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ミナモト  作者: ももこ
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才色兼備になれってこと?

「とにかく、時間がたっぷりあるんだから、あんたは勉強しなさい!」

「あのね、お母さん。時間がたっぷりあるからって、勉強が捗るかって言ったら、そうじゃないんだよ。だって、部活をしていた中学生の時、今より勉強が捗ったもん!メリハリってのが大事でね…」

「なら、高校でも、部活すればいいじゃない?なんで部活しないと決めたの?」

「まぁ、ちょっといろいろあってね」

「あんた、休みの日はカラオケばっかり行ってるじゃない。それよりも、今は勉強頑張るべき時期なんじゃないの?学年トップの成績でも目指したら?」

「なんでわたしが学年トップなんて目指さないといけないのよ。別に成績なんて平均でいいし」

「あのさ、南あさみって、賢かったんだってね?高校行ってないけど、ちゃんと通信教育で勉強したってね。その辺見習ったら?」

「ちょっと、なんで、お母さんそんなに南あさみのこと知ってるのよ。てかなんで賢いところ見習う必要があるのよ?」

「だって、テレビ番組でしょっちゅう出てるじゃない。人気だものね。勉強もできて、歌うこともできるのね」

「お母さん。わたしに何を求めているの?わたしは、南あさみのような才色兼備になったらいいの?」

「そんなこと言ってないじゃない。違う違う。歌うことができるのに、勉強も頑張るところが素晴らしいってことよ。自惚れないというか。勤勉なところが素晴らしい」

「ふーん」

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