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Freedom Resurrection Online  作者: 零侶
2章 第二陣と王都防衛戦
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孤児雇用

鑑定というスキルはプレイヤーなら誰もが持っている。一次転職、二次転職やサブ職で鑑定に補正が掛かったり強化されたりするのだが、ミリアの鑑定には何かがあるのだろう

アルトの鑑定は食材の品質、料理の効果などが分かる

ケー5の鑑定は鉱石の判別、作った武器の品質や強度など

ミロクの鑑定はモンスターのステータスなど詳細な情報

フィオの鑑定は錬金術で作られたアイテムの情報など


サブ職に引っ張られる鑑定が多い、ミリアの場合はメイン職業聖女のため、人々を導く系だと予想する


「で、アルト ミリアの鑑定はどう違うんだ?」

「宗教的なやつだと予想するが」

「なるほどな〜」

「私の錬金術で作ったアイテムのみ効果がある鑑定よりすごいよね」

「フィオのはただ特化しているだけだと思うぞ」


しばらくして、外套を深く被ったプレイヤーが孤児院へ訪れた、阻害系の装備をしているためプレイヤー名は分からないが胸の大きさだけはどこかで見たことがある

そのプレイヤーは孤児院の中へ入っていった。


「なぁ、アルト」

「何も言うな」

「何も言ってないぞ、あのボリュームはすごいな」

「毎日牛乳飲むもん」

「貧乳はステータスだ、希少価値だっていう名言があるから強く生きろ」

「ケー5、燃やす」

「ケー5が完全に悪いな、姉御に報告案件でもある」


ケー5は土下座をしてフィオに謝った


外套を被ったプレイヤーが孤児院から出て行ったのだが、黒い外套まさかな チラッと顔は見えたが忍面をして口元を隠していた。


「ケー5、見たか?」

「おっぱいか?」

「ケー5、土下座」

「今の多分だがクノイチだ」

「「 はぁ 」」

「忍面をしたプレイヤーを見たことあるか?」

「無いな」

「無いね」

「忍面は運営からのプレゼントだろうな忍殺の文字はなかったけど、阻害系効果で名前は見えなかったけど」

「アルトさぁ〜」

「どうした?」

「観察眼すごくね?」

「人をよく見てたら自然に出来るようになるぞ」

「アルト、探偵でもやる?」

「探偵って儲からないみたいだぞ」


孤児院の扉が開き、ミリアとミリーゼが7人の少年少女たちを連れて出てきた。


「トムくんはあのエルフのお兄さんの弟子ね」

「オッス」


トムくんと呼ばれた少年は茶髪で人間、ケー5の弟子だから鍛冶師志望らしい


「オリーブちゃんとヘイヤくんは私の弟子ですよ」


オリーブちゃんは緑髪のエルフの少女でヘイヤくんは犬の獣人だ 耳がピンっと立っているから犬種はハスキーだと思う


「マロンちゃん、パンちゃん、プキンちゃんはミリーゼちゃんの元でしっかり色々勉強してね」


マロンちゃんは茶髪のエルフ、パンちゃんは青髪の人間の少女、プキンちゃんは猫の獣人 ミリーゼの元で働くようだ


「アームくんは小さいエルフのお姉さんの弟子になるんだけど」

「えっ、私の弟子、やった〜」


アームくん金髪の人間で身長は俺と同じくらいで大きく、フィオくらいなら肩に乗せて運べそうなんだが


半年の間に全員が成人になるらしい、成人した時に仕事をこのまま続けるかどうか雇用契約の話になる 今は全員見習いだ

採用になると後々店舗で働くことが決定する。見習いでも出来栄えしだいで商店で売ることにしている。

1人立ちしていいラインは自分の師匠と同じ位の物を作れるようになってから


孤児院への寄付はクランで払うため、孤児院出の子たちは孤児院で弟子を見つけて自分たちがしてもらったことを他の子たちへする。

これで職人が増えればいいんだが


クランハウスに戻り、部屋決めだが、1部屋が大きいため、男1部屋、女1部屋で分け必要な物の買い出しなどで夜の時間帯が終わり、ログアウトした。


弟子が出来た組は明日から弟子を鍛えるため、俺とミロクが暇になるのか









ミリアの鑑定はその人の性格や能力で最適なメイン職、サブ職を断片的に解る鑑定で精度は並々

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