36話 飛竜との戦い
はじめまして、大森林聡史です。
魔物に追われる王女と、彼女を守ると決めた剣士の物語です。
よければお付き合いください。
空を覆う飛竜の影が急降下し、鋭い爪が唸る。
「上だ……! 三方向から……!」
三方向からの飛竜の攻撃をミネルバが引きつけ、ルナ・シールドで攻撃を受けたが、衝撃で膝をつく。
「ぐっ……! こいつら……速い……!」
三匹の飛竜は、素早く飛翔し向き直ろうとするが、その隙をアリスが逃さない。
「『フリーズ・トルネード』……!」
「グアオオオオオーーーー!!!」
ズウゥゥゥン⋯!!
巨大な氷の竜巻が三匹の飛竜を巻き込み、翼を引き裂き、地に落とした。
「そこっ!!」
クリスが聖なるレイピアで、1体の飛竜の急所を狙い、見事に突いた。
「一匹仕留めたわ⋯!」
続いて、ミネルバが態勢を立て直し、声をかける。
「グレイ……! 中央の個体をやるぞ……!」
「おう!『双竜撃』……!」
グレイとミネルバの連携攻撃が、飛竜を粉々に粉砕した。
「二匹……! 残り一匹……!」
傷ついた最後の飛竜が狂暴化し、炎のブレスを吐く──
「『光の盾』……!」
クリスとアリスが合力でバリアを展開し、炎を防ぎきる。
「今です……! グレイさん、姉さん……!」
「ミネルバ、俺が惹きつける……! 止めを頼む!」
「分かった!!」
グレイが、ドラゴンバスターを構え、飛竜に向かうと、鋭い爪を振り下ろすが、グレイは素早く身をかわした。
「もらった! 『地獄突き』!!」
ミネルバが、ルナ・スピアを構え、鋭い突きを放ち、飛竜の脳天をぶち抜いた。
「「「……勝った……!」」」
しかし、倒れた火竜と飛竜の亡骸が不自然に震え始める。
「……まさか……!?」
亡骸が黒い霧に包まれ、融合しつつある。
「……合体……!? これは……!」
新たなる脅威が、四人の前に姿を現す。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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