7. ジャルゴーの謎
「おー、ここがジャルゴーか・・・。」
私はロワール川沿いにあるジャルゴーの町に着く。
私は地図を開いて地図に書いてある記録を読む。
「1429年6月11日-12日、ジャルジョーの戦い、フランス・オルレアン東方の町ジャルジョー」
「フランス軍の最初の目標となったジャルジョーは、オルレアンの東約20キロメートルにあるロワール川南岸の小さな町で、数年前にイングランド軍が占領し南フランス侵攻の拠点としていた。町は城壁といくつもの塔に囲まれ、門には厳重な防備が施された上に堀で囲まれており、その外側に町ができていた。町からロワール川には一つだけ要塞化された橋がかかり、町はサフォーク伯ウィリアム・ド・ラ・ポール率いる700人のイングランド兵に守られていた。また、城壁にはいくつもの火砲が配備されていた。」
「アランソン公ジャン2世とジャンヌが率いるフランス軍には、「オルレアンの私生児」ジャン・ド・デュノワ、ジル・ド・レ、ジャン・ポトン・ド・ザントライユ、「憤怒」ラ・イルら、後にジャンヌの戦友となる指揮官たちが加わっていた。騎士ジョン・ファストルフ率いるイングランドの援軍数千が8日にパリを出発し、ロワール地方に向かっているという情報があり、諸将の間にはジャルジョー攻撃に慎重な意見もあったが、ジャンヌは主戦論を展開。「神のお導きがあると信じていなければ、このように戦場で身を危険にさらすことなどせずに羊飼いをしております」と訴えて隊長らを説得し、攻撃が決まった。」
「11日朝、オルレアン市民などからなる志願兵の一部が城壁の周りに広がる城下町に攻撃を仕掛けた。城内から打って出たイングランド軍はこうした市民兵らを苦も無く敗走させたが、軍旗を手にしたジャンヌがフランス兵を励まして反撃に出たため、イングランド兵は城内に押し戻された。フランス軍はその夜、城下に陣を張った。」
「翌12日朝、ジャンヌは守備隊に降伏を呼び掛けたが拒絶されたため、フランス軍は火砲と攻城兵器による激しい砲撃を加え、籠城側も火砲で応戦した。フランス軍の陣地にいたアランソン公に対し、傍らのジャンヌが「そこからお下がりにならないと、あの砲があなたを殺しますよ」と忠告し、アランソン公が一歩動いた瞬間に着弾して兵士を倒したという。フランス側の猛烈な砲撃で城壁の塔の一つが崩落し、サフォーク伯はようやく降伏交渉に入ろうとした。しかし、その交渉相手に選んだのがフランス軍の前線指揮官の一人に過ぎないラ・イルだったため、儀礼違反に怒ったフランス軍指揮官は更に激しい攻撃を加えさせた。軍旗を手に寄せ手の先頭に立ち、城壁にかけられた攻城梯子を上っていたジャンヌに向けてイングランド軍の投石機から石弾が放たれ、旗をはじき飛ばして兜に命中した。石は真っ二つに割れてジャンヌは梯子から転げ落ちたが、すぐに立ち上がってフランス兵を鼓舞し続けた。フランス軍の猛攻で町は陥落し、興奮した市民兵らによってイングランド兵や町の住民ら1,100人が殺された。教会さえも略奪され、ジャンヌはこれを止めることができなかった。サフォーク伯は捕虜となった。」
「ここの参加者はこれだな。」
1.アランソン公ジャン2世
2.「オルレアンの私生児」ジャン・ド・デュノワ
3.ジル・ド・レ
4.ジャン・ポトン・ド・ザントライユ
5.「憤怒」ラ・イル
6.騎士ジョン・ファストルフ
7.オルレアン市民
「あれ?市民??ん?略奪・・・?当時って略奪は当たり前の話じゃ・・・?」
私は、記録の内容に変な違和感を覚え始めた。




