クラン面接6
馬車を追いかけて俺とケー5はランニング中
「本気で走るか」
「素早さはお前の方が高いだろ」
「ケー5には付与魔法があるだろ」
「ゆっくり行こうぜ」
素早さのステータスは高い方なのだが、シーフ系には勝てない レベルが低いレイに負けてるからな
「PKどもはどうしたんだ」
「怪しい洞窟に行ったらいたんだよ 石化状態で」
「はぁ、バジリスクかコカトリスでもいたんか?」
「そう思うよな、髪の毛が蛇の中級悪魔」
「メドゥーサじゃね?それ」
「苦戦はしなかったぞ、『真名解放』使いたかっただけだし」
「どの魔剣がどうなったんだ?」
「『魔剣コキュートス』に使うと『氷魔龍戦斧コキュートス』でかい斧だよ、タウロストマホーク並の大きさ」
「剣が他の武器になっても使えているんだな」
「元が魔剣だからいいんじゃね?」
クランハウスに到着、ソフィアさんとサクヤさんは1度着替えるために大福が馬車でそのまま自宅まで送ったみたいだ 大福賢すぎるな、ご飯は多めにしてあげよう
「なぁ、走ったけどさ ワープ像の方が早くなかったか?」
「あ」
「今気づいただろ」
アルトはたまに抜けてる所があるからな、それが思わぬ幸運に繋がることがあるし(経験談)
「ギャーウ」
「どうした、ダーク」
「ギャ」
ダークから抜けた歯をもらった
「アルト、それくれ」
「ダークの歯だぞ」
「魔剣カメレオンを超える魔剣に必要なんだよ」
「ダーク、いいか?」
「ギャウギャウ」
ダークは追加で身体から剥がれた鱗もケー5に渡した
「ダークさん、ありがとうございます」
「ギャウギャー」
「良きに計らえ皆の衆だってよ」
「ミナリンスキーかよ アルトが勝手に言ってるな」
「バレたか」
ケー5は自室へ向かい、俺は厨房へ モンスターたちのご飯と追加で色々と大量生産する。
「いい匂いだと思ったらアルト、帰ってたんだ」
「フィオか、レイとエリカには会ったか?」
「会ったよ、女として自信なくしそうになるよ」
「レイの成長が異常なんだよ、小柄でも需要はあると思うぞ」
「褒めてないし、微妙だよね」
「大門の好きなタイプが小柄な女性なんだよ、あいつデカいのにな」
「ゴローってプレイヤーがいたけど」
「それ大門、あと二階堂もいたぞ あいつらまだ二次転職前でここまで面接に来たからな」
「そういえば、月夜の兎ってトップクランの仲間入りしているんだよ」
「面接の人数が多いのはそういうことだったか」
「上位のクランが次々解散していって繰り上がっただけなんだけど」
「解散する理由があるのか?」
「その元凶はアルトなんだよ」
フィオは厨房から出て行き、次にミリーゼとマロン、パン、プキンが厨房へやって来た
「おかえりなさいませ」
「ただいま、売り上げはどうだった?」
「総額30万ほどでしたわ」
「9万が孤児院、残りは1人3万で分配出来るな」
「そうなりますが」
「休みの日をあげて、買い物に行くのもいいんじゃないのか 働き過ぎると身体に悪いからな」
「そのような方針を取り込んでみますわ」
完成した料理を列べていく
「これモンスターたちのご飯だから」
「運びますわ、3人共運びますわよ」
「「「 はい 」」」
3人は礼儀作法などちゃんと訓練されている
「運び終わったら夕食を用意しているからな」
ミリーゼたち4人はモンスターのご飯を持って厨房から出ていった。
現地人にはアイテムボックスはない、ミリーゼはマジックバッグを持っているが仕事では使わないだろ
モンスターたちにご飯を運び終えた4人が戻って来て今度は夕食を運ぶ 今回はメンバーが増えたため、スペシャル料理だ ケーキとかも用意してしている
料理を食堂まで運び終え、クランメンバー、ドレスに着替えて来たミリーゼ、ソフィアさん、サクヤさんに弟子たち7人、モンスターたちがやって来た 食堂は庭に面しているため、屋敷の中に入れない大福も顔だけ覗かせている
「お疲れ様でした〜カンパ~イ」
「ケー5、もう少し言う事あるでしょ」
「いいんだよ、これで」
飲み物はアイスティーやアイスコーヒーで炭酸がこの世界にはない、かん水があればラーメンが かん水って錬金術で作れるんじゃねぇ?炭酸も錬金術で 今度、フィオに作らせよう
「アルトくん、お疲れさま〜」
「ミリアもお疲れ」
「レイちゃん、可愛いね」
「自慢の妹だぞ」
「私、一人っ子だから羨ましいなって」
「今度、家に遊びに来るか?」
「行く行く」
あれ、俺なんで家に誘ってんだ、ミリアちゃんも行くって言ってるし
「お兄ちゃん」
「レイ、楽しんでるか?」
「みんな、いい人たちだらけだね」
「馴染めているならそれでいいや」
夜遅くまでどんちゃん騒ぎをした。




