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Freedom Resurrection Online  作者: 零侶
2章 第二陣と王都防衛戦
97/522

王都防衛戦5

ログインするとライトが寝ながら待っていた


「ライト、ご飯」

「ギュアアーーァ」


大きなあくびをして起きた、ご飯を食べさせた


「お兄ちゃん、準備できた?」

「食事中だからまだだ」


ライトは食べ終わったのでクランハウス外にでてから大きくなったライトに乗り、北へ


天幕が見え、外ではホーリーが負傷者の治療をしているのが見えた。

ライトは地上へ着陸した。


「ホーリー、お疲れさま」

「ギャウ」

「ご飯置いておくから食べろよ」


契約者はミリアだが餌付けによって俺にも懐いた。

 

「アルト殿、レイ殿」

「サクヤさん」

「戦況はどうですか?」

「奴隷落ちになった者が散りました。負傷者はいますが死人は今のところいませんよ」

「ダークは?」

「ダーク様なら天幕で休まれておりますよ」  


ダーク様?

サクヤさんに案内されてダークがいる天幕へ行くとダークは大量の肉や果物を食べていた


「おい、ダーク」

「ギャーーーー」


俺を見て逃げようとしたダークをレイが素早く捉えた


「サクヤさん、どういうことか説明お願い出来ますか?」

「それはその、ミリーゼ様が・・・」


押され気味だった前線をダークのブレスで押し返し騎士団の方への被害は最小限に抑えた、ちょうど視察に来ていたミリーゼがダークの功績を称えてこのような待遇になったらしいが


「ダーク、ライトと交代」

「ギャーーーー」

「ライトもレベルはカンストしてるぞ」

「ギャフ」

「それにこれから夜だろ、ダークとの相性は最悪なんだけど」


ダークの首根っこを持って天幕を出た、ライトはホーリーの方へ行き、何やら話しているようだ


「サクヤさん、ミリーゼはどこにいますか?」

「それなら王族専用の天幕で休まれていますよ、ミリーゼ様もモンスターと協力しながら加勢していますので」


王族専用の天幕へ付き、中に入ると入浴中のミリーゼに遭遇する。両目をレイに塞がれてゆっくり鑑賞は出来なかったが大きかった


「アルト様、夜這いでしょうか?」

「ミリーゼ、ダークを甘やかし過ぎだ」

「アルト様に会えなくて寂しかったので」

「それ理由になってないぞ、明日迎えに行くから待ってろよ」

「むうーーー、かしこまりましたわ レイさん、目を塞ぐのはやめて上げた方が」

「いいえ、今のミリーゼさんはお兄ちゃんにとって目の毒なんでダメです。早く着替えてください」

「ダークを引き取ってライトを置いていくからな」


天幕を出るまで目を塞がれたままだった  


ダークに乗って西門へ向かった。


「ケー5、調子は?」

「アンデッドとゴーストが増えて来ているくらいだ」

「ミリア1人で壊滅まで行けるな」 

「楽させてもらってる

レイちゃんとエリカちゃんにはこれを渡しておく」

「ケー5さん、これは?」

「俺が作った光属性の小太刀だ、エリカちゃんの方はロングソードにしておいたぞ」

「ありがとうございます。エリカちゃんの分も預かって起きますね」  


エリカも遅れてやって来てから休憩を交代した。


「エリカちゃん、ケー5さんから預かった剣だよ」 

「属性付きの剣とかすごい」

「作ったらしいよ」

「あったらお礼を言わないと」 

「2人とも、援護に回るから暴れて来い」


スケルトンウォーリアの大群、レイはすれ違い様に急所への攻撃をし次々倒していく

エリカはスケルトンウォーリアの攻撃をカウンターで倒していき、腕に結界を張り盾代わりにして攻撃を防いでいる 攻撃を受ける瞬間に張る結界がビームシールドにも見える


『太陽の剣サンライトソード』を装備するが夜のため魔剣の性能は半減されている ステータスと弱点属性攻撃で半減分はギリギリカバー出来ている


「ギャーギャー」

「白龍剣を使えって」

「ギャウ」


ダークの指示に従い『白龍剣白龍之光牙』を装備

白龍剣の一振りはスケルトンウォーリアを一撃で屠った


「お兄ちゃん、何か音が聞こえない?」

「いや、聞こえないけど」

「アルトさん、モンスターが」


スケルトンウォーリアは合体して巨大なスケルトンに変化した。


「レイ、まだ音は聞こえてるか?」

「うん」

「音の正体を見つけろ、ここは大丈夫だ」


レイは素早く移動を開始、俺とダーク、エリカで巨大なスケルトンと戦うことに


「アルトさん、普通に考えてレイドボスですよ」

「普通に勝てるって」


ダークには大きくなって上空から援護を頼み、エリカには結界でスケルトンの動きを止めるように指示した。


「『龍剣技 白鱗』」


龍剣技 白鱗:龍系魔剣装備時発動可能、防御力の強化、攻撃を受けた時、光属性ダメージを相手に反射する 攻防一体の技


全身白いオーラを纏ったようになった。巨大スケルトンに接近し、白龍剣で斬りつけると骨を切断出来た


「骨粗鬆症か?サメの軟骨がいいらしいぞ」


巨大スケルトンの右腕を斬り落としたが、斬り落とした腕はスケルトンウォーリアに変化して襲い掛かって来た


攻撃は白鱗の効果でダメージは最小限で抑えることが出来、ついでに反射ダメージでスケルトンウォーリアは倒されていく


レイから通信が


「お兄ちゃん、楽器を持った羽根のある女の人だった」

「倒した?」

「逃げられた」

「さっさと戻って来ーい」


レイとの通信が終わり、1度巨大スケルトンと距離を取り、『白鱗』を掛け直す


「アルト、パーティーは続いているか?」

「いいタイミングだな、ケー5」

「俺だけじゃないぜ」

「『白竜の祝福』『白竜の慈愛』『白竜の守護』急いで戻って来たよ」

「さすミリ」


バフ盛り盛り状態で巨大スケルトンへ再び攻撃を開始する。

「『真名解放』」


白龍剣は『白皇龍之双牙』ハルバードのような形に変化したのだが石突きの部分も攻撃出来るようになっており、ダブルセイバーのようなストームハルバードみたいな武器になった。


『見切り』が進化した『心眼』を使い弱点を探しながら動く


「お兄ちゃん」

「レイ、避けタンク頼んだ」

「頼まれた」


レイは巨大スケルトンのヘイトを集め、攻撃を避ける エリカが結界でスケルトンの動きの抑制、ケー5が弓、ミリアが聖魔法で援護 スケルトンの骨はボロボロと落ちていき、弱点が見えた。


「ダーク」

「グルァァァ」


ダークに飛び乗り、巨大スケルトンへ接近し


「『合身龍技ドラゴニックストライク』」


巨大スケルトンの弱点部分へ突進攻撃をし貫き、巨大スケルトンは光になって消滅した。


時間は21時になりイベント1日目が終わった。


俺とミリアはライトとホーリーの回収のついでに王国騎士団へ回復魔法による治療をしてからクランハウスに帰った


「巨大スケルトンはどう出てきたんだ」

「レイが音が聞こえたとか」

「うん、音色だったと思う 聞こえたらスケルトンウォーリアが巨大になったよ」

「その犯人は見たんだったよな」

「羽根の生えた女の人、楽器を持ってたよ 私に気づいて飛んで逃げられた」

「明日は音色が聞こえたらアルトとレイちゃんはそいつを倒しに行け」

「了解」

「まかせて」


今日は早めにログアウトした。


「あ、お兄ちゃん」

「どうした怜」

「今日みた女の人、天使みたいな羽根だったよ」

「マジで」














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