救出
第1章。
俺の名前は、大谷光希。
10月13日の水曜日、幼馴染が姿を消した。
名前は織田了。
何か問題を起こし、どこかに逃げてしまったのかと俺は思った。
連絡をしても、繋がらない、音信不通が10月13日から1ヶ月間も続いた。
もう一人の親友、田中裕太と毎日三人で、朝まで遊びほうけていたのに、突然連絡がなくなった。
俺は、心配になって、田中と一緒に織田の家に行くことにした。
織田は、20階建てのマンションの一階に住んでいて、鍵は開けっぱなしにする適当な人間だった。
家に行くと、鬱病を持った大谷の母親が、リビングでコーヒーを飲んでいるのが見えた。
母親は、もうだいぶボケがきていて、受け答えもろくにできない状態である。
織田の部屋は、玄関から右を見てドアがあり、そこが織田の部屋になっている。
左側は、トイレと浴室がある。
真っ直ぐ見ると、リビングが丸見えになっている。
いつもの眺めで、無駄な安心をした自分がいた。
基本、勝手にあがり込んでは、自分の家かのようにいつも騒いでいたので、誰でも侵入可能な家ではある。
泥棒がいつ入ってもおかしくなかった。
俺と田中は織田の部屋に、入ろうとした。
俺「鍵がかかってるぞ。」
いつもは開けっぱなしの部屋が、不思議と鍵が閉まっていた。
田中「自殺か?」
俺「お前、普通にそういうこと言うなよ」
内心は俺も、そう思った俺もごもった言い方でそう言った。
俺「とりあえず、開けるか」
簡単に反対側から、小銭で開けれるタイプのドアだった。
田中「開けるぞ?せーの!どん!」
田中がドアを開けた。
俺「いねえじゃん。やっぱあいつ飛んだか、女でもできたんじゃね?」
田中「いや、ベッドの上に何か置いてんぞ」
二人で、ゆっくりと覗きこんだら、ある一枚の写真だった。
俺「これやばくないか?明らか普通の写真ちゃうぞ。顔面に何か被ってんぞ?」
田中「あいつ変態やったんか。この写真、写ってるの信長じゃないけどな。誰や。明らかおっさんやな」
その、写真に写ってたのは、頭に麦藁帽子みたく編み込んだ物を、頭から首に掛け被っていて、白のブリーフに白い靴下の男の写真だった。
被り物には、614と数字が書いてあり、左目部分だけ穴が開いていた。
男の左胸に「無」、右胸には、「京」そして、足の右甲に「権」、左の甲には、「殺」と黒いペンで書かれていた。
俺「あいつ拉致られたんとちゃうか?」
田中「もし、そうなら本気でやばいけど、いちおこれ証拠品だよな?」
俺「SMクラブでも行ってんのか?でも、この写真ある意味メッセージだよな?てか、明らかかメッセージだろこれ」
田中「全く理解できやんけどな。俺らの、認識のある人間か?それかあいつの冗談か?とりあえず、答えだせ。ってやつか」
俺「うん。まあ警察行こうや」
田中「せやな」
そして、俺たちは、色んなトリックに巻き込まれていく。
第2章に続く。




