49話 酒乱アリス
はじめまして、大森林聡史です。
魔物に追われる王女と、彼女を守ると決めた剣士の物語です。
よければお付き合いください。
魔物の群れが、空を飛びアリスに迫る。
「クリスタルロッド⋯フラッシュ!」
アリスは、クリスタルロッドをかざし、杖先が激しくフラッシュした。
「グオッ!!」
魔物達は、激しい光に目がくらんだ。
「い、今のうちに⋯!」
アリスは、サッと更に岩山の影に身を潜めた。
「ぅ⋯カァーッ⋯⋯魔力⋯回復する⋯な、なんか気持ちよくなってきちゃった⋯ヒック⋯」
アリスは、魔導酒を飲み干し、なぜか頬が真っ赤になっていく。
「さ、さぁ⋯き、来やがれ! ルナ王国が⋯宮廷魔法使い! ア、アリスが、てめぇらを地獄に送ってやらァ!!」
突然、アリスの口調が荒くなったのは、魔導酒に酔ったからである⋯
魔導酒は、魔力を回復出来るが、酒のため酔っ払ってしまう事がある。
アリスは、16歳でお酒は初めて飲み、どうやら酒に弱いらしい⋯(この物語内では16歳でもお酒を飲んでいい事になってますが、読者の皆さんはお酒は二十歳からでお願いします)
「か、風よォ! ら、雷神様よォ⋯! オレに力を貸しやがれ!『トルネード⋯スパァァァクゥッ』!!」
アリスの杖から、激しく放電する竜巻が巻き起こり、空の魔物達を巻き込んだ。
「グギャアァァァーッ!!!」
空の魔物達は、烈風で身を裂かれ、更に放電で黒焦げになり全滅した。
「きゃあはははッ! 雑魚が!! ん!?」
アリスが岩山の下を見下ろすと、地上の魔物達がアリスを探している。
「ひゃあはははっ! このクソ虫共が! こぉのアリス様に触れようなんざ、100万年早えんだ! くたばりやがれ!!」
アリスは、杖を岩山に突き立てると、地面が割れ、地上の魔物達は奈落に落ちた。
「へっ! こ⋯の⋯アリ⋯ス樣は⋯む、無敵⋯Zzz⋯」
アリスは、敵を全滅させたがそのまま眠ってしまった。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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