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~ふたりだけのクリスマス~7

続きです。

 

 「なら、どこがいいんだ」

 「言えばそこに行くの?」

 「行ってやるさ」

 俺の思いつく限りの場所では、湊が嫌としか言わない。

 そうなると湊に行き先をまかせる以外、手はないだろう。

 

 「ふふ。言ったね」

 「何だ?」

 何か湊がつぶやいた気がしたのだが、あまり聞き取れなかった。

 「・・・・・・あそこがいい」

 「あっちに店はないだろう」

 「横になりたいから、ホテルがいい。あるでしょ?」

 

 頭に大きな衝撃がきた。また息が止まりかけた。

 どこでも良いようなことは言ったが、場所的にまずい。

 別に、変なことなんて少しも考えてないんだが。

 「本当にか」

 「本当だよ」

 冷たい夜風が吹いて、湊の肩まで伸びた髪をかるく揺らす。

 顔の距離がすごく近かった。



 結局、俺が折れて、湊の希望通りにした。

 建物の前まで来て、部屋に入るまでが一番緊張する時間だったがひたすらに無表情にしてやり過ごすことが出来た。

 湊は部屋へ入るなり相当に疲れていたのか、バッグを適当に投げてふらふらとベッドに倒れこんだ。

 それを見て、俺はとりあえず飲み物があったほうが良いかと思い、冷蔵庫の中から水を持ってきた。

 「靴くらいちゃんと脱げよな」

 聞こえていないのか、それとも無視をしているだけなのか、湊は答えない。



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