは我らだ! 敵国を滅ぼすのにそれを止めよと言われる筋合いなどない! この勝利こそ七星への供物と捧げようではないか!」


 その声に呼応するかのように、背後に控える本隊が鬨の声を上げる。

 ならば――


『それは許さぬと言っているのが、分からぬか!』


 地面に剣を振るい、巨大なクレーターを生み出す。

 この一撃が、自分達にも及ぶかもしれないという恐怖。

 結局こんな手段になってしまう、自分の交渉力の無さを情けなく思いつつも、これでようやく――


「撃て! 攻撃をした以上、何者であろうとも敵だ!」

『な!』


 次の瞬間、強烈な魔法、いや魔導だろうか。視界全てを覆い隠す光の奔流がこちらへと押し寄せる。

 ……嘘だろ、ここまでしてまだ戦う姿勢を崩さない……どうなってる。

 今の攻撃を見て、戦意が折れないと? おかしいだろ、一発で本隊消滅するような一撃だぞ……。


『……愚かな。それでもなお……もう良い』


 もはや問答をする気がないのか、本隊へと合流する指揮官。

 ならば、物理的に進軍出来ないようにするのみだと、俺はアビリティの構成を、現段階でもっとも強い一撃を放てる構成へと組み替える。


『……誰も、巻き込まれてくれるなよ』


 大地へと、かつて一度だけ放った一撃を放つ。

 最強の存在を葬った、あの一撃『天断“極”』。

 その初撃が、大地を引き裂くように、遥か視界の先、国境を遮るように建てられた関壁に沿うように地面に深い傷を残し、そして――


「な! 貴様、やはりメイルラントの――」

『これが、我の答えだ』


 数瞬の後、その裂け目から、まるで間欠泉の様に噴き出した光が、天を切り裂いたのであった――


『……今一度、考えよ。これが人の子に出来る所業であるか。大人しく争いを鎮め、七星を待つが良い』


 まるで、国境を分断するかのように刻まれた、もはや渓谷と呼ぶ事すら出来ない規模の裂け目。

 橋を架ける事も、迂回する事にも長い時を要するような、あまりにも深い裂け目。

 矢も、魔法ですら反対岸には届かないようなその亀裂に、指揮官の男も魔獣から転げ落ち、腰を抜かしていたのだった。


「……関に逃げ込んだメイルラント軍の人間が危うく孤立するところだったな……危ない危ない」


 だが、おかしい。何が連中をここまで戦に駆り立てる。これは少々異常じゃないか?

 今ですら、この亀裂をなんとか出来ないか考えている様に見える。


「……なんにしても、これで当分は開戦出来ないか。俺も向かうか、ガルデウスに」


 胸にわだかまりが残るような気分ではあるが、俺も先に戻ったナオ君達に合流する為に、大人しく自分の足でかけていくのだった。




 道中、あまりにもガルデウスの騎士達が多く、街道を爆走する事も出来なかった為、俺が彼らに追いつく事は出来ず、とうとうそのまま二日程かかりガルデウスに帰還した。

 相変わらず、都市の入り口では魔力の供給をお願いするお姉さん達が立ち、住人や都市を訪れる人間が皆、こぞって魔力を提供している。

 ……これって、ある意味戦争の為の募金みたいな物……だよな。

 人の良心を信じていない訳ではないが、通行人のほぼ全員が供給するこの光景は……異様とも言えるのではないだろうか。


「都市の中は平和その物にしか見えないんだけどな……とにかく一度スティリアさんの屋敷に向かうか」


 幸い、以前レイスの存在が話題になり記憶に残っていたのか、貴族街へは顔パスで入る事が出来た。

 だが同時に、大慌てな騎士達や、伝令と思われる兵士が引っ切り無しに王城へと向かっており、恐らく俺の存在が報告されるのだろうと、この後どうなってしまうのか、やや居心地の悪い思いを味わってしまう。

 ともあれ、無事に彼女の屋敷まで辿り着くと、敷地内に俺達が借りた魔車の姿を確認出来、無事に帰還できたのだと一先ず胸をなでおろした。

 すると、門番の人間に声をかけるよりも早く、スティリアさんが屋敷の扉を開き――


「カイヴォン殿、早く中へ入ってください」

「あ、分かりました」


 屋敷に通されると、他の面々も既にホールへと集まっており、皆心配そうな表情を浮かべ待ち構えていた。


「カイさん、よくぞご無事で……」

「心配の必要なんてないさ。少し予定より遅れてしまったけどね」

「やはり……不測の事態が起きた以上、仕方がありません」

「驚いたよ本当。大丈夫だとは思っていたけど、やっぱりね」


 皆、不安そうな表情を浮かべ語り出すが、どこか様子がおかしい。

 一体なにがあったのかと尋ねてみると、スティリアさんが深刻そうな調子で語り出した。


「……実は、つい先程出撃中の軍から伝令が遣わされました。七星の使いと名乗る、まるで天使のような姿をした者が現れ、大地を分断し、国境を渡れなくされた、と……」

「まさか、カイが向かったタイミングでこのような事が起きるとは思わず、こうして心配しておったのだ……。じゃが、天使とな……伝説上の存在かと思うたが、やはり七星、そういった伝説と密接にかかわっているのじゃろう」

「もしかしたら、僕達が運んだ氷、あれが引き金になったのかもしれません」


 待って。


「だが、結果的に進軍を止められたのは大きいでしょう。しかし……大陸を分断するとは……神話のような存在がまさか実在するとは。この先、七星を解放したとなると、彼の者が我々の元へと現れるかもしれないと、こうして集まり対策を練っていたところなのです」

「カイくんならどんなヤツにだって負けないと思うよ? でも……今回ばかりは怪我をしちゃうかもしれないし、レイスと二人で、この件からだけは少し手を引いた方がいいかもって」

「……はい。薄情かもしれませんが、もしもそういった存在が、自分達に比肩するかもしれない存在、すなわちカイさんを見つけた時、どうなってしまうかを考えてしまうと……正直、今度ばかりはカイさんが無事に戻るか、心配で食事も喉を通りませんでした……」


 レイスが食事を喉を通らないとは、中々に重症ではないですか……。

 いやぁ……なんだか告白するのに勇気がいるんですがこれは……。


「……その、なんだ。ほら、俺って色んな姿になれるじゃないか……触手とか尾を生やしたり、羽を増やしたりとか」

「……うん。そういえば前に見せた事があったね」

「え? そんな事が出来るんですかカイヴォンさん」

「私は見た事があります。地下牢でも見せてくれましたよね」


 何故か自慢げなジニア。まぁとにかくですよ。


「……中には天使のような羽も、天使の輪も存在していたりするんだ」

「……うん?」


 一同、雲行きが怪しくなったかのようにこちらを見る。

 ええいもう面倒だと、先程の姿、お見せしましょう。実に恥ずかしいが、これが一番てっとりばやいだろう。


「はい、ぼんぼん大天使フォームでございます。いやなんかごめん……波風立てないようにするには、こういう姿の方いいかなって思って……」


 無言でお口アングリーズ。今回は俺に落ち度はなかったと思います。

 ほら、だって俺だよ。歩く非常識の俺だよ、これくらいできちゃいますよ。

 その気になれば道化師にだって化けられるくらい、アクセサリー関連が充実してる元廃人ですから……。


「な……な……なんで今回に限って魔王じゃないんだい……」

「い、いやだってほら、一応絵画として残っているし……戦争止めるのに恐ろし気な、一発で魔族だと分かるような姿でいっても効果は薄そうだし?」

「七星の使いというのは……なるほど、方便だったという訳ですか。いえ、確かに理には適っていますし、魔王を語るよりは良い手だとは思います。ただ……やはり、皆心配してしまいました。よくぞご無事で、カイヴォン殿」


 なんか本当にごめんなさい。肯定されつつも真面目に心配されると、改めて悪い事したなって実感します。スティリアさん申し訳ない。


「よ、よかった……カイさんだったんですね。あの……では大陸分断という話も尾ヒレがついた結果――」

「あ、それは本当に俺が。なんだかおかしかったんだよ騎士達の様子が。威嚇でどでかい一撃見せても平気でこっちに挑んでくるんだ。さすがに直接攻撃するのも気が引けるからね、物理的に進軍出来ないようにちょっと国境沿いにでっかい崖を作ってきたんだ」

「…………森を切り開く時は、まだ余力を残していたんですか、カイヴォン殿」


 今度こそ、スティリアさんがドン引きしてしまいましたとさ。




 一先ず戦場で起きた事を説明し、その上で軍の様子がおかしい事を説明する。

 そして俺も、既に伝令が王の耳に入った事で、軍の独断ともいえる今回の進軍が一時停止、その責任の所在を求めるという事で今は王城がごたついているという事情を聴かされた。


「これは、内々に王と謁見する必要が出てくるのう……まぁそれは簡単に行えるじゃろうな。が、問題はその後どうするか、じゃ」

「ナオ君はとりあえず王に七星について相談を持ち掛けるんだろう? ナオ君の帰投は既に皆に伝わっていると見ても?」

「はい。一応僕だけは王様と既に謁見済みで、後で内々の話があると伝えたタイミングでその……」

「伝令が伝わった、という事です。そうですね、今夜、私も軍の会議で王城に呼ばれていますので、その際に国王に進言してみます。ナオ様は、今しばらく私の屋敷に身を潜めていてください。今現在、ナオ様を狙う人間出てもおかしくない状況なのですから」

「う、うん……スティリアも気を付けて」


 自分のしでかした事だが、やはり相当に混乱してしまっている。

 ただの進軍ならまだいい。だが今回は独断専行の末に起きた問題だ。

 これは確かに暫く落ち着きそうにないが……正式に七星を迎え入れたと伝わればまた変わるか?


「一応、俺は七星がまもなく目覚めるって宣言したんだけど、それについてはどうなっているんだい?」

「はい。ナオ様が帰投したのも重なり、現在本当に解放されたのかを調査するべきだという人間も現れています。ですが、こちらも王の発表があれば片付くかと」

「なんにせよ、まずは謁見って事か……そうですね、じゃあ今は待ちに徹します。スティリアさん、宜しくお願いしますね」

「はい。必ずや、王との謁見を実現させてみせます」


 そうして、日が暮れる前にはスティリアさんが王城へ向けて出発し、ケン爺は自分の別宅のある、魔術師ギルドなる組織へと向かい、残された俺達はただ、吉報を屋敷でまっていた。


「あの。私も少し出かけてきます。冒険者ギルドの支部ではありませんが、この国のギルドを統括する施設に、大陸間の通信が可能な設備があると聞きました。そこで、オインク総帥に報告しようかと」

「そ、そんな長距離通信があるのか!? なら、ちょっと俺も一緒に行っていいか?」

「カイヴォン様と一緒ですか! はい、それは是非」

「え? オインクとお話できるって? 私も行きたい!」

「リュエ、今はまとまって動くのは目立ちますし、ここは我慢しましょう? 後できっと機会もありますから」

「えー……まぁそれも仕方ないかな……カイくん、オインクによろしくいっておいてね?」

「ははは、了解。じゃあちょっと行ってくるかな」


 そうして俺は、嬉しそうにスキップするジニアと共に、今まさに混乱の最中にある都市へと向かうのだった。


(´・ω・`)次回、久々に「おほー」の予感

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