レイの二次転職
ログアウトした俺は昼食を作りながらグループチャットへ
「キャリー出来たぞ」
「はぁ!!、お前 昨日何してたんだ?」
「妹と冒険」
「頭痛くなってきた」
「山本でも風邪ひくのか?」
「レンくん、それは山本くんが可愛そうだよ」
「月岡が優しい」
「山本は調子のるな、ミリアも山本を調子乗せるようなことは言わないように」
「姉御ひどい」
いつも通りだな
「レン、キャリーのやり方を教えろ」
「条件はカンスト、狩るモンスターもキャリー相手のレベルに適応したモンスター限定」
「それキャリーとは言わなくね?」
「パワーレベリングよりましだと思うぞ、あれはレベルだけ上がって面白くないからな」
「同じようなジョブ相手になら動きの勉強をするには適していると思うけど」
「姉御のおっしゃる通りです。」
「草薙、アイアンクロー」
「どこで狩ったんだ?」
「オークの砦」
「草薙、あんた妹をあんな所に」
「レンくん、鬼畜だね」
「レベル上げには適してるし旨みはあるな」
「パーティーメンバーは俺と妹、ダーク」
「ダークちゃんも戦ったの?」
「ケルベロス相手にもダークは頑張ったぞ」
「ホーリーちゃんを鍛えないと」
「で、お前の妹は何レベなんだ?」
「昨日、別れた時点で28だったな、面接は来週だから二次転職して40くらいになってそうだな」
「今日何時くらいにログインするんだ?」
「買い出しに行くから夕方にダークの様子を見に行く、ガッツリやるのはいつも通りの時間にログインするつもりだ」
「私はお昼から用事があるから夜かな」
「昼から少しやるくらいね、夜はログイン出来ない」
チャットを終了、怜は部活から帰ってきて今、シャワー中 今日のお昼は天津炒飯、天津飯のご飯が炒飯に変更しただけ
シャワーを浴び終えた怜は着替えてやって来た
「お兄ちゃん、今日は?」
「お兄ちゃんに戻したんだな」
「うん」
「昼から買い出しに行くから今日は手伝えないぞ」
「いいよ、来週まだでのお楽しみにしておいた方が楽しいと思うから」
昼食を食べ終え、怜は自室へ錬治は買い出しに行くため家を出た。
怜視点
昨日、お兄ちゃんと別れたあとレベル30になるまでモンスターを狩っていたんだ〜 さっそく転職
怜はログインした。
昨日はツヴァイでログアウトしたため、ツヴァイからスタート ツヴァイの町の教会へ行く
「転職をお願いします。これ御布施です。」
メインの職業欄にはクノイチがあったことが1番の喜びで他には暗殺者、義賊、花魁 花魁って何やるの?
クノイチを選び、サブ職を2つ選ばないといけない1つは生産職にしないといけない決まりでアイドルやモデルは生産職に無かった アイドルはオタクを生産するのにな
生産職はファッションデザイナーに決めたけど、服を作る人って作業分担しているのと分担している人にもそれぞれ名前があるからファッションデザイナーになっても服を作れるかどうか お兄ちゃんに頼めばなんとかなるよね
もう1つのサブ職は徹底にクノイチにしたいからサブ職から選べれてクノイチっぽい職業は・・・・暗殺者か花魁かな?
暗殺者は一撃必殺に特化した感じで気配を消せるけどそこは被ってるから
花魁は魅了ができるみたい、ヘイトを集めれることも出来るから避けタンクならこっちかな 異性特攻がある
メイン職クノイチ、サブ職花魁、ファッションデザイナーに決まった。サブ職はお金さえ払えば変更できるから大丈夫なはず
私の二次転職が完了するとワールドアナウンスが流れた
『ユニークジョブ、『クノイチ』『花魁』が発見されました。発見者には運営よりアイテムを贈られます。』
花魁の他にはバニーガールと夜の女王様があったけど、どういう職業か分からないからお兄ちゃんに聞いてみようかな
運営から贈られたアイテムを確認するとクノイチの装束、忍面、クナイ、手裏剣、忍刀が贈られた。クノイチ装束を装備をすると下着が見えそうなくらい丈が短く、とてもエッチだ
花魁の方は遊郭の花魁さんになっちゃった。これでお兄ちゃんもイチコロだね
クノイチ装束の上から外套を装備、忍面を装備すると忍者系のジョブだと分かるから着けない
今日は王都の方へ行って見ようかな
ツヴァイの町から北へ進むとすぐに王都に到着した。王都の中央にあるワープ像を登録し、東門からサードの町の方面へモンスターを狩りながら進む
クノイチに転職したおかげで素早さが上がり、逃げるモンスターに追いついて一撃で仕留めた。
群れで迫るモンスターにはウインクで魅了し、仲間割れを起こした。接近して背後から仕留めるだけでソロでも十分戦える
魅了をするにはウインクの他に太ももをチラリと見せたり、胸の谷間を強調するエッチなポーズをすれば発動するみたい 対人ではまだ使ったことない
フレンド欄は名前とレベル、INしているかしか分からないため、職業はバレない
来週、お兄ちゃんの反応が楽しみだな




