プロローグ [誠&トーマ視点]
俺は、自分が製作に関わったギャルゲームの主人公として生まれ変わった。
今世の俺は目と髪の色以外自分の容姿は変わっていない
俺は金髪に碧目の定番の色になっていた
ーーそれは彼女も同じことだ
彼女は紫色の髪に瞳と変わっていた
彼女とは前世俺が好きだった人。
……。いや、今も好きな人だ。
彼女はまだ知らないが、俺が知っているだけでもこの世界には俺を含め三人の転生者がいる。
俺と彼女と古谷 玲矢の三人だ。
今日はゲーム開始の日。
俺は彼女に告白しようと思う
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こんにちは、誠に体を貸しているトーマ・ウェスタです。第四王子です
将来王になる馬鹿王子……。
ごほんごほん。兄様と違って大変なんで誠の記憶を使おうと思っている
誠には悪いけど“現代知識”も完璧にマスターしたし今日成仏させる
王子ということを理解していないしこれ以上は無理だ
記憶を使うのに少々邪魔になる女がいるが向こうは庶民だ
理解出来ないだろうし金さえ渡せば問題はないだろう
王になるつもりはないがある程度の地位は欲しいし、せいぜいこの記憶を使っていこう
そう言えばこのゲームの物語はどうなるのだろうか?
まぁ問題がおきたら対処すればいいか
これからの更新は2日に一度くらいのペースになると思います