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Freedom Resurrection Online  作者: 零侶
1章 自由と再生の冒険
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ナンパ男再び

翌朝、いつものルーティーンを終え、朝食を食べていると妹から連絡が来た。

帰りは夕方頃になるらしい


ニュースを見ていくとFROの再販と1つ前のVR機器でも可能なバージョンが発売されることを知った。発売日は6月上旬

4月発売のFROをやっているプレイヤーは第一陣、6月から第二陣のプレイヤーが増えることになるうかうかしてられないな


昨日の件もあるので時間はまだ10時だがログインすることにした。


ログインしてアインの町に着いた時には色々なプレイヤーに声を掛けられた。

だいたいはナンパ男を撃退してくれてありがとうなど女性プレイヤーからの感謝、シーフの男性には今後の活躍を期待している、彼女を大事にとか彼女さんとお幸せにとかで初対面でフレンド申請するプレイヤーはいなかった。俺とミリアがそのように見えたのか?

現実だと俺とミリアさんじゃ釣り合わない高嶺の花的存在だし、ゲーム内だけ恋人はなんか違うくね?そもそも恋人とか結婚のシステムがこのゲームにない


防具屋に行って外套と腰装備を探したが外套しか買えなかった。外套は頭装備なので気合の鉢金を外さないと装備できない 今後、何かやらかしをするかもしれないため買っておいた

道具屋に行き、ポーション類を10本ずつ購入、ソロの時やパーティーに神官がいない時に役立つ


NPCと会話しながらツヴァイまでの道中の話を聞く、3人のNPCが道中に盗賊に襲われたと言っており、雇っていた冒険者が追い払ったと言っていた。


時間は約束の10分前になったので噴水まで行くと人だかりが出来ている。近くにいた女エルフ装備からしてアーチャーの女性に聞いてみると昨日のナンパ男が仲間を引き連れて来ていて昨日と同じことになっているから早く助けてあげてと言われた。


プレイヤーを掻き分けて通ると昨日のナンパ男と戦士の熊獣人とシーフの男エルフがミリアとミロクにナンパしている現場だった。


「ミリア、ミロク、待った?」

「今、来たところだよ」

「うざいのに絡まれてるけどね」

「ケー5は?」

「そろそろ来るんじゃない?」

「パーティー結成しておくか」

「アルトくん、あの人たち無視でいいの?」

「昨日のやつはペナルティで何もできないからあの2人が相手になるけど」


決闘モードで負けると経験値没収と24時間、決闘が出来ず、モンスターを狩っても経験値が入らない鬼畜仕様だ。


「おっす、待たせたな」

「遅かったケー5くんには俺と一緒に今から決闘受けてもらうぞ」

「お、昨日の燃えたやつか?まだ絡んでんのか」

「お前の横でガタガタ震えているぞ」

「あ、本当だ」

「うわぁぁぁぁぁぁ決闘だ」


ナンパ男は騒いでいる ギャラリー増えてるよな


「あんたら、こいつの仲間か?」

「決闘の代理してくれと頼まれた」

「熊さん、止めておけ 最終日のイベントに参加する気ならレベル上げた方がいい」

「そうだな」

「エルフのシーフ、お前はどうする?」

「俺は決闘するぜ、そこの剣士の実力が気になるし」


対戦者えロフから決闘を申し込まれました。俺はYESを押した、シーフの戦い方が気になったからだ

決闘モードになり、昨日と同じストリートファイトスタイル


カウントが始まり、決闘が開始された。


『居合い』の構えで相手の出方を伺うとロフはナイフを投擲、『居合い』の射定範囲にナイフが入ると瞬時にナイフの弱点を斬り、消滅した。

えロフはこちらに向かってきたため、いつもの『ファイヤーボール』を放ち『飛斬』を上段から振り下ろした。

ファイヤーボールで飛斬が見えなくなっていたため、えロフの目の前ではファイヤーボールが分裂したように見えた時には勝敗が決していた。

見切りで弱点として見えていた場所に飛斬が命中、クリティカルヒットで一撃KO

決闘モードが終了し、元に戻るとギャラリーの歓声が凄かった


「なぁ」

「どうした?ケー5」

「『ファイヤーボール』大きすぎね?」

「そうか?」

「バレーボールサイズから完全にバスケットボールサイズじゃん」


俺たちは大勢のプレイヤーに見送られながらアインを出てツヴァイ方面に向けて歩いた


「あれはすごいわ」

「決闘か?」

「ギャラリーよ」

「昨日よりも多かったよ」

「掲示板でお祭り騒ぎだったし、今日もだろ アルトファン増えるな」

「アルトくんは渡しません」

「ミリア、隊列が崩れてる」

「どうしてこうなったんだろうな」

「モテモテで羨ましいぞ」

「リアルじゃモテないぞ」

「はぁ~」

「どうした?」

「にぶちん、ミロクさん、ミリアさんどう思います?」

「朴念仁ね」

「私、頑張るね」

「なんだか分からないがミリア、応援してるぞ」

「「「 朴念仁 」」」


しばらく歩いていると道に止まっている馬車を発見した。


「馬車があるよ」

「ケー5、周辺警戒」

「おう」

「ミロク、先に確認してきてくれ」

「了」


ミロクは馬車の方に向かい、確認してから来るように合図をした


「ミリア、御者さんの治療」

「うん」


ミリアが治療している時に盗賊が現れた


「盗賊9、3方向だ」

「手分けで倒すぞ、馬車に近づけさせるな」


ミロクは2本の斧を装備、片方の斧はブーメランのように投げて返って来ており、クールタイム中をもう片方の斧で補って攻撃している

ケー5は矢を全て盗賊の急所に命中させて倒している 何かのスキルを使っているな

アルトは見切りで見た弱点をなぞるかのように刀で斬り倒してた


「片付いた」

「こっちも」

「歯ごたえなかったな」


ミリアは回復した御者さんから話を聞き、ツヴァイに向かって商品を運んでいる道中、盗賊に襲われ、荷物より商会長とその娘が連れ去られたらしく、山の方に逃げていったらしい


「レベル上げにちょうどいいな」

「こういうのがゲームの醍醐味よね」

「盗賊のアジトに行くなら盗賊の七つ道具が使えるね」

「潜入にバンダナも使えるな」


俺たちは門番モンスターよりも面白そうなクエストを受けた


山の方に向かっていると巡回している盗賊を見つけ、ケー5の弓で数を減らしていく

先を進むと洞窟を見つけ盗賊の出入りを確認できた。


「俺が潜入して適当に合図を出すから」

「ちょっと待て、アルト、今使える魔法を教えろ」

「『ファイヤーボール』『フレイムアロー』『ウインドカッター』『アイスニードル』くらいだな」


FROは火、水、風、土の4第元素に闇、光、聖、無属性がある 氷は水魔法に該当される


「『フレイムアロー』はいつ覚えたんだよ」

「決闘が終わったら覚えていた、一定回数使ったんだな」


アルトは盗賊のバンダナを装備して洞窟へ侵入した。









ちょくちょく掲示板の人たちも出てきます。

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