出逢い
成樹君とは、高校で初めてクラスメイトに
なった。中学は別々。
彼は背が高くてイケメンで、超カッコ良い。
入学式の時、成樹君を見た女子たちが
キャーキャー騒いでた。
入学式の後、指定されたクラスに入ると
成樹君がいたから驚いた。
彼は真ん中の一番後ろの席に座って、
隣の男子と談笑してた。
張りのある声と笑顔が魅力的。
豊かな頭髪にはゆったりとしたウェーブが
かかってて、前髪を両手でかき上げる仕草
がとてもセクシー。
廊下側の席に座った私と一瞬目が合った。
私は思わず、彼に見惚れてポーッとなって
しまった。
成樹君は話を中断し、私の方をじっと見詰
めてた。それから面白そうに笑った。
私は慌てて視線を逸らした。
◇◇
親友の優美がさっそく情報を仕入れて来てくれた。
彼女とは小・中・高とずっと一緒。
「成樹君ってカッコ良いよねー。でも彼ね、自己中で俺様タイプなんだって。中学では
何人も女と付き合ってたらしいよ」
「へーっ、そうなんだあ・・・でも優美は
相変わらず耳が早いねー」
「任せなさい。彼と同じ中学だった女子に
聞いたの・・・それとね絵子、気をつけた
方が良いよ」
って言うと、優美は声をひそめて私の耳元で
囁いた。
「あいつね、超手が早くて、アレをするのが上手いんだって・・・」
「えーっ、キャー!」
私は両手で口を押さえて、顔が真っ赤になってしまった。
優美も自分で言ったくせに、
「キャー!」
って、口元に手を当て顔を赤くした。