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~ふたりだけのクリスマス~6

続きです。

 

 湊の手ってちいさいんだな、それにすべすべしてる。

 手を握ってから少しずつ、俺はいろいろな発見をした。

 そして今の俺たちは、周りの目にどんな風に映っているんだろう。


 年はあまり離れていないから、恋人・・・・・・なんかに見えているんだろうか。

 いろいろな考えが頭を巡る。

 湊が後ろで立ったのを確認すると俺は歩き出そうとした。

 

 が、後ろを向くとうつむいたままで、湊は動こうとしない。

 「家帰るまで、もたないよ」

 ゆっくり、湊が俺の顔を見上げた。

 いつもなら気の強そうな目を真っ赤にさせて。

 

 あまりの衝撃で俺は息を吸い込んだきり、吐くのを忘れてしまった。

 こんなにも湊は脆くて、触れてしまえば壊れそうな存在だったのか。

 そうじゃなくて、何か言わなないと。

 でも考えがまとまらなくて、自分から言うべきことがなかなか言えない。

 

 「そうだな、休むならファミレス?」

 「やだ」

 即答かよ。

 ここの近くにはデパートやらショップはあるけれど、休めるような所はレストランを除いたらほとんど無かったはずなんだが。

 「カラオケか」

 「部屋せまいの嫌いだし、うるさい」

 部屋が狭いって、お前カラオケ好きで良く行ってただろう。

 家に帰りたくないなんて無茶苦茶な我がまま、どうしろっていうんだよ。




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