丘に向けて(潤)
沙由梨が丘に到着したころ、潤はまだシャドウウルフから逃げまわっていた。
「ちくしょう、まじでしつこい!」
木に隠れるなどして、少しでも死角をつくって距離をおこうとするが、すぐに嗅ぎ分けられて見つかってしまう。
「体が影で出来ているのになんで嗅覚があるんだよ!」
まったくである。
1人ごちって逃走劇がスタートし、潤はあさはかな知恵を生み出そうとするが、何もでてこない。
「あー、畜生!!」
そこらに転がっている石ころを2、3個拾ってシャドウウルフにむかってがむしゃらに投げるが、これが意外とあたり、シャドウウルフは体を再生せざるおえなかった。
「よし、これを繰り返していけば逃げれる!」
体が再生して再び追いかけてくるシャドウウルフに石ころをぶつけては逃げてを繰り返して、なんとか逃げてみせたが、ここでさらに問題が、シャドウウルフに逃げることに夢中になり、合流地点の丘とは反対方向に向かって逃げていたため、もう、丘が見えないところまで来てしまっていた。
「うわー、やっちまったなー、まあいいや、シャドウウルフの対策はバッチリだしな」
丘の方向に向かって走りだす潤。
「急がないと沙由梨がうるさいだろうしな」
丘に向かって走って10数分後、
「やっと丘が見えてきた・・・・・・・まあ、そんな都合よく行かせてくれないか・・・。」
3匹のシャドウウルフが、潤の前に立ちはだかる。
「3匹か、ちょっとどころか、かなりきついな」
今回は潤から斬りにかかる。それにシャドウウルフはそれぞれ違う方向に跳躍して避けるが、その行動を読んでいたかのように、着地の瞬間を狙って石ころを投げつけると、これは命中した。
この隙をついて一気に、走りぬけようとするが、木の上からフォレストウルフが襲い掛かってきた。そしてそのまま押し倒されてしまった。それと同時にシャドウウルフは体を再生させ、フォレストウルフも群がっており、完全に囲まれてしまった。
「ここまでかー、冷蔵庫のプリン全部食べられなかったのが悔やまれる・・・」
一言つぶやいて全身の力を抜いて殺されるのを覚悟するが、そのまま気を失ってしまった。
このまま潤が殺されると思った瞬間、
「粒子散布、サンダーウェーブ!」
どこからともなく現れたローブ被った娘?が、布に包まれた粉をまき散らし、魔導士見たく技名みたく言葉を唱えると電気系の物体があちこちに流れ狼を一掃する。しかし、シャドウウルフだけは体を再生させていく。
「死にぞこないが!粒子散布、フラッシュサンダー!!」
粒子が舞っているところが一瞬にして光に包まれる。光に弱いシャドウウルフにはひとたまりもない。あっという間に消滅し、コインに変わった。
「さて、回収、回収、命拾いしたね、誰かさん」
ローブの娘はコインをすべて拾ってどこかへ行ってしまった。
そして数分後、気を失っていた潤が目を覚ました。
「ん・・・ここは?確かウルフたち囲まれて・・・つまり、ここは天国か!?・・・いや違うな、どうみたって森の中だ」
当然気を失っていた潤はローブの娘ことなど知るはずもない。
「まあいいや、今は急ごう」
小鳥「どうも、小鳥 遊です、今回の話で9話目です。3月の下旬ごろから投稿してスタートしてきましたが、やっと9話です(汗)」
真那「ほんとにやっと9話ですね~、やっと」
小鳥「あれ?真那さん、どうしてこのコーナーに?」
真那「どうも~読者の皆様、麻井真那です~、集会場でおやすみしてて~、気づいたらここに~」
小鳥「まあいいでしょう、この際真那さんをゲストとして迎え入れましょう、では早速、僕がかいている小説について感想をお願いします」
真那「そうですね~、まず話がおもしろいどうか以前に1話投稿するのに時間がかかりすぎですね~、さっさと投稿しろって感じですね~」
小鳥「うぐ、それについては一旦置いときましょう」
真那「では~、裏設定についてききますが~、潤の両親はどおうしているんですか~?」
小鳥「うーん、僕もそれについてはわかんないですね」
真那「・・・なんだか~、あなたって潤よりダメ人間に思えてきました~、もう底辺レベル以下の最底辺レベルですね~」
小鳥「ごめんなさい!いずれ本編で出しますので勘弁してください!!」
真那「あれ~、何土下座までしてるんですか~?みっともないですよ~最底辺さん」
小鳥「もうダメ!、今回のこのコーナーは終了!みなさん、次話もよろしくです!」
真那「ちょっと~、何勝手にしめてるんですか~?」