オークの砦
夕食後、ログイン レイとアインで待ち合わせをしている
「おはようございますわ アルト様」
「おはよう、ミリーゼ ダークは?」
「ダークちゃんはネージュ、ブランと一緒ですわよ」
「馴染めてるならいいんだけど」
「アルト様、本日はどのような」
「今日は人と会うかな」
「私もお供しますわ」
「その人、人見知りだからミリーゼを連れていけないんだよ、ごめんな」
「そういうことでしたら仕方ありませんわ、明日、王城に行きますので護衛をお願いしますね」
「了解しました。」
納得してくれたミリーゼはダークを連れて来てくれた
「ガー」
「ダークも行くか」
ダークは頭に着地して、ミリーゼに見送られながらアインへワープした。
「お兄ちゃん、遅い」
黒い外套で全身を隠しているが昨日1度見ているため、レイと分かった。
「パーティー登録して行くか」
「うん」
周りのギャラリーがうるさくなったため、さっさと町の外へ移動、ダンジョンへ向かう
「人型のモンスター相手の方がいいだろ」
「そっちの方がやりやすいと思う」
レイのレベルは20、メイン職シーフ、サブ職魔法使いになっている
「レイ、ストップ」
「どうしたの?」
「左側からゴブリン3体、レイなら楽勝だろ」
左側の茂みからゴブリンが3体現れた、レイは素早くゴブリンの背後に周り、一撃で仕留めた。
バックアタックならクリティカル確定になるスキルがあったがレイはそのスキルの強化版『バックアタックキル』を習得しているのだろう バックアタックでクリティカル確定、20%の確率で即死する ボス戦には使えない
2体、3体と全て一撃で仕留めた。経験値の方は
「経験値は全部入ってるよ」
「次は俺が仕留めたモンスターの経験値がどうなるかだな」
武器をサンライトソードに変更して、『飛斬』、射程範囲ギリギリの所にいるゴブリンに命中して仕留めたようだ
「経験値来たよ、1体だよね?」
「1体だぞ」
「私が倒した時よりも多い気がするけど」
多分、腕輪のせいだと思うが黙っておこう
ダンジョンに到着した。行き先は『オークの砦』NORMAL全8階層で『墓場の盗賊』よりも長いがオークの経験値はかなり美味しい
オーク肉はテイムモンスターたちの餌にも俺の料理にも使うため、ストックが欲しい
「レイ、オークの特徴はなんだ?」
「豚顔で大きい?」
「女好きで性欲が強い、ゴブリンよりもヤバいやつ」
「お兄ちゃん、オークに孕まされるよ」
「レイなら大丈夫だろ、ピンチになったら手を出すから」
「ギャウ」
レイのお手並みを拝見だな、ダークも手伝ってくれるらしい
さっそく1匹目のオークを発見、まだ気づかれていないため、レイが気配遮断スキルを使い、背後から近づき『急所突き』『バックアタックキル』の効果もあるため、急所突きのクリティカルダメージ上昇とバックアタックキルのクリティカル確定で即死無しでも仕留めることが出来た
「お兄ちゃん、ガンガン行こう」
「クリティカル確定だと会心の一撃も涙目だな」
2階層まではレイ1人で余裕だった、オークの数が少なかったからだ。3階層からはオークの数も増えるし、バリエーションも増える 軽装したオークソルジャーと弓を使うオークアーチャーが出現する。
「ダークはオークアーチャー相手な」
「ギャウ」
「お兄ちゃん、大丈夫なの?」
「ダークは元々邪龍だったんだ、今は黒龍だけどな ドラゴンが豚如きに負けられないだろ」
ダークがオークアーチャーを発見し、攻撃を開始、戦闘音に駆けつけたオークをレイが背後から仕留める
ダークがオークアーチャーを倒し終わる頃にはレイがオークたちを殲滅していた
「お兄ちゃん、実力を見せてよ」
「仕方ないな」
装備を魔剣ブラックゲイルに変更、オーク4匹、オークソルジャー2匹、オークアーチャー4匹がいる場所に着き
「龍剣技『嵐』」
ダークと契約したおかげで龍剣技というスキルというか剣技が増えているしかも装備している魔剣によって全て変わるせいで把握するこっちの身にもなって欲しい
『嵐』は剣から竜巻を発生させ、飲み込んだ物を全て切り裂く広範囲技だ。
「お兄ちゃん、意味が分からないよ」
「俺だって初めて使うスキルだ」
4階層に突入した。
カンストしてればキャリーは可能、キャリー相手のレベルに合わせたモンスターを狩らないとならない




