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Freedom Resurrection Online  作者: 零侶
2章 第二陣と王都防衛戦
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死闘2

アルトとタウラスの死闘は拮抗していた。それでも片腕しかないタウラスの方が優勢だった


「どうしたどうした、そんなものか」

「くっ」


アルトは攻撃を避けるか受け流して直接のダメージを防いでいるがHPはじわじわと減っていく


隙があればポーションを飲んでHPを回復させれるがその隙を与えてくれない、カウンターでダメージを稼いでいるがタウロスの猛攻が収まる気配がない そしてゲーマーに逃げるの文字はない


『シャドームーヴ』を使い、影に隠れながら移動する。その最中にポーションを飲み回復 ようやくタウロスの背後を取れた


『シャドーミラージュ』を使用、HP、TP、MPを半分使い、分身を作りあげる


「『飛龍斬』」


邪龍ゲージが完全に溜まり切ると全ての技に龍の文字が入った。飛龍斬は追尾性能が付いた飛斬で威力も大幅に強化されている

分身が『飛龍斬』を放ち、オリジナルはヒット&アウェイで攻撃を繰り返す。


「コザカシイ」


タウロスの身体から膨大な魔力が放出され、『飛龍斬』は全て掻き消された


「我が得物に屠られる栄誉を与えよう 来たれ、牡牛座 『タウロストマホーク』」


天からタウロスの2倍はある大きさのバトルアックスが地面に突き刺さった。

片腕のタウロスは軽々と持ち上げ、感触を試すかのように適当に素振りしてから構えた


「コレデオワリダ」


タウロスはアルトを真っ二つにするためバトルアックスを振るったが避けられたが風圧により、アルトが先程までいた場所は小規模だがクレーターが出来ていた。

再び、タウロスの猛攻が始まり、『シャドーミラージュ』の分身は胴体を真っ二つに裂かれ消滅した。

アルトは妖刀を鞘に収め、『魔剣コキュートス』を装備し大剣と戦斧の鍔迫り合いまで持ち込めた。

鍔迫り合いでもコキュートスによる冷気がタウロスにダメージを与えるが凍ることはなく、戦斧を手にしてから全ての攻撃が力押しだということに気づいた。

『シャドームーヴ』で距離を取った


「今度はこちらからだ」


コキュートスを戻しアルトは妖刀を鞘から抜く、邪龍ゲージは溜まったままのため邪龍ゲージを解放した。

すると妖刀を包むように黒い炎が出現した。

タウロスは警戒もせず真っ直ぐこちらへ突っ込んできた。


邪龍ゲージ解放状態ではないと使えない剣技を発動する


「『黒龍波』」


刀から黒い炎の東洋風の龍が飛び出し、タウロスに巻きつく黒い炎がタウロスを蝕み、ダメージを与える タウロスの力でも引きちぎれないほど強固だ


「『真名解放』」


邪龍之滅爪の形状は何も変化しないが黒龍之滅爪と名が変わり禍々しさが浄化された気がした。


「『龍剣技・龍葬焔斬』」


構えから一瞬でタウロスの後方へ、すれ違い様に2回の斬撃と火属性ダメージを与え、龍の獄焔で燃やし尽くす。


焼け焦げたタウロスは


「飲まれたか・・・我が倒れても11人の将がお前たちを滅ぼす」


と言って消えていきドロップアイテムとタウロストマホークが残された。


「あ~疲れた、またユニーク踏んだな」


そしてワールドアナウンスが


『ただいま、日本サーバーにおいてゾディアック12将の1人が倒されました。次回のイベントでプレイヤー側は有利になります。それでは楽しいFROライフを』


現在のアルトの状況はHP、TP、MPは残りわずか、ポーションは全て使いきり。料理はあるがHPを回復できる料理はない、寒さを数十分無効化する程度 薬草を使った薬膳料理は異常耐性を普通の料理以上に上げる効果だ

ケー5に通信するが山の上にいるため通信できない


「ギャウ?」

「何だ、お前?」


アルトは黒い生物と出会ってしまった。














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[一言] 黒龍波……もしや邪王炎殺……
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