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二百九十一話

(´・ω・`)怒涛の更新 12章終わらせて六巻の執筆に入るために

「少しは落ち着いたらどうだカイヴォンよ」

「とは言いましてもね……乗っている人間が乗っている人間なので」

「気持ちは分からないでもないが、街道警備隊の責任者でもなければ魔車の中を検められる事はないのだぞ、通常であれば」

「その通常でない事が、自分達が王都に来る際に起きたから心配しているんですよ」


 アマミが迎えに出てから今日で一週間。

 里の結界に再突入可能になるまでタイムラグがあったとしても、そろそろ戻ってくる頃合いだろうと、こうして毎朝アークライト卿の屋敷の前でアマミの帰りを待っていた。

 やはりダリアの正式な友人というステータスが大きいのか、こうして毎朝門の前に立つ俺に付き合うあたり、アークライト卿も義理堅いというかなんというか、

 それとも、自分の娘が心配だからなのだろうか。うむ、恐らく後者だ。


「それにしても、本当に良かったんですかね、俺を屋敷に置いて。それにこの後……リュエもここに滞在させる事になるんですよ?」

「……お前は、この国の歪みを正すのだろう。それまでの間くらいなら、幾ら汚名を被ろうとも耐えられる」

「そいつはなんともプレッシャーですね」


 きっと、ただ屈服させるだけではどうにもならない。

 余りにも長く、この国は繁栄し続けてしまった。

 余りにも長く、偽りの歴史が、逸話が、文化が語り継がれてしまった。

 もしもこの国を変えること出来るとしたら……それはきっと俺ではない。

 ただ、その手伝いをする事は出来る。

 ダリア、シュン、そして……リュエ。

 きっと、この国を変えるには三人の力が必要だから。

 尤も、すぐに上手くいくとは到底思えないのだが。


 俺は結局、ダリアに騙される道を選んだ。そして恐らく待ち受けているであろう、こちらを討つ為に用意された最強の相手と戦う事になる。

 それはきっと……ああ、分かりきっている。あそこまで思い詰めていたんだ。

 間違いなく、俺の相手はシュンなのだろう。

 最後までその詳細を、どういう状況に陥るのかは尋ねなかったし、言わせもしなかった。

 ここまで魔術の発達した国だ。きっとこちらが不利になるような仕掛けが何重にも施されている事だろう。

 ……それでいい。もしもその絶望的な状況を覆すことが出来れば、さすがにもう国も黙っている訳にもいかなくなるだろう。

 そして、そんな状況をなんとかしなければならないという大義名分を、ダリアは得る事になる。

『最悪の事態に陥る前に、この相手の要求を飲む』という、大義名分を。

 ……最悪、か。俺にとっての最悪は『ダリアと敵対する事』だった。

 けれどそれを回避したにも拘わらず、今度はシュンと戦う事になるのだろう。

 きっと、アイツもまた狂った強さをその身に宿している筈だ。

 なら……俺も可能な限り対策を今のうちに練るべき、なのだろうな。


「カイヴォン、どうやら来たようだ」

「……アークライト卿の魔車ですか、あれは」


 するとその時、朝靄の向こうから車輪の音が静かに響く。

 見えてきた魔車の御者は、フードをかぶっているため、アマミなのか判別する事は出来ない。

 恐らく私兵隊のものと思われる少々無骨な客車を見て、彼に尋ねる。

 その返答は肯定。つまり……戻ってきたのだ。アマミが、あの二人を連れて。

 駆け出したくなるのを堪え、門の中へと引っ込み、魔車を迎え入れる。

 徐々に速度が緩み、そして停車した魔車の御者がそのフードを取った。


「ただいま戻りました、アークライト卿」

「無事の帰還、喜ばしく思うよアマミ君」

「ありがたきお言葉」


 形式張ったやり取りの後、今度はこちらを向く彼女。

 少しだけ意地悪な笑みを浮かべながら、からかうような声色で語りだす。


「ふふ、待ち人の到着だよ。こんな時間に門の前で待ってるなんて、よっぽど会いたかったんだね?」

「ああ、会いたかったよ勿論、アマミに」

「……だめ。このタイミングでその冗談は私が後でレイスさんにいじめられちゃう」


 そんな軽いやりとりをしつつも、こちらは客車の横へと移動する。

 そして、そのドアに手をかけ、ガチャリと開いた。

 瞬間、目の前を舞う紫の長い髪。そして飛び降りてきた彼女が、なにか衝動を抑えるようにして目の前までやって来た。


「一ヶ月ぶり、レイス」

「はい、一ヶ月ぶりです。お変わりありませんか?」

「ああ、大丈夫だよ」


 ……たった一ヶ月離れていただけで、こうも耐性がなくなってしまうものなのか。

 その優しげな眼差しと、心を解きほぐすかのような声に、思考がとろけてしまいそうになる。

 今すぐ抱きしめて、甘やかしてもらいたくなってしまう。

 ……やっぱり相当参っているのかね、俺も。


「少し、やつれているように見えます。寝不足、ですか?」

「はは、そうかも」


 すると彼女はそっと横にずれ、次に降りてくる彼女の為に場所を空ける。

 ゆっくりと静かに降り立った彼女は、このブライトの血族が治める国の中心でなお、白く輝く髪をなびかせていた。

 もう、染める気はさらさら無いと言わんばかりの立ち振舞いに、勇気を貰う。

 青く輝く瞳と、凛とした表情は、やはりあの『強いリュエ』だった。


「リュエ、よく来てくれたね」

「ふふ、当然だろう。街も無事なようだし、しっかり約束は守ってくれているみたいじゃないか」

「む、惨劇でも想像していたのか? 失敬だぞ」

「ふふ、冗談さ。さて……けれどまさか、貴族の、それもブライトに連なる人間に協力してもらう事になるなんてね」


 降り立ったリュエが、アークライト卿へと向き直りながら、感傷深そうに漏らす。

 そして彼もまた、あのコンテストで見た時と変わらず、どこまでも透き通るような白髪を堂々と靡かせる彼女に、心なしか畏怖を覚えているように見える。


「……少しの間、お世話になります」

「……ああ。君は……一体」


 レイラは、リュエの事を話していないのだろうか。

 いや、そのレイラですらリュエの事は『セミエールの血を引いた人間』という、嘘の情報しかもたらされていない。

 どうするべきか。真実を伝えるべきだろうか?

 その判断をリュエに委ねようと振り向く。

 けれどもそれより先に、彼女が屋敷へと歩きだす。『人目に触れる心配があるから』と言いながら。

 それに皆が続く。

 まるで、自分の庭のように堂々と先頭を歩くリュエ。

 そして屋敷に入った次の瞬間、すっかり忘れていたあの娘さんの呼び声がこだまする。


「リュエ様!」

「レイラちゃん、久しぶりだね」


 駆け寄り、以前の様にリュエの両手をとりブンブンと上下に振り回す。

 けれどもその動きが途中でピタリと止まり、戸惑いがちに尋ねる。『少し、お変わりになられましたね』と。

 ……ああ、やっぱり他の人間にも分かってしまうんだな。

 けれども……彼女も、リュエだ。間違いなく、俺達の知るリュエだ。


「ふふ、そうかな? レイラちゃんは変わりないようで安心したよ」

「そ、そうですか? 少しシェイプアップしたつもりなのですが……」


 なんとも気が抜ける。しかしこっそりダイエットをしていたとは。

 近くにアマミがいるせいで危機感でも覚えたのかね。


「さて、じゃあそうだね……どこか落ち着いて話せる場所をお借りする事は出来ないかな。アークライト卿」

「会議室の準備をしてある。使ってくれ」

「では、ありがたく。それと……出来れば貴方にも同席してもらいたい」

「私が……だと?」

「リュエ、まさか」


 彼にも、話すというのか、君の出自を。




 通された会議室に、レイス、リュエ、俺。

 そしてアークライト卿とアマミの五人が揃う。

 レイラは残念ながらお預けだ。本人も自分が関われない難しい問題なのだろうと認識しているのか、今回は大人しく引き下がってくれた。


「さてと。まず初めにこの場所の提供および、今回の一連の動きに協力してくださったアークライト卿に感謝を」

「……いや、礼には及ばぬ。それに……私の方こそ、礼を言いたい事もあるのだから」


 チラリとアマミへと視線を向けた彼が、こちらを見つめる。

 ああ、分かっている。この国の歪みを、正してみせる。

 そういう事ならば、やはり彼にも真実を伝えるべきだ。

 なぜ、この国が歪んでしまったのか。白髪を忌む文化の発端がなんだったのかを。


「私の名前は、リュエ・セミエール。この大陸に住む人間なら、この名前の意味は分かるだろう?」

「……以前、君がエンドレシアの北の森からやって来たと、あの催しで紹介されていた。その時からもしかしたらと、思ってはいたが、やはり……」

「セミエールの魔女の……一族なの?」

「そうだとも言えるし、そうじゃないとも言えるね。二人共、怖がってくれても構わない。私は――」


 語られる言葉に、やはり二人が驚愕の表情を浮かべる。

 ああ、思えばあのミスコンで、出身地も明言されていたっけ。

 つまり、レイラはともかく父である彼は、あの段階でリュエはその忌むべき伝承に連なる人間だと気がついていたというわけか。

 だが、そこで終わらない。彼女はそのまま、真実を伝えようと言葉を続ける。


「私が、セミエールの魔女本人だよ。千年の間生きながらえた、君達がもっとも恐れる存在、そのものさ」


 その告白の意味をキチンと認識するのに、幾ばくかの時間を要した。

 そうだ。この大陸に伝わっている、恐らく七星に匹敵するであろう、伝承の存在。

 不当に貶められ、忌むべき存在として語り継がれた魔女。

 それが、今ここにいる彼女だ。

 にわかには信じられないだろう。だが――その信じられないような話を真実たらしめる存在が、ここにいる。

 古より生きる聖女と親交を持ち、自らを古の魔王だと宣言した、神隷期より生きている化物。

 すなわち俺自身だ。そんな俺と行動を共にする彼女が、自らを同じく古の存在だと言うのだから……。

 その瞬間、大きく頭を下げるアークライト卿と、少しだけ怯えた表情を見せるアマミ。

 それを……不快とは思えなかった。仕方のない事なのだろうと。

そして同時に二人が、そしてリュエの事が可哀想だと思えてしまった。

……ここまで、ここまで反応してしまうのか。

それはもはやすり込みを通り越し、一種の洗脳なのではないかと。


「……やっぱり、恐いだろう? そう教えられて生きてきたんだ、当然さ」

「……ち、違う……リュエは、友達……だから」


 震える声で否定の言葉を呟くも、その説得力はその小さな呟きよりも更に小さくて。

 そして、頭を下げた彼もまた――


「どうか……どうか、私を始めとした大人だけで、許してもらえないだろうか」

「……大丈夫だよ」


 リュエ、自分が辛くなる話をどうしてしたんだい。

 強い君が、そんなになってまで、どうして真実を打ち明けたんだい?

 何かを確かめるように、泣いてしまう寸前の表情を浮かべたまま、彼女は二人の元は歩み寄る。

 そして一瞬だけ、その瞳の輝きを強くした。


「……やはり、ね。これではっきりしたよ」


 何かを探るような目で周囲を見回し、そして彼女は二人にさらに歩み寄り、そっとその身体に触れる。

 その瞬間、ビクリと身体を震わせる両者。そして次の瞬間――


『大丈夫、私はなにもしないよ』


 どこか深い響きを感じる声と共に、場の空気の質が変貌した。

 張り詰めたような、緊張感に満たされていたこの場所が、まるで温かな日差しが照らす新緑の森にでもなったかのような。


『大丈夫、何も怖くないよ。君達に私は、返しに来たんだよ』


 その言葉が何を意味しているのか、分からなかった。

 けれども、確かにこの時、彼女から何かが、そしてその何かがこの場所の空気を変えたと、そう感じた。

 震えている二人が、顔を上げる。

 安心しきったかのような、まるで日溜まりでまどろむような、そんな少しだけ陶酔を交えた表情を浮かべ、ただリュエの話を聞いていた。


『すまなかったね……私が独り占めしてしまったんだね。もう、大丈夫だからね』

「あ……う……」

「これは……一体……」


 アマミの呻きと、アークライト卿の疑問。

 それに答えるつもりはないのか、彼女はそっと身体を放し、こちらへと戻ってくる。

 こちらの疑問の表情に応えてくれるつもりなのか、ゆっくりと唇を動かす。


「カイ君。呪縛という物は、何も魔術的なもの、物理的なものばかりとは限らないって、昔言ったかな」

「ああ……たしか、レイスと出会った頃に」

「呪縛……そうですね。私の思いも、ある意味では呪縛でした。思いは、感情は、時に何よりも大きな呪縛、しがらみとも言い換えることが出来ますが、自分を縛ってしまう事がありますから」

「……そう。そしてたぶんだけれど……この国は私……いや違うね『セミエールの魔女』という呪縛に縛られている。それも――何者かの手によって意図的に」


 確信を秘めた様子で、そう彼女は言った。

 ……感情が、呪縛に。国そのものが、それに囚われている?

 それはつまり、この文化が、白髪を忌む文化が、伝わっている魔女の存在そのものが、住人の感情そのものが――呪縛だと?

 それは、大陸を覆う結界よりも、更に大仰で、強大なものなのではないだろうか。

 人の心に根付く呪縛。それも、彼女がこう言っている以上、ただの文化や風習で終わるものではないのだろう。

 何か大きな意味が、良くない何かが、そこに隠されているはずだ。


「……この都市に来てから思っていたんだ。みんな、拠り所を求めるように大きな木の近くで暮らしている。王城に至っては、大木そのものじゃないか。だから、何かがおかしいと思っていたんだ。あの里も含めて、何かがおかしいって」


 彼女は語る。エルフは元々、生まれ育った森を大切にし、そこで暮らし、時に去る事はあっても、必ず数年に一度は戻るものだと。

 それは決して命に関わるサイクルではないけれど、無意識に心がそれを、拠り所を求めてしまうのだと。

 けれども――それを最初から持たない人間はどうなってしまうのか。


「恐怖や不安に耐える術を知らないまま、悪意に晒され続けるようなものさ。けれど、耐えずにそれを跳ねかえす、いやこの言い方は語弊があるね。誰かにぶつけてやる事で紛らわす事は出来てしまうんだ」


 恐怖を誤魔化すように。自分より弱い誰かを虐げる事で、満足感を得られるように。

 無意識に感じている不安や負の感情を、誰かにぶつけるのが当然になってしまう。

 それが、この国の呪縛の効果だと、そう言いたいのだろうか。

 弱者から奪い取った国の根底には、そんなからくりがあったとでも言うのだろうか。


「……ただでさえ、ここの住人は自分達の拠り所、住処をセミエールの魔女に奪われたと教えられて生きてきたんだ。いつまでたっても、心の底から安らげる居場所を新たに見出さないようにするかのように。気が付かないように、ゆっくりと何十年も何百年もかけて、そういう教えを、無意識をすり込んでいったんじゃないかな」


 気の遠くなるような年月をかけてまで、何故そんな事をするのか。

 理解は出来ない。だが、意味がそこに存在するのならば――


「やっぱり、王様に会いにいかないと、いけないね」

「リュエ、さっき言っていた、返すっていうのは――」

「……例えその気がなくても、私が彼等の祖先の居場所を奪ったのは事実だからね。それを返すって口に出して、そして――」


 すると彼女は、いつのまにか腰に下げていた剣『神刀“龍仙”』を静かに撫でていた。


「ここには、あの森の魔力がたっぷり詰まっているんだ。それを少しだけ、分けてあげたんだよ。見えない恐怖、無意識、そんな本当ならとるに足らない物を弾き飛ばす為に」


 彼女の話を聞いて、俺は生物の、哺乳類に多く見られる習性を思い出していた。

『初乳を与え、子供に抗体を、生きる為に必要な力を分け与える』という。

 かつてリュエのいた森で暮らしていたエルフを祖とするエルフ達は、もしかしたらそういった生きるのに必要な、小さな呪縛や呪いを弾く力を森から得られていないのではないだろうか。


「私も間違えていたんだ。もっと、話すべきだったんだ……ただ一方的に求めるでも、乞われるでもなく、対等に……話すべきだったんだ」

「リュエ……」

「今の状況は、間違いなく意図されている物。なら、私がけじめをつけないといけない問題だよ。さぁ、カイ君教えておくれ。王の元へと続く道を」


 ……ああ、話そう。

 ダリアがついた嘘を、そのまま君へ。

 こちらが騙されていると思わせるために、君に嘘をつこう。

 本当に待つ運命はきっと、君にとってはショックかもしれないけれど。


「二日後、この王都の裏手にある祭壇で儀式が執り行われるんだ。その場所に王様も来る事になっている」

「なるほど……ここから外に出るタイミングなら、邪魔も入りにくいし最悪逃げる時も容易だと」

「ダリアにも話は通してある。だから、最悪にはならない。けれどもし、何かトラブルがあれば、矢面には俺が立つ」

「……そうだね。私は不用意に皆に恐怖を振りまくわけにはいかない、からね」


 チクリチクリと、胸を刺す痛み。

 今この場で偽りを告げる事への忌避感。

 それでも、本当のハッピーエンドには必要な事だから。

 今だけは、この二人を、誰よりもこちらの内に入り込めるこの二人を騙し通してくれよ、俺。


「レイスも……そうだね、出来ればリュエと一緒にいて欲しい」

「……分かりました」


 最悪の場合、二人が一緒の方が――ダリアもやりやすいだろうから。

 俺の願いを叶えるのならば、二人が出来るだけダリアの側にいた方がいいだろうから。


「アークライト卿、アマミ。具合はどうですか?」

「……判らぬ、判らぬが……だが、何故だろうか……」

「凄く、心地いいんだ。ただこうして立っているだけなのに、凄く心穏やかで」

「もう、私の事は怖くないだろう?」


 すると、再び彼女が二人の元へと向かう。

 けれども、今度はその二人が、ゆっくりと手を差し伸べた。


「判りはしないが、私は貴女に、感謝の言葉を述べなければならないと、そう心が、魂が囁いている。この歳まで生きて、初めての事だ」

「私は、謝らないといけない。感謝よりも、謝りたい。恐がって、ごめんね」


 差し伸べられた二人の手を、リュエが取る。

 そうか、君はこれを、この国の王にもするつもりだったのか。

 そりゃあ、無闇に血は流せない筈だ。

 これは、何が何でも王の元へ連れて行かなければいけないな。

 もう、時間は残されていない。

 俺は久しぶりに、愛剣のアビリティ構成を本気で考え始める事にした。

 ……相手が誰であれ、絶対に負けない構成を。


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