1章グラスティアの惨劇
今日もいい天気だ……誰もがそう言ってる。
そんな日に悪いことなんてない。そう信じてた。
だが暗闇は突如現れるものだ。
この世は光と闇の真反対な力によって存在している。その力は時に戦い、時に力を合わせる。
それがこの……
「時空戦争なのだから。」
この世界は光の国、セシル王国と
闇の国、ベルセルクの2つによって統治されている。
光の国のある村では街が騒がしくなっていた。
「やめてくれ!家族だけは……頼む……」
村の外で収税人と村人の家族がそこにいた。
光の国の村人は酷い税金により苦しめられていた。光とは言え蛮族は存在する。それが人の本質だからだ。
「だったら耳揃えて全額払っていただきましょうか!」
収税人達は嘲笑うように言った。
「どうかお慈悲を!」
「戯けが!税金も払えないようなゴミはこの国にはいらねぇんだよ!さっさと消えな!」
収税人が剣を振りかぶる。
「じゃあな!」
そういい剣を振り下ろしたかに見えた。
その時、
「な……体が……動かねえ……」
剣を持った収税人の体が硬直した。
「ガブリエル様だ!」
村の人達が驚いた様子で言った。
「御機嫌よう♪」
ガブリエル……すなわち大天使だ。そしてまたの名を……「極光の魔術師」として知られていた。
「なんすか?天界の犬は俺ら正義の味方じゃあないんですか?」
収税人達は笑いながら言った。
「あなた達に正義があるなら私はそちらにつきましょう♪」
ガブリエルは笑顔で言った。それに付け加えてこうも言った。
「ですがあなた達の側に正義は見当たらないのですよ……そしてその税金のお金をちょろまかしてますよね?」
ガブリエルは少し怖い顔でそう言った。
「おい!野郎ども!こうなったらやるしかねぇ!掛かれ!」
「死ねーーー!!」
「うぉーーー!」
二人の税収人がナイフを向けて走ってきた。
「仕方ありませんね…」
ガブはそう言って人差し指を立て、上に向け詠唱を始めた。
「雷光よ 炎纏いて 浄化せよ」
「やべ!魔法攻撃だ!避けろ!」
税収人の1人が言った途端……
「ぐぁぁあぁあ〜!!」
二人の叫び声はすぐに止んだ。二人を見ると凄い輝いていた。
「この雷に触れると心が浄化されるんです♪」
ガブはそう言って微笑んだ。
その微笑みが怖かったのか雷が怖かったのか…税収人は、
「きょ……今日はこれくらいにしといてやるよ!バーカバーカ!」
「バカなんて……子供ですわね〜……」
ガブが若干涙目になっていた(笑)
こんにちわ。セキラsです。
今回はちょっと中二力全開で書いてみましたw
まあ面白く読んで頂けたら嬉しい思いますw
なにか足らない所などありましたらコメください!
よろしくです!